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cardrivegogoの日記

2016-01-14 BMW M2クーペ なかなか味のあるエクステリアかも

  2016年1月。注目の「デトロイト」は完全に「クーペ祭」になっているようです。まるでバブル絶頂期の日本車みたいに2ドア車があちこちから発表されているようで、どれも似たり寄ったりといった辛口な意見もありますけど、クルマ好きならば率直に嬉しいトレンドじゃないでしょうか。レクサス、日産に続いて、GM系列の「ビュイック」ブランドからも新型のコンセプトモデルが登場しました。おそらく基本的な設計はキャデラックATSクーペと同じなんでしょうけども、キャデラックとはまた違ったフェイスのブランドから出す事で、GMはより多くの顧客を獲得できそうです。日本でもこのビュイックのクーペを売ってみたらどうでしょうか!

  私がクルマの免許を取った2000年頃にクーペと言われて即座にイメージしたのが、ソアラでもスープラでもスカイラインGT-Rでもなく、BMWなどのドイツ勢でした。特に当時は斬新なデザインで話題沸騰だったのがアウディTT。デザインもサイズも何もかもが新鮮で、とにかくセンセーショナルで知的で、日本のたくさんあったクーペの存在を一気に霧散させるくらいのインパクトがありました。それから2003年に復活した6シリーズクーペ(E63)は、10年以上経ったいまでも感銘できる含蓄のある造形で好きでしたね。現行6シリーズ(F12)よりも断然に優れたデザインだと思います。そして2008年頃に登場して「走りのBMW」をアピールしてきた1シリーズクーペ(E82)も愛嬌がある「かわいい」サイズがなんともいい感じでして・・・この年代のBMWを買うなら真っ先に選んでみたい!とても惹き付けられるクルマです。

  あとはアウディA5/S5のデザインも非常に洗練されていていいですね。ざっくり言ってしまうと、旧世代の日本のクーペと比べて、2000年代に登場したドイツブランドのクーペはサイドシルエットやリアデザインなど360度どこから見ても退屈しないデザインが魅力でした。しかしそんな初期衝動的なインパクトも、モデルが経年によってフルモデルチェンジされるにしたがって、多少は仕方のないことかもしれないですが、デザインのインパクトはどんどん薄まってきて、大きな変革を求めている時期ではありました。スペシャルティカーというのは、確かにカッコいいけども風化するのも早かったり・・・S15シルビアや最終型セリカなど、クーペの傑作デザインが多いことは否定しませんが、個性的なスタイルのクルマをどのシチュエーションで楽しむべきか?についてはなかなかの「TPOリテラシー」が要求されます。(旧式のクーペはどうなのか?安易には選びにくいです・・・)

  「2+2シーター」を日常生活でさりげなく使う!というシチュエーションを考えた時に、ここ数年でかなりの支持をされているのが「トヨタ86」でしょうか。派手過ぎず・地味過ぎずのバランスが絶妙で、ソアラやセリカの後継モデルとしてなかなかの汎用性を打ち出しています。あえてこのクルマの難点を挙げるならば、スポーツカー好きのトヨタ社長の肝いりで出来たモデルなので、専用設計シャシー採用で乗り降りが気になるほどに車高が低いことです。ハンドルやペダルも一般的な乗用車の水準からみれば重く設定されているので、自然と運転に力が入ってしまいます。気合いを入れてMT車を選んだら、もはや「リラックスして乗る」クルマではないです。(86はあくまでスポーツカーですね)

  長距離ドライブへの適性が高くて、日本の狭い峠道でも気兼ねなく走れる「高性能GTカー」ならば、BMW2シリーズクーペが現行モデルではジャストサイズでしょうか。特に直6ターボを積んだM235iはスペック面でも満足できる「気になるモデル」です。ただ弱点を挙げるならば、2シリーズ、4シリーズ、6シリーズの3段階のクーペのヒエラルキーの中で、ボトムになることからデザイン面での作り込み具合は相当に控えめです。先代の1シリーズクーペに比べてワイドになったことで、いくらか高級感は出てますが、サイドやリアのデザインがおとなしめで、このクルマが持つスポーティさが表現できていないのが残念です。本体価格は600万円越えですが、実勢価格はだいぶ抑えられているとの情報も・・・。

  そんな2シリーズクーペの頂点に立つ「M2」が予想よりも早く日本で発売になりました。ハイパワーを求める顧客の為の「M」ですけども、正直言うとM235iからのパワーの上積みはサーキットでも走らない限りは不要ではあります。とりあえず直6ターボで370psまで引き上げられています。パワーアップが不要ならこのクルマに用は無いか?というとそれはちょっと早計です。・・・このクルマの魅力はパワーだけではなくて、従来の2シリーズクーペのエクステリアデザインを一新したコンプリートモデルとして、専用のエアロパーツが「ミニマム」なボディに加えられたことです。初代TTのように「凝縮されたことで輝く造形パッション」とでも言うべき、「一体感による躍動」が感じられ、近年のBMW車(アルピナを含む)ではなかなか見られない「いいクルマ」のオーラが出てます(M235iにこのエアロパッケージが付けば満足かも!)。

  価格は770万円と決して安くないですけども、「レクサスIS350Fスポ」を以前に見積もったところ700万円を越えていたので、これがクーペ版の「レクサスRC350Fスポ」になればこのM2と同じくらいの価格になるはずです。さらに6気筒が載った4シリーズはプライスリストのままだと900万円もします。そう考えると、なかなか縁遠いと思っていた「M」がいよいよ日本市場でもオススメできる「GTカー」として、それなりの価格競争力を持ちはじめてきているのかもしれません。納車開始が5月らしいので来年1月頃にディーラーを訪れて増税前の大バーゲンで在庫車の価格を聞いてみたいところです。

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