わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

まだ荒れてはいない

 必然的な脅し、ということなのだろう。天気予報はどのサイトもどのチャンネルも、軒並み「春の嵐」「大荒れ」「台風並」「爆弾低気圧並」といった、荒々しい言葉で今日の空模様を予報している。だが現在二十三時、ようやく書斎で雨音が耳につくようになってきた程度だ。これから予報通りになるのかもしれない。だが、日中はまだかまだかと思いつつも、一方で拍子抜けたような気分にもなった。
 六時起床。朝イチで掃除をし、仕事を開始。醤油味の焼きうどんで昼食にし、軽く仮眠をとってから仕事再開。雨音に集中をそがれるのだろう、と思っていたが、午後から降り出した雨はさほど強くなく、音で気が散るようなことはなかった。それよりも、頭痛が少々きつい。

奥泉光『シューマンの指』

 語り手による永嶺修人の思い出が、シューマン論とともに展開されている。いくぶん過剰に装飾された文章が、いかにも技巧的、すなわちクラシックのピアニスト的、とでもいおうか。偏見かもしれないけれど。

シューマンの指 (100周年書き下ろし)

シューマンの指 (100周年書き下ろし)

シューマンの指 (講談社文庫)

シューマンの指 (講談社文庫)

鳥類学者のファンタジア (集英社文庫)

鳥類学者のファンタジア (集英社文庫)

鳥類学者のファンタジア

鳥類学者のファンタジア

鳥類学者のファンタジア(上) (KCデラックス)

鳥類学者のファンタジア(上) (KCデラックス)

鳥類学者のファンタジア(下) (KCデラックス)

鳥類学者のファンタジア(下) (KCデラックス)

奥泉光の作品はこちら。

番外編・「新明解国語辞典」

 いつもなら、Mac OSにおまけで付いてくる辞書ソフトに収録された「スーパー大辞林」か、iPod touchにインストールしてある「大辞林」を使うのだけれど、今日は先日「舟を編む」を観たせいだろうか、紙の辞書ばかり使った。
 国語辞典は新解さんの第六版、「大辞林」第三版、「広辞苑」第五版を持っている。以前は広辞苑派だったが去年あたりに「大辞林」に乗り換えたものの、紙の辞書はあまり使わなくなってしまった。でも、めくる感覚、他の言葉の意味も同時に目に飛び込んでくる感覚、やっぱりいいなあ。

新明解国語辞典 第七版

新明解国語辞典 第七版

大辞林 第三版

大辞林 第三版