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OTAKU UNITE!
実はマンガ専門の出版エージェントをやってます。


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色々な海外マンガを紹介していきたいです。



『メガトーキョー』(講談社BOX刊)
海外マンガの翻訳もしています。


海外マンガ事情についても調べています。
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米アニメファンを描いたドキュメンタリー映画 『OTAKU UNITE!』の字幕も担当しました。
監督からこのブログへの独占メッセージ。

2007-01-21

アメリカ12月・コミックス専門店での月間マンガ売上トップ29。

業界向けニュースサイトICv2の1月16日の記事「2006年12月のグラフィック・ノベル売上ベスト100」より。

2006年12月の米でのコミックス専門店でのマンガ売上トップ29。「トップ29」と中途半端なのは「グラフィックノベル売上ベスト100」のリストの中から日本産マンガ、もしくは“マンガ”とカテゴライズされているものだけを選んでリストを作成したため。

<12月のトップ29>

(カッコ内の数字はグラフィック・ノベル部門ベスト100圏内の順位)

01(02) フルーツ・バスケット 15巻Berserk Volume 14 (Berserk (Graphic Novels))

02(04) ナルトNARUTO 12巻

03(07) ベルセルク 14巻

04(08) BLEACH 16巻

05(18) 半蔵の門 4巻

06(29) 銃夢 LAST ORDER 8巻

07(30) 一騎当千 10巻

08(31) あぁっ女神さま! 24巻Battle Vixens Volume 10

09(38) XXXHOLIC 8巻

10(53) かりん 3巻

11(56) ROBOT(村田蓮爾画集) 3巻

12(60) BLANK 1巻*1

13(61) 熱情 3巻

14(62) クライング・フリーマン 4巻

15(66) リトル・バタフライ 3巻La Esperanca 5  

16(70) エスペランサ 5巻 

17(75) ローゼン・メイデン 3巻

18(77) 天使禁猟区 17巻

19(78) オールド・ボーイ 3巻

20(79) 聖伝 8巻

21(86) ゾンビパウダー 2巻

22(87) ケロロ軍曹 12巻Shout Out Loud! Volume 2: (Yaoi)

23(89) Disney's きらら・プリンセス*2 1巻

24(91) ヤマトナデシコ七変化 10巻

25(92) 遊戯王 18巻

26(93) かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 1巻 

27(95) 叫んでやるぜ! 3巻

28(96) スクールランブル 4巻

29(100) 革命の日 2巻 

業界向けニュースサイトであるICv2分析によると、今回のリストで一番の驚きは『フルーツバスケット』の北米での最新刊がこの「グラフィック・ノベル」のリストで2位となったこと。知っている方も多いと思うが「コミックスの専門店」の客層は、主に“アメコミ”と呼ばれるコミックスの読者層と重なる。“アメコミ”読者層に関する正確な資料は手元に無いのだが、よく言われるのは「アメコミ読者は30代以降の男性」というものだ。

「12月に人気タイトルが多くリリースされたわけではないことを考えても、2位となったのは驚き」とICv2が考えるのは、やはり『フルーツバスケット』がアメリカでも「少女マンガ」として認識されているから。そして「10位までに4作品も日本のマンガが入ったのも驚異的」としている。

そして、

(マンガが多くランクインしたことに対して)この月は特別だと解釈するのは簡単だが、伝統的なアメリカのグラフィック・ノベルが(コミックス専門店ではなく)一般書店で健闘している一方で、日本のマンガも(一般書店だけではなく)コミックス専門店に浸透してきているのは注意すべき面白い状況だ。

とのこと。

他に個人的にリストで気がついた点をあげると、いつものように一般書店の売上リストではなかなか上位に来ない、オトコ臭い作品がこのリストの上位にあがっているところ。アメリカでオトコ臭いマンガを出すと言えばココ!というダークホース社から出ている小島・小池コンビの『半蔵の門』や『ベルセルク』『クライング・フリーマン』『オールドボーイ』などだ。

そしてその事実と一見矛盾しているようだが、専門店での売上リストにBL作品が数多くランクインするのもいつも通り。これには流通と内容の両方が関係していると思われる*3

ごく簡単に書くと、専門店は店頭に出す本を出版社から買い取ってくれるので、比較的規模の小さいBL出版社にとって経済的に助かること。そして表現の問題で大きな書店ではBLは扱いにくいこと。12月もBLは3作品、BL要素のある作品で言えば5作品がランクイン。

12月のリストにはアメリカ新興マンガ出版社Seven Seas Entertainmentから出版された本も珍しくランクイン。百合マンガ『かしまし』がそれ。以前「アメリカン・ヲタクのお部屋拝見」という当ブログの記事で紹介した方は、この会社の編集者さんだ。

↓ランクインした唯一のアメリカ産マンガ『Blank』。12位。

Blank 1

Blank 1

なかよしに連載していた『Disney's きらら・プリンセス』英語版。上記リストの23位にランクイン。

Kilala Princess 1

Kilala Princess 1


註:

上のリストは、アメリカのダイアモンドという取次ぎの資料を集計したコミックス専門店の「12月の月間グラフィック・ノベル売上ベスト100」をもとに作成しました。これには大手一般書店、ネット書店スーパーマーケット図書館への売上は含まれていません。マンガの全売上中、専門店の売上が占める割合はほぼ15%ぐらいということです。

*1:『BLANK』:アメリカ産マンガ

*2:『Disney's きらら・プリンセス』は、なかよしに連載していた少女マンガ。ディスニーから許可を得てディズニーのキャラクターを登場させていた。

*3:専門店でそこそこ売れてるとは言え、BL読者はネットで購入している場合も多いと考えられている。

rorororo 2007/01/22 16:21 コミックス専門店は漫画にとって、HOME&AWAYでいえばAWAYみたいなもんなんですかね?そこで2位は確かに素晴らしいです。

ぬるぬる 2007/01/23 01:08 ジャンプで打ち切りくらったゾンビパウダーがランクインとは・・・
アメはああいうノリが好きなのか?

araara 2007/01/23 23:04 『きらら・プリンス』ではなくて『きらら・プリンセス』ではないでしょうか?

ceenaceena 2007/01/25 22:40
roroさん。

>HOME&AWAYでいえばAWAYみたいなもんなんですかね?
確かに言われて見ると、そういう面もあるかもですね。

ぬるさん。

>ジャンプで打ち切りくらったゾンビパウダーがランクインとは・・・
『Bleach』アニメ放送開始で『Bleach』マンガの人気も上がり、久保先生の昔のマンガも注目されたようです。

araさん。
ご指摘ありがとうございます!直しておきました。

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