解読不能な文字


ポル語の理解を難しくしているもののひとつに、ブラジル人が書く文字の
読みにくさがある…
いや、読みやすい字を書くブラジル人も多いと思うんだけどね、
コイの幼稚園から出されるお知らせ文の文字がもう、ほんとに解読不能なのです。

こんな調子。よ、よめますかみなさん???
一応、アルファベットはほとんど英語と同じです。ときどき文字の上に記号が付くけど、
基本的に大文字も小文字も英語と同じ姿をしているはず…。
なのになんだかアラブ系の文字みたいにひょろひょろしているよー。

ちなみに上の文章。
Ingres - inicio marco 2006
aulas 3as e 5as
Custo mensal R$25,00 + livro
Criancas a partir de 3 anos

最初のくだりは、このように書かれております… 
読めないでしょ〜?
要するにこれは、新年度にはじまるおけいこごとの案内なのでした。

英語− 2006年3月開始
    おけいこは火曜と木曜
    月謝25へアイス + テキストブック代
    3歳以上の子が対象

このように書かれております。


最初にこの文字を見たときは冗談かと思ったよ。a なんだか o なんだか、
はたまた e なんだかわからないような…丸い小文字に泣きそうになった。
辞書をひいて単語を調べる前に、まずは文を解読しなければならないんだから
そりゃもう時間がかかるかかる。


幼稚園に通い始めてかれこれ4ヶ月。
この文字(おそらく園長のマリアが書いていると思われる)との付き合いも4ヶ月。
さすがに解読にも慣れてきましたよ。文脈からなんとなく推測できるようになったしね。


ところで、こちらでは曜日を数字で示すことが結構多い。
だいぶ慣れたとは言え、今でもついつい指折り数えてしまう。


ポル語では月曜日が「第2曜日」を意味するセグンダ(セカンド)フェイラといい、
火曜が第3でテレサ
水曜が第4でクヮルタ、
木曜が第5でキンタ、
金曜が第6でセッサ、
土曜はサバド、日曜はドミンゴ…という。
キンタ、と言われるとついつい「キンヨウビ」を連想してしまうよ。キンつながりで。
セグンダはセカンドだから、月曜から数えて2番目…火曜かな、と連想しちゃうのだ。

メイドインブラジルの日本調味料たち


この街に来て驚いたことのひとつに、日本食材の豊富さがある。
リベルダージの丸海(まるかい)やカーザブエノといった食品スーパーは
私の田舎(北海道北部)の小さな町のスーパーよりはるかに充実した品揃えだ。
ぜひ店内の写真をお見せしたいところだが、この店、いつもいつも混んでいて
とてもじゃないけど写真など撮る余裕なし。それ以前に普通は店内撮影は禁止よね。


ここで私は醤油や味噌などの調味料関係をどっさりと仕入れる。
日本から輸入されてきたヤマサやキッコーマンの醤油、カネサ味噌、
キューピーのマヨネーズなどももちろんあるけれど、日本の3倍くらいの値段だから
私はついつい安いほうのメイドインブラジルを選んでしまう。
ブラジル製の醤油なんて、びっくりするくらい種類が豊富なのだ。
サクラ醤油、東山醤油、日の丸、破天荒…などなど。
日本食レストランに必ずあるのがサクラ。しかもライトとかプレミアムとか、
種類もいろいろ。
我が家が現在愛用しているのは、その名も荒々しい「破天荒」。うすくちもあるのだ。
いくつか使ってみたけど、日本のと比べて特にまずいわけでもないし、
どれが特別おいしいのかもわからない。お刺身にかけて醤油自体を味わう、ということを
まだしていないからかな。料理に使う分には、どれも十分だと思う。
ちょっと甘味が強いかな、という気はしなくもないけどね。



みりんや料理酒は「東麒麟(あずまきりん)」というメーカーのもの。
ここでは清酒醸造していて、結構おいしいらしい。
味噌はShiro Misso と東山味噌。ちなみにMissoと書かれているけどミソと発音します。
sがひとつだけのMisoと書くと、ミゾ、と濁って発音されるのだ。
このシリーズには、赤味噌もあるけどまだ未挑戦。


もともと、何でも割とおいしく感じてしまう安上がりな味覚の持ち主なので(笑)
ブラジル製だって結構おいしいじゃん!と言いながら使ってます。
ちなみに醤油1リットル、キッコーマンだと約700円くらい。
メイドインブラジルだと、約250円くらい。だいぶ違うよね。