Hatena::ブログ(Diary)

cardrivegogoの日記

2017-11-15

真面目になったVWのディーゼルがいよいよ日本に導入されるらしい。




アルテオンの戦略がすごい

  550万円のゴルフRと同じエンジンを積んだアルテオンが同じく550万円なんて!!なかなか弱気な価格設定を見せているVWです。5m級の立派な高級セダンが突然に投入されましたが、クラウンやレジェンドもすっかり高くなったので、ビジネス/フォーマルな用途だけを考えたら全然アリな感じもしますけどね。マジェスタユーザーなんかの乗り換えにちょうどいいのでは!?同等のAWD&280ps(2Lターボ)を備えるジュリア・ヴェローチェは597万円ですから、スバルを除けばコスパも2Lターボの日本市場では最強レベル。そもそもキャビンが狭苦しいWRX・S4とは全く車格が違いますから。

  例の事件の影響で、イギリスでは約3分の2のVW&アウディ車が無償修理の対象になるみたいです。これらは全てディーゼル車が対象ですから、VWの右ハンドル市場向けモデルは、現状のところイギリスと日本でまるでエンジンが別物です。早くこれらを統一すべく日本にも修理の必要のない新世代ディーゼルを積んだVWが年内にも導入されるようです。「VWディーゼルがやってくる!!」果たして日本市場はどんなリアクションになるのか!?「まだまだ禊は済んでないぞー」という厳しい意見もあれば、「VWのディーゼルに乗りたかったわ」という好意的なものもあり、そして「この一件で懲りたはずだから、大反省価格で買えるチャンス!!」なんて現実的な人も。意外にも北米市場ではアルテオンはまだ未発売なのですが、4ドアクーペの『CC』が2Lターボ200psで34000ドル(パサートは2Lターボ174psで22000ドル)なので、アルテオンがアメリカで発売されるとしたらベースグレードが35000ドル、Rラインが40000ドルくらいか!? そうだとすると日本価格ともかなり接近しています。これはお得だ。

  新開発のTNGA(おそらくFR車用の共通プラットフォーム!?)となって年明けに発売される新型クラウンに先んじて、MQBのアルテオンがタイミングを見計らって慌てて出てきたようなスケジューリングです。クラウンが正式発表する前に仕掛けてシェアに割り込もうという狙いなのでしょうか。これ千載一遇のチャンス!?なぜならクラウンの次期モデルも現行とあまり変わり映えしない3BOXの至ってフォーマルなセダンスタイルを貫くクラウンに対して、同じタイミングで発売されるレクサスLS欧州/アメリカで流行のハッチバックスタイルへと大きく変化するからです。

この辺も業界の「銭ゲバ」トヨタらしい戦略なんですけども、クラウンユーザーをLSへ誘導しようという意図が感じられます。LSのスタイルが大きく変わるタイミングでクラウンのFMCを無理やりねじ込んできました。ポルシェもメルセデスもアウディも「ハッチバック」スタイルが高級4ドアの流行スタイルになっている中で、見栄っ張りな日本市場の高級車好きなクラウンユーザーをLSへ囲い込んでいくつもりでしょうけども、そこに横槍を入れる化のように、最先端のハッチバックスタイルであり、550万円という魅惑の価格のドイツ・サルーンが登場。なんともタイミングが良すぎる。トヨタとVWの攻防戦の結末はどうなるのか!?

DCCはVWの味方になるの!?

右ハンドル英国市場のアルテオンは、ディーゼル(2Lターボ)が3スペック存在していて、およそ150ps、190ps、250psと分かれていますが、250psの走りはなかなか強烈そうです。果たしてこの中のどれが日本に入ってくるのか!?150ps/190ps版にはFWDのモデルもありますので、価格もさらに抑え込めるはず。ガソリン車の190ps版2Lターボのベースグレードなら、新型クラウンのボトム価格と予測される400万円に近い価格設定が予想されます。いよいよVWが全ラインナップでトヨタと同じ価格で同じ車格のクルマを売るようになるのかな!?すでにゴルフやポロはトヨタ車といい勝負の価格設定です。

