年末年始SP 2010年を振り返る最終回『2010年のランキングを振り返る』

このシリーズもとうとう最終回となりました。
今回は2010年のオリコンTOP30をにぎわせたラノベ作品をまとめてみました。
毎週TOP30が発表されますが、その部数についてのまとめです。
集計は悪魔でもTOP30に名前が出たときのみの集計で、累計は含めていません。
ではそのまとめを以下にしましたのでご覧ください。
また、ここで扱うライトノベルは基本レーベルで分けています。
以下のレーベルをライトノベルとして集計しています。

電撃文庫富士見ファンタジア文庫角川スニーカー文庫MF文庫Jファミ通文庫スーパーダッシュ文庫GA文庫HJ文庫ガガガ文庫一迅社文庫徳間デュアル文庫メガミ文庫
コバルト文庫角川ビーンズ文庫、X文庫ホワイトハート、B's-LOG文庫、ルルル文庫ウィングス文庫一迅社文庫アイリスティアラ文庫
ハヤカワ文庫JAC★NOVELSファンタジア、トクマ・ノベルズEdge幻狼ファンタジアノベルスこのライトノベルがすごい!文庫スマッシュ文庫ガンガンノベルズ


ガッシュ文庫、キャラ文庫シャレード文庫、ショコラ文庫、セシル文庫、ダリア文庫、花丸文庫、B-PRINCE文庫、プラチナ文庫、プリズム文庫、もえぎ文庫もえぎ文庫ピュアリー、ラヴァーズ文庫、幻冬舎ルチル文庫、角川ルビー文庫


2010年文庫本に対する記録
まずは基礎データです。
2010年のランクは51週間。
毎回30位までの発表ですから、延べ1530作品が登場したことになります。
うち連続ランクインとかの重複を考慮した関係で、純粋な登場作品数は558タイトルとなっております。
そのうちライトノベル269作品となっています。

これがライトノベルとそれ以外の登場作品数の割合です。
ほぼ拮抗している事が分かりますね。
では、これを売り上げにしてみます。

ライトノベルが25%弱まで下がってしまいました。
作品数では拮抗していても、その売り上げ部数では差があります。
ちなみに、1作品あたりの平均売り上げは、

ラノベ以外:74,719部
ライトノベル:27,393部

となってます。


2010年ラノベレーベル別の記録
ラノベ全269作品のレーベルごとの記録です。
まずは作品に対するレーベルの割合

電撃文庫が相変らず独走状態です。
ちなみに電撃文庫作品TOP30ランクイン作品数は98作品となっています。
2番手には富士見ファンタジア文庫が来ました。
富士見ファンタジア今回は結構がんばったと思います。
ではこれを部数にしてみます。

電撃文庫が約半分を占めました。
やっぱり凄いな電撃は・・・。
2番手3番手は変わりませんが、4番手はファミ通文庫になります。
前半のバカテスブームにのり、2010年は部数を伸ばしました。
TOP30登場集計の中で実は、ファミ通文庫が作品あたりの平均が一番多い文庫となっています。*1


ランキングで1位を獲った作品
以下の作品が第1位を獲得しています。

3月8日 バカとテストと召喚獣 7.5
3月22日 とある魔術の禁書目録 20
4月12日 彩雲国物語 蒼き迷宮の巫女
8月30日 フルメタル・パニック! 12 ずっと、スタンド・バイ・ミー 下
9月13日 バカとテストと召喚獣 8
11月22日 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 7
12月6日 僕は友達が少ない 5
12月20日 ソードアート・オンライン 6 ファントム・バレット

僕は友達が少ない』と『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』はシリーズ初の1位獲得です。


2010年全269作品ランキング
ということで全269作品のまとめを発表したいと思いましたが、流石に多いので269位⇒21位は別館に収納しました。
ここでは20位⇒1位のみを載せます。

*1:ファミ通文庫1作品あたりの平均約52,000部、2番手の電撃文庫は平均約36,000部

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