オープンアクセス

近年、論文誌はいわゆるopen access jornalが増えた。
従来論文誌は読者が出版社に対して、年間なりの購読料を払うことで論文を見ることが
できるものが一般的だった。open access jornalはそれとは異なり、誰しもが見ることが
できるようになった。では誰が出版料を出すのかということだが、論文を書いた人が
払うのだ。苦労して論文を書いて、やっとの思いで審査校閲に通って、論文に載せて
貰えるようになったのに、さらに金まで払う必要があるという、始め出た頃は何だこれ、
と思ったものだが、現状この方が良いのかなと思えてきている。


そもそも論文を書くのはほとんどがアカデミックな非営利機関に所属している人なわけ
なので、論文を出すのに金がかかるとは言え、それは税金がベースとなるのがメインだ。
誰でもアクセス出来る論文は当然、社会全般に誰もが見られるので、税金の使い道が
どういう成果につながったか広く知らしめやすいし、学生などがお勉強の教材に使う
ものとしても非常に良いと思う。
論文掲載料も払えないような研究費を取れない人が、論文をそうそう出すとも思えないし、
基本このシステムが主となっても良いのではないかと思う。むろん従来型もある程度は
必要とは思うが。


インターネットの発展でほんとに情報にアクセスしやすくなった。如何に有用な情報のみ
を取捨選択して、自分の知識や考え方に生かして行けるか、重要なのだろう。