現在のところは「Rライン」のガソリン280psのみの日本導入ですが、このグレードには「DCC」という可変ダンパーシステムがついてきます。走行モードがタッチパネルで選択できます。意図的に低いギアを使うエンジンとミッションのプログラムを弄る機能は、ゴルフにもデフォルトで付いてますし、すでに1990年代のトヨタの小型車にも標準装備でしたけども、ダンパーの特性を変える「DCC」はゴルフではオプションになります。

BMWがF30系3シリーズのMスポに同様の機能をつけています。何度も試しましたが、正直言ってどれを選んでもシックリ来なかった。一番ハードなものにしても案外フワフワなんですよ。あくまでダンパーだけしか変えないですから、バネレートは変わりません。BMWも下級モデルだからとわざわざ自社開発もせずに、指定のレートで可変できるものを発注し、中小サプライヤーから調達したものをそのままポン付してます。お世辞にも上手くいっているとは言い難いです。レクサスも最近になってFスポに可変ダンパーを入れました。ドイツザックスダンパーに変わったのが契機だったみたいですね。

どれだけ同意してもらえるかわかりませんが、可変ダンパーを使うとしたら、比較的に安定姿勢が取りやすいFRよりも、荷重移動が多く、ボデーも軽めなFFベース車の方が効果的じゃないかを思います。つまりBMWやレクサスよりも、アルテオンのような設計のクルマにこそ欲しい機能じゃないかと・・・。ただし乗ってみた感想では、BMWと同じで、スポーツを選んでもスパルタンな方向にはなっていないです。ちょっと気分が変わるかな!?くらいの変化でした。これぐらいだったらDCC無しの廉価グレードでもいいかな。メカ好きな人には納得かもしれないですけど、走りが好きな人にはまだまだ不要な機能ですね・・・。



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2017-11-11

ゴールデン・ステアリングホイール2017という企画で見た英国メディアのスマートさに感動。

  英国の某ネットカーメディアが「ゴールデン・ステアリングホイール2017」を発表しております。ベントレーとかいう見掛け倒しなボンクラを許容する英国がハンドリングの世界一を決めるってどんな冗談だよ!!と英国人なら笑い飛ばすんですかね。まあ日本のカーメディアが選んだところで、「トヨタっていうクルマに似た乗り物が大人気な国の連中に何がわかるの!?」って言い返されるでしょうし、ドイツアメリカも状況は似たようなもの・・・ハンドリングにこだわりを持っているのはイタリアくらいかも。

  カーメディアのアワード企画か〜・・・もう嫌な予感しかしない(カーグラフィックの醜態しか思い浮かばないや)。あまり穿った見方はしてはいけないです。欧州では日本以上に自動車メーカーによる「自作自演」な「演出」が、しばしば不祥事と結びついて問題になっているんだそうですね。ドイツは相当きな臭いことになっているらしい。しかし欧州ではメディアも視聴者も一枚上手で、汚い手段を使うメーカーが特に嫌われているわけではなく、メディアとつながりを持つ業界なんてだいたいそんなもんだ・・・くらいに大らかに構えているらしい。警察がオレオレ詐欺を撲滅する為に人員をたくさん割いて、税金で啓発キャンペーンをやっている過保護すぎる国とは全然違うってことかな!?

  予感的中!!案の定ですけども、某ドイツ系グループのクルマが大半の部門を占めています。6部門の授賞車は・・・
[スモールカー部門] オペル・アンペラE
[ミッド&ラージカー部門] VWアルテオン
[コンパクトSUV部門] シュコダ・カラク
[ラージSUV部門] アウディQ5
[スポーツカー部門] ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリズモ
[ビューティフルカー部門] アストンマーティンDB11
最後のビューティフルカー部門ってなんだよ。無理やり英国車を押し込みたいだけなのか!?

