冬至の日の金曜デモとNHKスペシャル「激変する世界ビジネス’’脱炭素革命’’の衝撃」


22日、金曜デモの様子をいつもの「特別な1日」さんのブログから。今回のタイトルは、「『NHKスペシャル「激変する世界ビジネス’’脱炭素革命’’の衝撃」』(現代の日本クオリティ)と『1222再稼働反対!首相官邸前抗議』」。
◎本題に入る前のオリンピックの開会式のお話もとても興味がありますが、これはブログで是非。
タイトル最初のNHKスペシャル、最近、「陸王」を見るようになってからNHKスペシャルをチェックし忘れています。おかげさまで17日の番組の内容を知ることができました。

番組の内容はこんな感じです。
世界の潮流は地球温暖化対策だけでなく、ビジネスの面でも脱炭素の方向へ進んでいる。世界各国はビジネスチャンスと捉えているからだ。EUはもちろん、ウォール街の投資の流れは脱石炭に代わりつつあり、中国はエコ文明をうちだし脱炭素のリーダーを目指している。日本の強みだった自動車も再生可能エネの急激な価格低下に伴い急激なEV化が進んでいる。しかし、日本はその流れから取り残されている。

★詳しく内容を紹介されていますので是非ブログで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20171222/1513943307

今週 上海に出張に行った人に聞いたのですが、今 上海の都市部は電動バイクだらけだそうです。大気汚染対策もあるんでしょうけど、中国が国を挙げてエコ文明へのシフトを図っているのは本当のようです。電動バイクにしろ、EVにしろ、再生エネルギーにしろ、今のうちに手を付ければ、ビジネスチャンスは世界中に広がります。先週もご紹介した『原発固執していると日本は没落する』というアメリカの著述家でメルケル氏のブレーン、ジェレミー・リフキン氏の言ってることを見事に裏付けていました。


◎先日、最終ヨーガの後のランチの席で話題になったのが中国と日本について。先生の娘さんは、中国人のビジネスマンと結婚されていたので、つい最近まで上海に住んでおられました。母親である先生は、何回となく中国と日本を往復されていたので、先生から聞く生の中国情報によって、私たちはメディアで流されている中国とは違った中国の様子を知ることができました。
ずいぶん前から強調されていたのが、反政府の言動は厳しく監視されているし、弾圧は怖いが、それ以外は日本よりはるかに規制のない自由な社会ということでした。バッグに中国に関する本を入れていて娘さんから注意されたとか。そして、現金を持たない生活やインターネット、スマホの活用は日本よりはるかに進んでいるというものでした。口癖のように日本は遅れてる、遅れてると仰っていました。
先日、民放番組のコメンテーターが、中国でビットコインが流行っている理由を、中国人はお札やコインの扱いが下手で汚くて触るのも嫌なぐらい。その点、日本人は丁寧に扱うので現金を触ってもなんとも思わない。日本の良さは残しましょうというもの。ピントがズレてはいませんか…と思いながら背中で聞いていました。アレレ!横道にそれすぎました。

再生可能エネだけじゃありません。同じく上海ではレストランに『現金使えます』とポスターが貼ってあるレストランがあったそうです。それだけ現金が少数派になりつつあるなりつつある。電子マネー/電子決済が全て良いとは思いませんが、店にとっては両替や支払いなどの事務の手間は減ります。それだけ生産性が上がります。


日本の労働生産性G7で最低、OECDでも下から数えた方が早いそうです。その原因の一つは小売業やサービス業の生産性が低いため、と言われていますが、こういうところで既に、差がついているわけです。

そして、その結果:

結局 今 日本人が直面しているのは『現実を直視しないために世界の変化に取り残されつつある』ということです。再生エネ、原発、産業構造、少子高齢化、地方の衰退、全てそうじゃありませんか。これこそが現代の日本クオリティですよ。例えば 少子高齢化だって保育所は作らない、女性の社会進出を助けない、男は家事はしない。それじゃどうにもなりません(笑)。

◎もう結論は言わなくても…衰退する日本・・・ですね。
この辺も是非SPYBOYさんのまとめをブログで。


ということで、今週も官邸前抗議へ #金曜官邸前抗議
今日の午後6時の気温は9度。朝のことを考えると暖かく感じます。今日の参加者は700人

◎ここでは、関電の大飯原発1,2号機の廃炉決定が取り上げられています。
SPYBOYさんが、書いておられるように、関電の廃炉の決定は安全性を考えてのことではなくて、あくまでも経費、お金の損得勘定です。企業はそれでよいのですが、大きな方向としてみんなが幸せになる方向で利益を上げていってほしいと思います。軍需産業のように破壊と殺し合いでお金を儲けるのは不経済(変換ミスで『不敬罪』が出てきましたが人類に対する不敬罪で、間違ってないかも)ですね。
その点、今回の関電の決定は、40年経過した老朽原発をだましだまし、安全基準を満たしながら運転する経費を天秤にかけたわけです。廃炉も解体に1100億以上、30年かかるとか。
ところが政府は再稼働を後押ししていますので、関電は美浜原発4号機の建設を検討しているそうです。原発による発電があらゆる意味で不経済だということになれば、いくら政府の後押しや補助金が出ても、やめる方向に向かうでしょう。その意味で、関電の電気を買わない(今年わが家もその一軒に)人たちが急増したのは響いたのではないかと思います。新設なんてとんでもない…という方向になればよいのですが。

★★★さて今回も考えるヒント一杯のブログをコチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20171222/1513943307