わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

小野正嗣「九年前の祈り」読了

 過去の記憶と祈り、そして現在のいらだち、悲しみ、後悔が、複雑に入り組んでいく。いい気分では読めないし、問題提起されているわけでもないから考えに沈むこともない。それでもおもしろさを感じるのは、やはり物語の構造が巧みだからなのだろうなあ。

群像 2014年 09月号 [雑誌]

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獅子渡り鼻

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