  アンペラEやカラクは大衆モデルで価格もそれほど高くなさそうですが、そんなにハンドリングがいいなら日本に正規導入して欲しいかも。アンペラEが競り勝った相手は、シビック、フォード・フィエスタ、ルノー・ゾエなど。どれもハンドリングに関しては多方面から評価されている有力モデルばかりなんですけども、ドイツ・オペルが手がけたピュアEVはそんなにレベルが高いのか?さらにこの部門には日産リーフ、BMWi3もエントリーしていたらしいですけど、シボレー・ボルトの兄弟車であるこのアメリカ由来のEVに日独のエースが負けちゃうのか。まあボルト/アンペラはすでに航続距離が新型リーフと同等の400kmに達していてとても優秀なピュアEVらしいですが・・・。

  VWグループのチェコメーカー・シュコダのカラクは、MQB使用のSUVです。簡単にいうとVWティグアンの兄弟車。車格はエクストレイルやCX5みたいなモデルです。数年前から欧州ではこのクラスのSUVが流行っている見たいですけども、今年はめぼしいライバルが居なかったのか!?いやいや日本で不思議と絶賛されていたあのトヨタC-HRがいます。そして期待される三菱エクリプスクロスもすでにエントリーされていました。トヨタ、三菱といった欧州でも実力が認められている日本メーカーが「走り」にこだわって作った最新の勝負モデルが歯が立たないとは、シュコダってすげーメーカーなんですね。VWティグアンでは日本勢のSUVに対してちょっと分が悪い気がしたんだけども。

  アウディQ5は、ポルシェ・マカンと兄弟車ですからねー。まあ素性がいいクルマですけど、ボルボXC60やアルファロメオ・ステルヴィオよりも高い評価なんですねー。ボルボもアルファロメオも、Q5/マカンを倒すための4輪DWB導入だったんですけどねー。・・・ん?この選定はドイツフランスイギリスのユーザーによって決定していますって書いてあった!!そしてイギリスだけの評価だと、ラージSUV部門はプジョー5008なんだってさ。え!?あの3列シートがトップになるの!!

  他の部門にもそれぞれ「イギリス単独選出」ってのが書いてあった・・・
[スモールカー部門] ホンダ・シビック
[ミッド&ラージ部門] BMW5シリーズ
[コンパクトSUV部門] シトロエンC3エアクロス
[ラージSUV部門] プジョー5008
[スポーツカー部門] ホンダNSX
[ビューティフルカー部門] アストンマーティンDB11

  なるほどイギリスだけの選出の方が自然な感じがするかも。やっぱりキビキビ走るブランドの代表格といったらBMWとホンダだろうし。そもそもアワード!!ってことで大賞を決めておいてから、小さくイギリス単独選出なんてわざわざ書いているのだろうか? これまた穿った見方かもしれないですが、今時のカーメディアの処世術ってやつですかね。メーカーにもユーザーからも信頼されるメディアになるためには、頭使わなきゃいけないんですねー。





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2017-11-08

EVシフトの大号令が意味することは!?

「EVシフト」という大風呂敷

  なんとも奇妙な「言葉」が自動車業界の未来を暗示しているかのように飛び交っています。NHKスペシャル東洋経済のみならず、若者を中心にリベラル系知識人として支持を得ていたホリエモンやひろゆきといった人々まで、誰に指示されているのかわかりませんがメディアで意見を発信していました。奇妙だなと思うのは、どのメディアでも同じような結論になること。

  まるで21世紀には人類は空飛ぶクルマを乗り回して地球上を闊歩し、余暇には宇宙旅行に行くんだ!!と誰もが思っていた1980年代の「予測」とは裏腹に、80年代のクルマこそが素晴らしいと崇めて、最近のクルマはダメだねー・・・と嘆くしかない21世紀がやってくるなんて誰が思ったことでしょうか!?そして気概のなくなったメーカーは80年代の名車のオマージュドヤ顔で発売したり、東京モーターショーに並べたり・・・。

  1997年のプリウス発売の時には誰も「ハイブリッド・シフト」なんて言葉を誰も叫ばなかったはず。2011年のアクア発売までハイブリッドが日本市場の主流になるなんて思わなかった。アクア誕生までハイブリッドとは「デザインがダサいクルマ」くらいにしか認識されてなかった。ダサかった初期のハイブリッドに対して、アメリカメーカーが熱心に作るEVは確かにかっこいい。先代リーフや三菱iミーブはやっぱりダサかったよなー。つまるところ変革のためにはまずは「見た目」。そして結局のところは『EVシフト』という言葉はある種のアジテーションであってある種のメッセージだと思う。みんなトヨタが嫌いですよー。それくらいの意味なのかもしれません。


トヨタによる日本支配は嫌だ!!

