2007-06-30 「天才をプロデュース?」読んだ

- 作者: 森昌行
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
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才能を育むプロデューサーの重要性を説いた本。
長年プロデューサーとしてビートたけしを見守ってきた経験をさりげなく、
素朴な口調で語り、国際的に通用するプロデューサーの重要性を指摘する。
まずは目次;
はじめに
第一章 たけしワールドを"作る"【優秀なマネージャはプロデューサーである】
第二章 たけしワールドを"守る"【ピンチを味方につけるマネージメント】
第三章 たけしワールドを"拡大する"【映画プロデューサという仕事】
第四章 たけしワールドを"売る"【北野映画の世界戦略】
第五章 たけしワールドを"支える"【プロデューサーは優秀なビジネスマンである】
あとがきにかえて〜「やればできる」の嘘
北野武/森昌行 仕事年表
なぜ、ビートたけしがここまでやってこられたのか?
もちろんビートたけし本人の才能が占める割合は多いが、ここに森昌行という
プロデューサーの存在というのも欠かせなかったことがわかる。
たけしワールドにまつわる事件やイベントをトレースしつつ、プロデュース論
を語りながら、今後のプロデューサのあり方を考えさせられる。
プロデューサにもある種の才能がいるのであろうが、主役はだれなのか、それ
を支えるのはだれなのか、そういうことを常に意識しながらやっていく仕事で
は、努力すればいいってもんじゃないということを切実に身につまされるよう
だ。
確かに、これまでプロデューサーという仕事については、詳しく知っていたわ
けではない。プロデューサの考えていることの一部分ではあるが、この本で知
ることができたのは幸運。さらにこれからは、プロデューサ育成を真剣に考え
ることが、この日本では急務なのだとうことがわかる。
私の中のニーチェは、「何のために生きたかを問うために生きていけ」と私に
説きます。人は何のために生きるのか、なんていう問いには結論なんかないん
だ、そもそも自分が誕生した理由も分らないのに、存在し続ける理由なんて分
かるはずがない。しかし、無限の可能性の中で、人間はその生き方を考え、実
践することならばできるぞと、ニーチェは私に教えてくれました。創意工夫を
繰り返し、自問自答し続け、自分は出来ていると思っても他人には「出来てな
いよ」と言われるかもしれないけど、人生の最後に「私はこのように生きまし
た」と言えるのが人生の目的という考え方です。...
感動した。。。
「あとがきにかえて」にある努力論は、たけしのエピソードどしてかなり有名
になってきているが、その辺りの才能も彼らしい表現だと思わせてしまうこと
が彼の才能なのかもしれない。もしかしてこれもプロデューサの戦略かも。
才能とそれを育むプロデューサーをセットで見守るというファンのあり方もあ
りそうだ。
p.s.
2007年(平成19年)6月17日読売新聞(15面)、本よみうり堂、「著者来店」に
この本の著者、森昌行氏の記事が載っていた。(ご参考)
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- 森 昌行
- 新潮社
- 1260円
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