金曜デモと映画「『知事抹殺』の真実」と佐藤栄佐久元福島県知事

(「5月の庭と憲法」に次いで2つ目です)

◎5月に入って最初の金曜日はこどもの日でした。この日のデモの様子をいつものように「特別な1日」さんのブログから。今回のタイトルは<映画「『知事抹殺』の真実」と『0505再稼働反対!首相官邸前抗議』>です。(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20170505/1493986505

タイトルの映画、佐藤元福島県知事の「『知事抹殺』の真実」に入る前に、安倍首相の憲法2020年施行の突然のアピールについても少し書いておられます。次に、4月29日にNHKのBSで放送されたドキュメンタリー『BS1スペシャル「雇用は守れるか〜アメリカ ラストベルトの労働者たち〜」』について内容を紹介した後のまとめ部分を引用です。

番組で描かれていることってまさに現代を象徴していると思うんです。アメリカでもフランスでも日本の地方でも同じことが起きている


80年代以降 世の中は、法律にしても税制にしても規制緩和にしてもお金持ちが有利な方向に進んでいます。お金持ちの所得税を減税して消費税を導入したのがその典型です。一方 政治家は必ずしも一般の人たちの側に立っていないし、99%の側が判る言葉で話しかけもしない。世の中があまりにも複雑になっているから仕方ない部分もありますが、一般の人たちは疎外感を感じざるを得ない。


人々に判り易い言葉で話しかけるのに長けているのは左右を問わず、ポピュリストやテロリストです。エリート、公務員、外人、大企業、宗教、人種などのせいにして連中は世の中の問題を単純化します。ポピュリストの言ってることは一理あることは多いですが、根本的なところは間違っているから問題は解決しない。彼らは自分たちの権力が目的ですから、嘘をつくことも平気です。(青字by蛙)

◎この日の二人お茶飲み話でも話題になったことですが、安倍政権の右寄り民主主義否定のトンデモナサは日本だけにとどまらない、アメリカでもヨーロッパでも、っていうのが不思議よね、結局、資本主義経済が行き詰まってるってことか…なんて話になっていました。

さて、私もブログで予告編を取り上げたものの未だ見ぬ映画「『知事抹殺』の真実」ですが、SPYBOYさんは:

福島県佐藤栄佐久知事が収賄容疑で逮捕された時は大きなニュースになったのは良く覚えています。しかし裁判も含めて、ボクはあまり関心がありませんでした。彼のことは全く知らないし、どうせ田舎の多選知事だろう、という意識しかなかった。311後 彼は原発に消極的だったから潰されたという話がささやかれるようになりましたが、ボクは事実関係も知らないので実際はどうなんだろう、と思ってました。そういうこともあってドキュメンタリー、それも当人の挨拶付きの上映を見に行ってきました。ボクは出来る限り現物・現場を見て判断しようと思ってるんです。(SPYBOYさんの写真で、舞台挨拶される佐藤氏)

ということで、元県知事佐藤栄佐久氏の挨拶と映画の感想をぜひブログで。

ということで、今週も#金曜官邸前抗議へ。お日柄も良く、連休の真ん中で人も少ないだろうと思いましたが、ボクは映画の時間を夕方にずらせば行けるので(笑)。やっぱり行ける人が行って声を可視化しないと。今日の参加者は主催者発表600人。連休と言うことで わざわざ地方から出てきた人もいたようですよ。(青字・太字by蛙)

◎最後に今日もプラカードの写真をお借りして・・・

●今日のコールは「地下鉄を止めるより、原発止めろ!」


●この人、伊丹十三の映画などに出ていた俳優の高橋長英氏。流行りの細いパンツを履いて皮のリュック姿です。背筋がシャキンと伸びて、発声がやたらと良い。姿勢もずっと変わらない。後でググったら74歳ですって。かっこよすぎ。良いものを見せてもらえました。(手前、見えにくいですが白髪の方。ブログにはよく見える写真も)

★SPYBOYさんの記事全文をぜひブログを訪ねて読んで下さい、こちらです:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20170505/1493986505
SPYBOYさんは、ブログで「先日NHK「境界の家 沖縄から福島へ・ある原発技術者の半生」で取り上げられた元技師の名嘉さんが 映画の中で『佐藤氏がまだ知事を続けていたら東電も津波対策をして311の事故は起きなかったかもしれない」といった、同じことは映画の推薦文で福島県出身の西田敏行も言っています」と書いておられます。
名嘉さんといえば、今も福島の富岡町で保守点検廃炉の事業に取り組んでおられる方ですが、元GEの技術者として福島原発を製造にかかわった一人として、「私は最高の加害者だ」「自分の墓はいらない。『ごめんなさい』という小さな石碑を立てて後ろに自分の名前を書いてくれ」と言った方です。(引用元:「ごめんなさい」という墓標 / 沖縄は前線基地 / 楔なて我身や世間に尽くさhttp://d.hatena.ne.jp/A0153/20170426/1493202364
そして山口県で、敗れはしましたが脱原発を掲げて知事選に立候補したこともあった飯田哲也氏も、推薦の言葉で書いておられます:「あの日」も佐藤栄佐久福島県知事のままであったなら。何度思ったか。東電の津波対策の先送りを許さず、メルトダウンも起きなかったかもしれない。人々の側に立って、国や東電と真っ向から闘っていたはずだ(引用元:今年1月29日の蛙ブログ)
原発推進から脱原発に変わった佐藤栄佐久福島県知事は、なぜ『抹殺』されたのか……「現実を直視せよ」の沖縄に次いで福島はもう一つの現実です:参考までに蛙ブログで取り上げた佐藤栄佐久氏の記事をならべてみます:

◇「昨年(2011)の佐藤栄佐久氏特派員協会スピーチ」(http://d.hatena.ne.jp/cangael/20121026/1351232745
◇「最高裁の判決を受けてのコメント 佐藤栄佐久」(http://d.hatena.ne.jp/cangael/20121024/1351063059
◇「翁長知事、国策捜査に気をつけて!(佐藤栄佐久福島県知事)」http://d.hatena.ne.jp/cangael/20150531/1433041166
◇映画「『知事抹殺』の真実」と週刊朝日佐藤栄佐久福島県知事、”現在”を語る」http://d.hatena.ne.jp/cangael/20161225/1482631599
◇『「知事抹殺」の真実』上映とアレコレ、そして泉田前新潟県知事の場合
http://d.hatena.ne.jp/cangael/20170129/1485649491