  トヨタの繁栄は安倍政権みたいなものです。確かにトヨタが強ければ日本の自動車産業自体は非常に安定する。日本の数あるサプライヤーの価値を世界に認めさせているのがトヨタ車なわけです。しかしトヨタの一強体制が日本市場を大きく歪めているのもまた事実なんだと思います。最近の日本車が高いと感じるのもトヨタの戦略によるところが大きいです。スライドドアのミニバンに400万円を当たり前に払う国っておそらく日本だけじゃないの!?知り合いが日産セレナの460万円の見積もりを持ってきた時はびっくりしましたよ。このクルマが5年後に50%の230万円で売れる可能性は限りなく低いと思います。輸入車並みのボッタクリじゃん。

衆院選安倍政権を止めようと思った人は少なからずいたはず。11ある比例区自公が50%超えたところは1つもありませんでした。つまり国民の過半数は安倍一党独裁に少なからず疑問を感じていたわけです。日本におけるトヨタの市場専有率も40~45%程度。安倍政権の得票率と大体一致します。40%台の支持で3分の2を超える安定多数を確保できる仕組み。ここにメスを入れなければいけないと誰もが感じているけども、そこまでの当事者意識もないのです。非常にぬるま湯な日本社会。結果的にトヨタは40%台の販売で、日本メーカーの利益の3分の2以上を稼ぎ出していて、他は日本単体で黒字を維持するのも厳しい状況・・・。

「EVシフト」という流行語は「安倍やめろ」とほぼ同じような意味合いの市場からのガヤです。確かに影の力をちらつかせて官僚をことごとく手中に収める安倍首相の政権運用能力は非常に高いと思います。小池さんや枝野さんでは絶対に真似できない。だって怖いじゃないですか安倍首相に睨まれたらどんなキャリアでももう「死に体」ですから。同じようにトヨタも「技術」を利益に還元する能力が他社に比べて圧倒的に高いです。系列サプライヤーが優秀なことは確かですが、トヨタ単体でもホンダやマツダをはるかに上回る研究開発費を毎年計上しています。


トヨタの繁栄によって失われるもの


  ホンダ、マツダは目下のところ、北米IIHS、ユーロNCAP、JNCAPで圧倒的な成績を残す「世界の2トップ」ですが、トヨタよりもやや理想を追うところがあって、利益率もしくは安定的な収益性という意味では格付けが数段落ちます。これは私の独善的な判断ですけども、ホンダやマツダは自らの理想を具現化しようとし過ぎていると思います。しかしその「愚直さ」がこの両社の魅力であり、それ故にこの両社のクルマが世界の頂点を占めているわけですが・・・。

  それに対してトヨタは徹底的に「愚衆」を研究しています。おそらくホンダやマツダにとっては弾力性のない「ぬるま湯」日本市場は合わないと思っているはず。高性能車を出しても反応は限定的です(あるだけマシ?)。故に80年代から意図的に海外市場へシフトしています。しかしトヨタはその「ぬるま湯」市場のユーザーさえも徹底的に研究しているのです。カーメディアのジジイどもが「80点主義」と断じる根拠は、トヨタ自身が真っ当な判断の元に「過剰品質」を嫌うからです。利益に還元されない投資は「悪」なのです。しかしそれは1メーカーの経営判断としては正しいと思います。

  当たり前のことを書きますけども、ユニクロにしろマクドナルドにしろ、新興成長企業の多くは「一企業の経営判断」として最適化を行った結果、意図的にある種のノイズを市場で発生させています。努力を無駄なく「利益へ還元」するためには、一定割合の「絶対に利用しない」ユーザーを生むことが不回避なわけです。もちろんライバル他社の基盤を徹底的に破壊しますから、市場全体もボロボロになります。


トヨタという重力が日本市場を歪ませている!?それとも・・・

  「80点主義」という絶妙なさじ加減は、圧倒的に研究開発を積んだメーカーにしかできません。VWやルノーの「60点主義」では全くお話にならない(60点が好きという奇特な方もいるようですが)。投資を怠ってきた「実力不足」以外の何者でもない。一部のカーメディアはVW&ルノーを95点だと思っているようですけど、この両社の日系サプライヤーへの依存度はもうごまかし効かないくらいですけどねー。そして本当に95点のクルマが作れるならば、アメリカで勝っているはず。

