Vizとカトゥーンネットワークのアニメ配信サービス、4週間で950万ヒット。

ICv2の8月17日の記事"First Jetstream Numbers Released"より要約。

アメリカ版『ジャンプ』の発売元であるVizとケーブルチャンネル「カトゥーン・ネットワーク(CN)」が共同で行っている無料ネット配信サービス「トゥーンナミ・ジェットストリーム」が7月17日に配信が始まって4週間で視聴数が950万に達した。

ユニーク・ヒット数は週平均72万5千になり、訪問者1人につき2つ以上視聴した計算になるという。

「トゥーンナミ・ジェットストリーム」では現在アメリカで放送中の作品に加えて未放送の作品も無料で視聴できるようになっている。週ごとに新しいエピソードが加えられ、古くなったエピソードも一定期間アーカイブで見ることができる。

最初に配信されたのは『ナルト』と『サムライ・ジャック』『ヒカルの碁』『MAR』『テニスの王子様』など。

この「トゥーンナミ・ジェットストリーム」は日本からアクセスはできない。無料で配信できるのは、バナーとストリーミングの広告収入によるものらしい。

当面気になるのはこの予想以上の視聴数がDVDの売上に与える影響だ。ICv2では配信開始以前の4月にVizのエグゼクティブ・バイス・プレジデントのジョン・イーサム氏にインタビューしていて、イーサム氏は、

ダウンロードではなく、配信のサービスなので「トゥーンナミ・ジェットストリーム」で作品を見て気に入ってもらえば、家でゆっくり見るためにDVDを買う動機づけになる。

という趣旨の発言で、この配信サービスがDVDにもたらす良い影響について期待感を表している。

実際DVDの売上への影響を見るにはもう少し時間がかかると思うが、予想以上のヒット数を見ると新しいビジネスモデルなど色々期待できる気がするなぁ。

↓配信されたカトゥーンの一つ『Samurai Jack』のコミックス「絵本」。(←コメント欄の指摘を受けて訂正させていただきました。)

The Legend Begins (Samurai Jack)

The Legend Begins (Samurai Jack)