NFL PLAYOFF ディビジョナル

ミネソタ・ヴァイキングス 34−3 ダラス・カウボーイズ

 “鉄人”ブレット・ファーヴヴァイキングスがホームにカウボーイズを迎えてのプレーオフ初戦。序盤から目立ったのは、両チームのディフェンスライン。突破力あるラッシュを仕掛けて互いのQBにプレッシャーをかけていく。
 しかし、プレッシャーのかかるプレイとなれば俄然輝き出すのが流石の大ベテラン、ファーヴはギリギリの状況でも最も効果的なプレイでヤードを積み重ねる。一方カウボーイズのQBロモは、敵陣まで運んでおいてパスが通らなかったり、サックを受けたりとディフェンスにしてやられる。キッカーの不調かFGも3アテンプト中1本しか決められず、0TDで3点とほぼ完璧に押さえ込まれた。QBロモはそこそこの獲得ヤードはあったもののTDを奪えず、1ゲーム6サックと惨憺たる成績だった。ヴァイキングスはジャレット・アレンを筆頭に強力なディフェンスラインの活躍が、次のセインツ戦でも期待される。オフェンスでは、RBエイドリアン・ピーターソンのランがなかなか進めない場面が多く見られた。カウボーイズのランディフェンスが良かったこともあるが、ピーターソンのランはファーヴのパスの裏択としてヴァイキングス攻撃の柱。セインツ戦では素晴らしいランを見せてくれることを期待したい。QBファーヴは4TDパスを決める無双状態。セインツのQBブリーズとの熱い投げ合いを期待してもいいだろう。