誰にも会いたくない顔

金曜。この日はスパイダーマン家を発ち、
環状線をぐるっと回って、芦原橋とゆー少しマイナーな駅に、私は初めて降りた。駅前にケンタッキーと白木屋があるだけで、あとは静かな住宅街やった。
錆びれてて古くから在るよーな味があるし、空気もキレかった。暗く、少し死んだ感じの雰囲気がいい。踏み切りもあるし、ナイス。

芦原橋から大正まで歩いた。境目の川を渡り、大正駅側出たとたん、街が賑やかに栄えてたのでビックリ。
時間も遅かったんで、噂の沖縄まちはその日はあきらめた。
途中、手づくりダイニング『jojo』とゆー店があった。外からチラッと観ると、店内に石仮面が飾ってあったような.....雰囲気はした。

それから大正〜難波までを歩こーと、道路に沿ってると、「汐見橋駅」を偶然発見。
汐見橋駅は壊れかけの会社(?)、みたいな廃れた感じの建物の中にあって、かなりこじんまりしたちっさい駅。思わず切符を買った。
きっぷ販売機は一台。。噂どーり、電車は30分に1本間隔。。しかも2車両だけ。ホームの屋根は木造で、レトロなベンチが並んでる。。

すごい、都会にこんな、田舎より田舎な電車があるとは。。なんてオシャレ!
そこの一番よかったのは、乗客が少ない。しかもみんな、死んだ感じのグレーな空気を放っているところ。静かでとても落ち着く。

南海しおみはし線、隔離された別世界。都会の中の憂鬱。そこは負の空気に包まれていた。
それから南海でなんばまで帰った。一人旅の一日でした。