  「EVシフト」と世界中が叫ぶことで、結果としてトヨタの支配が弱まり、トヨタよりもハイスペックなメーカー、あるいは実力不足のメーカーにも21世紀を力強く生き残るチャンスが湧いてくるのか!?・・・いやいや、やはり安倍さんのように「総理になる資格」を持つ人間にしかそのチャンスがやってくることはないと思います。その資格があるのは・・・小泉進次郎さんくらいか!?霞ヶ関の悪徳代官を軽く締め上げられるくらいの人物でなければ総裁選に出ても無駄。万が一総裁になれても安定政権は築けないですから。いくらEVシフトでひっくり返ったとしても、VWやルノーでは・・・岸田、石破に過ぎない。トランプやドゥテルテが眩しい!?それはアメリカフィリピンが「まった無し」だから。

  当たり前のことですが、インフラも何もないただの「理想」に過ぎないEVシフトは絵に描いた餅です。強硬に推し進める欧州各国の議会はペテン!?いやいやどの国も現行の非PHVのプリウスを排除した内容にはなっていないです。でもこれを機会にトヨタ支配に「風穴」を空けたい!!その想いでまとまったアンチ・トヨタ票が、事情通も無知も一緒になって「EVシフト」の大号令なんでしょうね・・・。そんな願いとは別に、ユニクロマクドナルドのようにどこかでトヨタも「自爆」を迎えるのではないか!?と予想しております。「GR・HVスポーツ」とかいう独創性の全くない、デジャブでしかないデザインを得意顔で出してくる「ゆるゆる」な姿勢・・・愚衆をなめるな!!




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2017-10-16

フランス市場で売れなくなってきたドイツ車。

  日本市場で相変わらずに大人気のドイツ系ブランド。一時期失速気味だったVWとアウディも徐々に販売が回復して、輸入車ブランド別販売台数において「4強」体制を盤石なものにしています。あれ!?最近のドイツ4強ブランドで、少しでも『ハネた』クルマは何かあったっけ!?ってくらいにお寒い状況なんですけども、ブランド力は健在でその勢いがなかなか止まらないです。

  9月も4ブランドで2万台。ドイツブランド同様に覇気がない日本メーカーへの「アンチ票」が、全体の10%程度は出ているようですが、日本車と同じ感覚で購入できて、右ハンドルやクセのないミッションと広域サポート体制などを総合的に判断すると、輸入車の中ではドイツ4強のディーラーに足が向くんでしょうね。そしてやってきたお客を一気に仕留める破格の値引き。メルセデスやBMWは間違いなく日本車よりも値引き幅は大きいですね。

  アウディとVWが劣勢を挽回するためにいくらか新型モデルを投入しましたが、メルセデスはEクラス、BMWは5シリーズを投入した後は大きな動きもなく、マメに送ってくるDMも限定モデルのご案内がほとんど。1.5Lの3シリーズと、1.6LのCクラスを特別パッケージでご提供しますよ!!などなど。

  欧州ではルノーのフラッグシップ・タリスマン(EクラスサイズのFFセダン)が1.2Lターボ(136ps)で走っているそうですが、まだまだ『排気量信仰』が根強い日本では、さすがのメルセデスやBMWも相当に苦戦しているようです。1600kg近い3シリーズを136psで引っ張るってさ、山岳地帯に行ったらどーなるんだろう。低負荷の加速で走れる街乗り仕様なんだろうけど、BMWはどんなステージでも夢中になって走れるのが魅力なんじゃないの!?

  数年前までフランスでよく売れていたのは、中国市場を追い風に断然に勢いのあったVWでした。しかし日産ジュークが口火を切った小型SUVの導入競争に完全に乗り遅れた影響で、今ではルノーやPSAのシェアが高まっているようです。ルノーの主力モデルといえばルーテシア(クリオ)とキャプチャー。どちらも日産との共同設計によって生まれたモデルで、それぞれベースはノートとジューク。日産譲りのエンジン&衝突安全性能がフランスで認知されたのか!?それとも「ルノーの実力」として認められているのか!?わかりませんけども、とにかくフランス市場では「小型車では世界最高!?」とか思われているようです。

