2010年6月8日

昨日は定期健診のため会社をお休みして病院に行ってました。
だからといって特に書くことはないのですが・・・。


まぁ、何を書こうかと思ったのですが、昨日のヤクルト-ロッテ戦について。
7回表のロッテの怒涛の攻撃がすさまじかったです。
この7回表は6番のムニスからの打順でした

1番打者:ムニス:ピッチャーゴロ 1アウト
2番打者:里崎:四球
3番打者:南:レフト前ヒットでランナー1、2塁
4番打者:マーフィーの代打 青野:センター前ヒットで満塁
5番打者:西岡:レフトへタイムリーヒット 3塁ランナーと2塁ランナー生還
6番打者:今江:センター前ヒットで満塁
7番打者:井口:サードへのタイムリー内野安打で3塁ランナー生還
8番打者:金泰均:レフトスタンドホームラン、これが満塁ホームランとなる
9番打者:サブロー:レフトスタンドへホームラン
10番打者:ムニス:ツーベースヒット
11番打者:里崎:右中間スタンドへホームラン

青い部分が得点ですが、この回で10得点。
しかも、打者10人が連続安打という記録まで付きました。
今期のロッテはこういったつなげる打線が売りで、巷では千葉ロッテマリーンズと、昔横浜ベイスターズの十八番だったマシンガン打線をくっつけて『マリンガン打線』なんて言う人もいます。
でも、なんか名前がイマイチだなぁ〜〜
ロッテと言えばロッテリア
ロッテリアと言えば最近始めた10段バーガーを始めとした、何段でも重ねられるチーズバーガーが出ましたね。

タワーチーズバーガー(ロッテリア公式)

名称は『タワーチーズバーガー』といいますが、これにちなんでチーズバーガー打線というのはどうでしょうかね?


ロッテはすごかったですが、後で試合結果一覧を見たら、広島-オリックス戦は"10-21"とか、なんだか凄い乱打戦になってるじゃないですかww

ライトノベル『ミカヅチ2』

ミカヅチ 2 (MF文庫J)

ミカヅチ 2 (MF文庫J)

修羅奇兵として目覚めた紅蓮。
なかば強制的に〈御火槌〉の一員とされた紅蓮は、ヤドリギ討伐の任を負うことになる。
戸惑いながらも普段の学生生活に戻る紅蓮だったが、そんな彼の前に現れたのは、見知った転校生の少女――御杖代梨緒だった。
「みつえしろ、りお、です。よろしくお願いします」しかも、梨緒は紅蓮の許嫁を名乗り、勝手に同棲まで始めてしまう。
頭を抱える紅蓮。
素知らぬ顔の梨緒。
どこか浮かぬ顔の琴音。
そして、そんな彼らを、不穏な瞳で見つめる者……。
忍びよるヤドリギの脅威は、ゆっくりと、しかし確実に日常を侵していく――。

余りにもありきたりの内容で、一部からは一昔前の設定じゃないかと言われているこの作品。
しかし、たとえそうでも著者の実力が光っている事は間違いないと思う。
人間に突然寄生し、その人格をも変えてしまう脅威のヤドリギ
そして、それに唯一対抗できる力を持っているがために、運命が狂った主人公。
ヤドリギ撲滅のために徹底的に秘密裏、且つ徹底主義の組織。
苦悩する主人公とそれを支える幼馴染。
主人公をサポートする美女。
ヤドリギに寄生された顔見知りのため、また苦悩する主人公。
たしかにありきたりのちょっと古臭い内容かもしれない。


榊一郎先生はまるで"するめ"のようなラノベを書くような感じがする。
つまりは噛めば噛むほど味が出るのが"するめ"ならば、読めば読むほど味わいが濃くなるのが榊一郎作品。
たとえ設定が古臭いといっても、その文章力、表現力、構成力などは他の人とは格が違うと思う。


誰が、イツ、どこで、何をして、何をしたから、こうなった。


これがしっかりしているし、その細かい表現描写部分もしっかりしているんですよね。
ここが榊一郎という自称軽小説家の強いところかな。
たぶんこの人なら、13人の妹が突然出来た設定の小説書いても、スペースコロニーのどこかが突然独立戦争を仕掛けてくるような設定の作品でも、しっかりこなせるのではないかと。


そんな書き手の実力を垣間見る、典型的な王道であり、ある意味古典的なラノベ作品だと思います。
ぜひともストーリー的に見て1巻2巻と連続して手にとって読んだほうがいいと思います。


総合評価:★★★★