2012-02-09
VS!!―正義の味方を倒すには
- 作者: 和泉弐式,白羽奈尾
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/01/07
- メディア: 文庫
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意外と少ないようで結構ある「悪の組織」視点での作品。
これもそのうちの一つ。
ところで、悪の組織視点の物語というとどういうわけか「戦闘員」に人気があるようで、この作品も戦闘員が如何に正義の味方に挑むかを主眼として置いている。
しかしながら、"戦闘員=弱い"という図式は不思議と崩れないのですね。
ラノベといえば、主人公は何かの能力、精神、魅力などで成長するも最後で何かを勝ち取る物が多いです。
そう、つまりはこの手の物語を描くと、どうしても"戦闘員=主人公=勝利”という矛盾した流れになります。
なので、前にあった作品は「ハイパー戦闘員に改造」とか「実は悪の幹部と正義の味方の間に生まれた子供」とかそういう設定をもちこんだりしないと、最後のクライマックスは敵役である正義の味方にすべてかっさわれることになる。
そんな物語の矛盾に於いて、この作品は最初から最後まで"戦闘員=弱い"を貫いた作品でした。
そんな戦闘員である戦闘員21号が如何にして正義の味方に挑むのか?
そしてその後どうなるのか?
そういった展開で魅せる作品でした。
2012-02-08
好敵手オンリーワン
- 作者: 至道流星,武藤此史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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美少女2人に男一人。
典型的、奪い合いのプチハーレムストーリー。
この手の物語はヒロイン二人を交互に取りあげながら進むと上手に話がまとまるのですが、その王道をうまくつないで上手に話を作っています。
ヒロインが熱血気味(主人公に対して)で、お互いをライバルとして認め合いながらも、どこかでつながっている。
そんな横道なストーリでした。
ちょっと変わっているのが、経営に関する描写が若干あること。
現実を設定した世界観の作品でもラノベというのはどこか浮世離れしか感じがあるので、こういった描写は珍しいかもしれない。
この著者、ガガガで「羽月莉音の帝国」を書いている方だった。
著者がもともと波乱な経営者として経験をつんでいるだけに、経営に関する基礎知識と社会に対する通年はしっかりしているが、それをメインにしてしまうあたりは、やはり著者の経験ならではのことか。
変わっているようで王道展開で、やっぱり変わっているのか?
そんなラノベ作品だったです。