  もうVWゴルフは古い!!ルノー・クリオのフランス仕様はなんと「夢のコラボ」が実現しています。日本向けのルーテシアは、日産のシャシー&エンジンに、日本のエンスーが大好きなゲトラグ製DCTが搭載されています。ゲトラグといえば、ランエボ、BMW・M3/M4などのパドル制御のスポーツミッションとして2000年代後半に話題になりました。これがフランス仕様では、フランス自動車産業による「国威高揚」の旗頭へ!!との願いがこもっているのか、敵国ドイツサプライヤーのゲトラグではなく、同盟国日本のアイシンAW製が使われているそうです。

  ボルボやMINIですっかり欧州車の定番ミッションに定着したFF横置き用6AT。ZF8AT&2Lターボの320iに対して、横置き化した2LターボにアイシンAW6ATを使った「MINIクーパーS」のドライブフィールの良さは、かなり印象に残っています。トヨタ陣営のアイシンAWですが、ライバル陣営ルノーだけでなく、中国向けVWゴルフにも搭載されるなど、欧州メーカーへの浸透を深めているようです。日産とトヨタの「夢のコラボ」です。

  「フランス車は逆立ちしてもドイツ車には勝てない!!」・・・と信じきっている日本のユーザーのマインドを変えられるかどうかはわかりませんが、日本市場でも一気に評価が高まりそうなフランス車が増えてきました。その1台であるシトロエンC3は、岡崎五郎さんが愛車にしたとか、この人は以前もRC-Zに乗っていたからPSAと癒着があるのかもしれないけど。ちょっと前のベストカーの最強コンテンツである『エンスー解放戦線』でも取り上げられていて、渡辺敏史さんが88点つけてた。これランボルギーニと同等の高評価です。

  そして新たに発売されたトゥインゴGTと改良型ルーテシアRSもいい感じです。『シビックtypeRなんてもういらねー!!』と450万円に到達した価格にややイジケ気味になっていた『走り』が好きな人々を、捕まえそうな絶妙な価格設定になっています。トゥインゴGTが224万円、ルーテシアRSが284万円。日産NISMO、トヨタGRと並んで日本市場に「ホット」文化を伝える「スポーツチューナーブランド」として根付いて欲しいです。

  他にもプジョー3008/5008や、ルノー・カジャー。さらにPSAではすっかり「ブルーHDi」グレードによるディーゼルが定着しました。508GT・ブルーHDi(434万円)は4.8m級のDセグセダンですが、欧州ブランドのディーゼルでは最も素直なハンドリングで、これの試乗車落ちが300万円程度でゴロゴロある。KムリやAコードとは全然違うし、AテンザXDよりも「走り」は上、騒音はややひどいけど。ドイツブランドのディーゼルとどちらがいいか?エンジンだけならBMWがいいかもしれないけども、クルマのバランスは確実に508GTの方がいい。

  駄作が続くドイツ勢と、佳作が揃うフランス勢。クルマ音痴のじじいはドイツ車乗ってればいいさ。若者はフランス車がオススメです。かっこいいし、オシャレだし、Aウディなんかに乗るよりもよっぽど「輸入車」って感じがする!!しかも価格もお手頃だし。そろそろ日本市場でも地殻変動が起こってもいい頃じゃないでしょうか!?




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2017-10-04

250万円で買うなら、86か?87か?

 もちろんスポーツカーのハナシです。クルマの価格が高過ぎる!!という意見をあちこちで聞きます。確かにバブル期の日本メーカーの指標が「一般家庭向けは300万円台まで」だったことを考えると、景気後退で将来が不透明な日本市場では、400万円台に突入しているモデルはやはり割高感がありますね。やる気があれば学歴やコネが無くても現場に飛び込んで手取りで50万円くらいすぐに稼げたバブル期で300万円台までなら、現在の給与水準では250万円くらいが「限度」になっている気がします。全グレードが250万円を超えるモデルのヒットは難しいか?というと、C-HRやレヴォーグなど一部にかなり健闘しているモデルもあるので一概には言えないですけども・・・。

  新車価格はやや抵抗感がありますが、中古車価格はモロに景気を反映しますので、状態のいいクルマが250万円くらいでかなり幅広く手に入ります。憧れのスポーツカーもだいたい買える。NDロードスター、S660はもちろん、BMW・M3(もちろん型落ち)、シボレーコルベット、RX8、ランエボ、S2000、シビックtypeR、WRX・STIなどなど。車体250万円と維持費(駐車場ガソリン別で年30万円くらい)さえなんとか負担できれば、好きなクルマが手に入ります。

