手相鑑定一回千円也^^;


昨日土曜日、私たち一家は、都内の某ショッピング・モールに出かけました。
そこをしばらくブラブラ歩いていると、似顔絵描きと共に、占い師も小机を並べていて、「本日特別に手相を1000円で見ます」…との紙が貼られています。
見れば、その占い師さんは、感じの良さそうな年配の婦人で、それなりに年季が入っていそうな雰囲気。


かつて各種占いに大いに嵌まり、さんざん周囲の人を占った経験のある私は、当然自分の手相がどんなものかは大方分かっていたのですが、なぜか急に遊び心が湧き上がり、いわゆるプロの占い師が、私たちの手相をどう見るのか知りたくなってしまいました。


かくして、あまり乗り気でないセレフィカさんや息子を強引に説得。
グイグイ手を引っ張って、占い師さんの机の前に座らせました!




まず初めはセレフィカさんから☆
(「何を言われるんだろ〜、楽しみ〜」と心の中でワクワクする私・・・)


彼の手を一瞥するなり、占い師さんが言うには、「あなたは大変勉強家、努力家で、辛抱強い人ですね。そして、御先祖様から非常に強いご加護を受けています」・・・とのこと。


ほぉ〜〜


占い師 「性格は温厚で、思いやりが深く、人気線があるので、あなたを好きな人は多いでしょう。…ところで、最近転職しましたか? 職種は同じでも会社を変わったとか?」
セレフィカ 「…あ、ええ、会社を変わりましたね。」
占い師 「転職は成功ですよ。そこでとても出世するでしょう。おそらくあなたは専門職ですね? その専門分野で、かなり高齢になるまで活躍できます。それだけ健康にも恵まれるということです。」
 「( 胸中 : なんだかセレさんったら、いいことばっかり言われてるなぁ〜 センスがビンボー臭いとか、そういう見立てはないのかなぁ〜 )」
占い師 「また、あなたには美的センスがありますね。料理の腕も良いです。」
 「( 胸中 : えぇーーーっ!? )」 密かにセレ氏の横顔を見ると、彼は見事なまでの無表情…
占い師 「それから、あなたは非常に良い結婚をしています。結婚で幸せになっています。」
 「へぇ〜(゚∀゚) ←(と、ここは思わず声が!)」


他にも、「意外に頑固なところもある」とか「将来は親の面倒を見ることになる」などなどと言われて、セレさんは終了。




次に、占い師さんの前に手を出したのは、私^^


占い師 「あなたは、実はとても好き嫌いのハッキリした人ですね。見かけはこんなに優しそうですが(←この台詞は実に10回は言われたのだ!)、好きな人には一所懸命に尽くすけれど、嫌いだと感じる人のことは知らん顔で避けて通りますね。」
 「…確かに、そうですね〜」
占い師 「ただ、あなたはとても家庭的な人です。家族をとても大切にしています。ですから、もしご主人が浮気などしようものなら、もの凄くキレるでしょうね。」
ここでセレフィカさんが、なぜか爆笑。
占い師 「そして凄いのは、この知能線の長さです、ほら、ここまで伸びてるんですよ。あなたは非常に頭の良い人ですね。それに、子供の頃から20代にかけて、大変熱心に勉強しています。今現在は、昔ほど努力はしていないようですが、昔の努力のお蔭で仕事も順調なはずです。」
 「( 胸中 : 確かに最近は子供の頃ほどガリ子じゃないっすねー )」
占い師 「さらに、蓄財や権力、名誉に恵まれる運を持っています。健康だし、長生きできますよ。ただ、ちょっと浪費家ですね。出て行った分だけ入ってくる運ですから、お金に困ることはありませんが、ご主人はあなたよりずっと慎重な人なので、時々ブレーキを掛けられるでしょう?」


・・・と、なんだか私は一言にまとめると「ワガママだ」と言われた感じで終了。




最後に、息子。(本人、まったく興味なしのまま、手だけ前に。)


占い師 「あなたも、ご先祖様のご加護が強くありますね! それに、この知能線を見て下さい。頭が非常に良いので、ぜひ何か専門の能力を身につけましょう。理数系が向いています。」


あらためて見ると、確かに息子と私の手相の知能線は長く、ほとんど手を斜めに横断しています。それと比べるとセレフィカさんの知能線は我々の半分の長さ! ってことは、セレさんは私たちより「アホ」なの!? え?


占い師 「他人から変わってると思われても気にしないことです。よく勉強して、高い専門能力を身につければ、誰ももうあなたを変わっているとは言わなくなります。」


やっぱりねー、誰が見ても息子は「変わってる」んだろうなぁ〜と、妙に納得する私…。




ま、そんなわけで、「ご先祖様のご加護に恵まれた一家」ということで、ありがたく計3000円を支払ったわけですが、結論から言えば、手相を含め「占い」というものは、「占い師が、いったいどれだけの情報を相手から引き出し、反応を見つつ、それを言語化していくか、その過程を楽しむエンターテイメントだ」…ということですね。


昨日の占い師さんにしても、手相だけではなく、私たちの人相やら身なり、雰囲気をトータルに見て判断し、いろいろ語っていたはずです。
セレフィカさんが「美的センスがある」などと言われたのも、いつもの彼の超ダサダサな服装ではなく、休日だからということで私から強制的に着替えさせられたお洒落な刺繍入りのTシャツを着ていたからだと思いますし、私が「浪費家」と言われたのも、やっぱりファッションや持ち物を見ての感想でしょう^^;
息子が「変わってる」のは、どんなに観察力のない人でも分かることですし・・・
とはいえ、セレフィカさんの最近の転職を言い当てたのは、なかなか見事な洞察だと思います。ベテランならではの技なんでしょうか?(笑)
いやー なかなか楽しませてもらいました!