サンデーGX4月号『ゆりてつ』
月刊 サンデー GX (ジェネックス) 2011年 04月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/03/19
- メディア: 雑誌
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その名も『ゆりてつ』ですが、今度は女子高にある鉄道倶楽部の物語なんですが、第1話は導入部ということで皆さんの出会いからスタート。
この4人が主役の緩やかな物語が出発進行です。
名前:日野はつね
職業:ちょっと抜けた女子高生
属性:非鉄族-非鉄目-非鉄派
一言『どれに乗れば、おうちに帰れるの〜〜』
メインで部長の『日野はつね』
この4人の中で唯一の非テツ*1です。
よく食っていることが多い『石塚まろん』
どうやらテツでは比較的珍しい部類の食テツ*2と呼ばれる部類のテツのようです
絵柄が変わっていますが、この人は『能登まみこ』です。
カメラを持ち歩いており、撮りテツ*3です。
『鉄娘な3姉妹』に出ていた能登まみこさんは非テツでありながら、あの3人に影響されて物語の最後のほうでは立派な撮りテツになっていましたね。
同一人物かは分かりませんが、あちらの能登まみこさんも"ゆりてつ"に登場していましたので、同一人物ではないのかもしれません。
名前:鶴見はくつる
職業:ネクラ女子高生
属性:妄想鉄族-机上鉄目-知鉄派
一言『以上』
タブレットPCを持ち歩いている『鶴見はくつる』
最新の情報や路線図を放り込み、且つ自身の知識も抱負です。
いわゆる知テツ系の鉄道マニアです。
結構そっけないそぶりを見せます。
物語は日野はつねが学校の帰りに迷うところからスタート。
学校のある百合が咲女子高前ですが、どこをどう見ても中央線の『日野駅』ですね。
もちろん駅には八トタE233が停車中です。
それにしても、松山せいじ氏の書く鉄道マンガは、昨今のキャラありきのエンタメ産業において、キャラよりも鉄道に力を入れているあたり、同著者の気合を感じます。
主人公の日野はつねちゃんは、この日野駅百合が咲女子高前からなんと勝田まで通っていると言う事ではないですか。
バブル期の頃にムリして郊外に一戸建てを購入して、その後2時間かけて通勤地獄にヒーヒー言っているサラリーマンの親父もビックリの通学距離だ!!
単純計算で乗車時間だけで3時間だよ。
そんなムリしてまで、ここに通いたかったのかww
そんな彼女に件の3人がそれぞれ声をかけると言う、何というかお約束すぎる出会いの展開。
しかし、この物語はそこがメインじゃない。
そのあと、日野はつねちゃんが迷い迷って横コツE231に乗ったり、宮ウラE233-1000に乗ったり、東トウのE231-500にのったり。
ここら辺の一瞬のはずなのに、妙に気合の入ったデッサンが売りの鉄道車両軍です。
そして極めつけは見開きでドバ〜〜ンと出る上野駅のEF510-501
もちろん北斗星牽引機です。
なんというか、キャラよりも圧倒される鉄道車両デッサンですね。
そんな北斗星になぜか乗り込むことになった、はつねちゃんと他3名。
4人はなぜか札幌に向ってしまったのでした。
内容としては突拍子もないのですがww
鉄道デッサンは超一流であり、そこが魅力の鉄道マンガ。
この先、4人の進む道はどんな鉄路が敷設されているのか?