2010-09-15
読書のこと、母のこと
シモーヌ・ヴェイユ、「神を待ちのぞむ」を読んでから、「シモーヌ・ヴェイユ入門」を読む。
なんたること。
「神を待ちのぞむ」の中の”はっきり意識されない神への愛への諸形態”という部分は、
わたしの頭が悪すぎて、?なところも多々あるけれども、非常に興味深かった。
とりわけ素敵なところ↓
不幸はしばらく神を不在にする。死人よりも不在であり、真暗な独房の中の光よりも
不在である。
一種の恐怖が魂全体を浸す。この不在の間には、愛すべきものはない。恐ろしいのは、
愛すべきものがないこの闇の中で、魂が愛することを止めると、神の不在が決定的に
なることだ。
たとえ魂の無限に小さな一部でも、むなしく愛すること、あるいは愛そうと欲することを
つづけなければならない。そうすれば、ヨブの場合のように、いつか神はその魂にご自身を
あらわして、世界の美しさを示してくださるだろう。けれども魂が愛することを止めれば、
この世にありながらほとんど地獄に等しいところに落ち込むことになる。
「シモーヌ・ヴェイユ入門」(ロバート・コールズ著)には”狂気的”と書いてあるけれど、
わたしはこのヴェイユの言葉を大切に思うし、信仰したいとおもっている。
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生きることは煩い、悲しみである。しかしその中にしみ出してくるような喜びがある。
大きな慈しみの中の小さな悲しみの中の小さな喜び、これが人を安らかにする。
上記2行の文章は、9月12日、私が通う教会の主日礼拝で、牧師が言った言葉です。
心に沁みてきました。泣きました。
今朝、聖書をいつものように開いて、ヨハネによる福音書12章35節〜36節まで読みました。
そして、何気なしに、母親がヒルティやロシア文学(トルストイ、ドストエフスキーなど)を
好きだったことに気づいて「光あるうちに光の中を歩め」(トルストイ)と、
「眠られぬ夜のために」(ヒルティ)を探しました。
するとありました。中をぱらぱらめくると、トルストイの方には、折り目が付いていたり、
書き込みがありました。その中で下記の文章に線が引いてありました。
妻を持てる者は妻のことを思い、妻を持たざる者は主のことを思う
と。
ほんとうは離婚なんてしたくなかったのかもしれないし、
離婚した父のことも、必死で毎日祈っていたのだろうなぁと。きっと。
好きなのに離婚するって、ほんとうに、わたしが受けた痛みの何倍も
辛かったのだろうなぁと母が死んで5ヶ月も経ってから感じました。
もっとやさしくできたのに。もっとやさしくしてあげたかった。ごめんなさい。
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