わたしが猫に蹴っとばされる理由 〜雑食系中年男子の加齢なる読書日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-11-22

[]エイモス・チュツオーラ/土屋哲訳『やし酒飲み』

 アフリカの作家の名作。集中的に海外の作品を読んでみようかな、と思った次第。

 村一番の金持ちの息子である主人公の「わたし」は十歳のころから「やし酒」を飲みつづけている。ある日父が死に、しばらくすると父が雇ってくれた腕利きのやし酒造り(杜氏さんだね)も死んでしまった。主人公は、死んだ者はすぐにあの世に行かずにしばらくこの世に留まっているという話を聞き、ふたたびやし酒をつくってもらうために死んだやし酒造りを探し出すために旅に出る。

 とにかくストーリーの展開が早い。そして、起こることがすべて呪術的というかマジックリアリズム的というか。マルケスの傑作『百年の孤独』もかくや、というくらい意外性に富んでいる。文学=不幸の告白あるいは不幸からの脱却と恢復そして成長、という日本文学のひな形から大きくはずれた内容に打ちのめされっぱなし。小説とは自由な表現形式なのだ、ということを改めて思い知らされている。

やし酒飲み (晶文社クラシックス)

やし酒飲み (晶文社クラシックス)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独

百年の孤独

↓これ、マルケスと関係あるのだろうか。

[rakuten:syocyu:10000145:detail]

[rakuten:mituwa:10000721:detail]

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/catkicker001/20091122/p2