2008-11-22 罠
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男
19時、いつものように帰宅。妻が玄関で出迎える。
いつもそうするように、帽子と鞄と背広を妻に渡し、
テーブルの夕刊に目を通す。
いつものように妻の入れた茶をすする。
いつもよりややぬるめだろうか。
いつものように特に会話もせず、また夕刊に目を落とす。
いつのまにか、妻が視界から消えていた。
女
19時、いつものように夫が帰宅。玄関で出迎える。
いつもそうするように、帽子と鞄と背広を受け取り、
夕刊に目を通す夫を尻目に、いつもと同じ茶を注ぐ。
いつものように茶をすする夫に微笑んでみる。
案の定、特に会話もなく、夫はまた夕刊に目を落とす。
いつのまにか、夫が視界から消えていた。