  選択肢が有りすぎる!!ってのもなかなか面倒なものですねー。中古車なんて一期一会ですから、どんなカーライフが待ち構えているか!?なんて素人にはなかなか想像もできません。それでも各メーカーがコスト度外視で仕立てたスポーツモデルを格安で手に入れるのは大きな魅力です。故障に強いスポーツカーにした方がいいかも!?と思う人にオススメなのが、「86」と「87」です。どちらも非常に耐久性に定評があるブランドのスポーツカーです。

  「86」はもちろんトヨタ86です。2012年に発売されたスバルBRZと共通設計の国産スポーツカーです。このクルマの設計上の特色は、スバルWRXをFR化してホイールベースを80mm縮めて2570mmとしています。デビュー直後に口うるさい沢村という評論家が、ピュアスポーツを謳うならばホイールベースは2400mm台にすべき!!と鬼の首を獲ったかのようにダメ出しをしていました。彼の主張によると人間の体感で掴めるのは前後1200mm程度だから!!って事らしいですが、2400mm『以内』じゃなくて、2400mm『台』にしているのはP社のスポーツカーを意識しているんでしょうが・・・。

  そんなキツイ宣告を読んだ後で86に何度か乗ったのですが、2400mm台の言わんとしていることはわからないでもないですが、86がその他大勢の一般車両とは、完全に別のハンドリングを持ったクルマであることはすぐにわかりました。だってさー1回目ですよ!!街中の左折ですよ!!2速で立ち上がったらケツがズズ・・・ってなりましたもん!!これはビビるって!!このクルマはどれだけアライメントによる滑り出しの限界が低いんだ!!インプレッサベースをそのまま使ったサスペンションが悪いってことはないのですけども、プリウスと共通のエコタイヤを履かせているあたりがミソなんでしょうね。存在意義がやや不明ですが、ハイスペック版のプリウスが出てきたら、街中でタコ踊りだらけになる!?

  トヨタがスバルに作らせた・・・とかよく言われてますが、トヨタがスバルのコンテンツに目をつけたというのが適切かも。何が違うのかって!?トヨタとしてはフルモデルチェンジが暗礁に乗り上げていたマツダ・ロードスター(フィアットの支援で無事完成)との共通設計を持ちかけることもできたわけです。しかし目指すのはロードスターではないので、スバルのコンテンツを選んだ!!ここが86が成功したトヨタの絶妙なセンスじゃないかと思います。ロードスターのアシではモリゾー社長の理想は実現できない!!決して社長のドライビングの腕が低いから4輪DWBではなかなかドリフトに持ち込めない!!と言っているわけではないですよー。

  手軽に非日常なドライビングを楽しむなら86ほどうってつけのクルマはないです。トヨタのマーケティングのセンスは本当に凄い。MR-Sやアルテッツァをヒットさせてきたトヨタですからこれくらいは楽勝なんでしょうね。頑固オヤジは「そんなクルマは認めねー」って言い張るかもしれない。・・・がそういうクルマが売れるクルマ!!というのは時代が証明してきたわけです。日産は86の推移を見極めて慌ててシルビア後継モデルを用意しているみたいですけど、なんか国内工場でどえらいことが起こっているようですねー。大変だー。

  「86は認めん!!」という頑固オヤジ向けに、よりピュアスポーツへとバージョンアップされたクルマが「87」です。ホイールベースをさらに2415mmまで縮めていて、頑固な沢村さんも何も言えないレベルにリビルトされています。水平対抗エンジンは6気筒化され2.7Lに大型化。しかもさらなるトラクション確保を目指して2シーター化されミッドシップになっています。86と同じ水平対抗の自然吸気エンジンですが、ミッドシップ化されたことでエンジンの取り付け位置が高くて、あまり低重心のメリットが感じられない部分もあります。むしろ排気量がアップによるダイナミックな加速を楽しむクルマかも。ちなみに3.4Lの『S』というグレードもあります。ちょっと興味がある人はぜひ「86」と「87」の中古車を検索してみてください。




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