Hatena::ブログ(Diary)

cardrivegogoの日記

2017-07-24

アウディRS5とかいう新手。

  巨大なVWグループ内の営業利益のほとんどを稼ぎ出しているアウディ。その原動力はメルセデスやBMWよりも圧倒的に中国市場で成功したことにあるとか。日本や北米では、アウディは常に『3番手』なんですけども、進化が止まった日米市場よりも、ダイナミックな躍進を果たしている中国市場の代表的なプレミアムブランドとして君臨した10年を経て、いよいよ真価を発揮するようになってきたなー!?

  「プレミアムブランド」という朧げな市場では3ヶ月もすれば大勢が変わることもよくあるわけですが、今のところはアメリカドイツ、日本の3市場で優位なのがメルセデス。アメリカや日本ではBMWやレクサスも肉薄しています。それに対して中国で圧勝しているのがアウディ。月平均で5万台以上も売ります!!これ日本のアウディの30倍近い数字です。日本の人口の30倍もいたかなー!?親会社のVWブランドの月販も軽く20万台以上!!こちらも日本の40倍という信じがたい数字。中国って本当は100億人とかいるんじゃない!?逆に中国で人気がないのがメルセデスで、月販は約1万台で、日本の2倍程度です(仮に10倍が適正だとするとだいぶ人気ないなー)。

  日本で人気のメルセデスと、中国で人気のアウディ。果たして今ではどっちが魅力的なクルマ作りなのか!?こればっかりは判断する人のベクトル次第だとは思いますけども、これって日本車で言うところの『クラウンとアテンザのどっちが魅力的か!?』あるいは『トヨタとマツダならどっち?』の構図に近い気がするんです。まだまだメルセデスの方がブランド力あるけど、次のモデルでの「伸び代」を考えるとアテンザの方がはるかに期待できそうかなー・・・いや最近のマツダは脇が甘い!?

  日本で根強い人気を誇るクラウン。対して中国マツダは月販2~3万台程度なんですけども、初代〜3代目までのアテンザのライセンスを全て取得して現在も3世代を併売している長安汽車は、中国トヨタを超える8~10万台を売り上げています。マツダとアテンザの非常に野心的なエクステリアへのこだわりは、中国での熱い支持を原動力としているわけですねー。アウディそれからポルシェとマツダ(あとホンダとVWとフォード)がとにかく大好きな中国市場は、特にエンジンの仕上がりとダイナミクスな走りにはうるさいようです。日本でメルセデスやクラウンに乗っているオッサンよりもクルマがよくわかっているんじゃないの!?

  アウディもやはりエンジンのこだわりが強い。日本が誇る技術屋メーカー・日産が最新鋭のVR30DETTを仕上げる際に、ベンチマークしたと開発担当者が明言したのがアウディのユニットでした。中国で大成功するアウディを追っかけて3LのV6ツインターボ400psが完成したようです。中国韓国のサプライヤーを下請けにしてアジア向けを供給しているBMW中国での評判はイマイチです。同じ3Lツインターボユニットでも、BMWのS55は5500rpm、アウディ/ポルシェのM46は5700rpm(元々は6000rpm)、日産のVR30DETTは6400rpm。スーパーカー級の高性能GTセダン/クーペ市場の勢力図は刻々と変わりつつあります。

  400ps超を振り回して走る文化を作り上げたのは『スカイラインGT-R』であり『GTO』&『ランエボ』。ハイパワー&AWDといえば日本メーカーの独壇場だったわけですが、ある時点から『なんか違うかも?』と各メーカーは悟ったようで、まるで潮が引くようにサーっと消えていきました。不毛な開発競争と言われたらそれまでか・・・。

  ドイツから参戦していたポルシェとアウディ。そして日本の日産スバル。ホンダやランボルギーニといった2000万円超のスーパーカーを別にすれば、今なお『AWDスポーツ』の可能性を信じているのはこの4メーカーだけといっていいかも。AMGやボルボ(とBMW)は外注のAWDシステム使ってるだけだし。この4メーカーに加えて三菱の復帰とマツダの参入!?があるのかなー。中国市場が欲しい!!といえば世界中からあらゆるモデルが集まりますし、日本市場の数倍の数のブランドがひしめいています。しかし自社開発のAWDスポーツを提供できるメーカーはなかなかレアな存在ではあります。

  その先頭を行くアウディは自前のモデルに加えて、VW、ポルシェ、ベントレー、ランボルギーニといったファミリー内のその体系化された鉄壁のラインナップ量は、今ではメルセデスやBMWを超えた巨大なアウディファミリーを形成しています。「とりあえずアウディを買っておけば、必ずどこか気にいる点が用意されてるよ」。アウディを買おうかどうか悩んでいる人がいれば、無責任にも背中を押してあげます。『このブランドにはまだまだ未来がある!!』って。

  ドイツのブランドとしては今時に珍しくパフォーマンスを磨いた市販モデルに拘っています。ポルシェも最近ではユニットによる『出力分け』が細かくて、底辺グレードになるとまるでやる気なしで、0-100km/hのタイムがゴルフRよりも遅かったりして、見た目はポルシェだけどパフォーマンスは・・・な、購入者の足元を見るような販売戦略がとられています。これがメルセデスやBMWではもう蔓延していて、エンジンもミッションも必要以上に仕上げる気が全くなし!!軽自動車じゃねーんだからさ。

  アウディに関してもまあ似たような部分はありますが、エンジン縦置きのシャシーを使うA4以上の車格のうちで、さらにA5から上のグレードのモデルに関しては、そんな『お粗末なユニット』は少なくなります。A5以上(牛肉の話じゃないでよ!!)だったらどれを選んでも『それなりに』いいクルマ!!BMWだと523i、メルセデスだとE200など『論外』なモデルもあるけど、アウディならばそこは配慮されています。一番ヤバそうなのはA61.8TFSIですが、190ps/32.6kgのアウディ特製ユニットに、FFゆえの軽量1690kg(523iは1750kg)と、トラクションの良さでバランスが取れています。

  メルセデス伝統のAMG、あるいはBMWのMはユーザーの裾野を広げるために1000万円以下の価格帯にも複数のモデルを投入するようになりました。価格も上がったり下がったり、気筒数も増えたり減ったりを繰り返していて、『新しい何かを創造』するのではなく、ブランドの豪華版を欲しがる顧客のために適当なパッケージを模索して組み上げているだけ。『ホンダ・NSX』や『マクラーレン・720S』が目指す方向とは真逆と言っていい。クルマが持つ意味がかなり違ってきます。

  東京オリンピックが自動運転のXデーになる!!と日本のA首相が構想しているようですが、あと3年も今の政権が続くのか!?・・・じゃなくて、自動運転時代にクルマの本質を主張できるマシンに乗りたいならば!!トヨタやメルセデスではなく、アウディRSじゃないかと・・・その頃には日本メーカーも慌てて似たようなクルマを作るのかなー。エボ復活、MSアテンザ復活、スバルWRXも400ps時代に突入!? エンスーの未来を健気に照らしている『アウディRS5』は素晴らしい!!


最新投稿まとめブログ