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2007-11-01

[][]タモリに学ぶ会話術

「笑っていいとも」をお昼休みにウキウキウォッチングしていた。タモさんがゲストと話していた。ダラーっと見ながら気がついたのだがよくよく考えるとタモリの会話術ってスゴいと思った。どうしようもない口下手ゲスト相手でも会話を成立させてしまうあの手腕、テレビブロスが日本の名司会者一位にするのもわかった気がした。*1会話をする際、いったい相手との間にどのように話を広げていくかタモリのいままでのテレホンショッキングでのやりとりから私なりにタモリ流会話術を研究させてもらった。

・相手の容姿の変化を敏感にみつけ会話にもっていく。

「あれ?髪切った?」などモノマネギャグにされるくらい、タモリは一度会った相手の容姿の変化には敏感である。「あれ?痩せた?」「焼けたね」など本当にぱっと見ただけで容姿の変化を指摘し相手がお笑い芸人とか笑いを取らねばならない人以外はその容姿の変化をたいてい「褒め」の方向やどういった経由でそういう容姿の変貌を遂げたかを質問する。例「痩せたねえ、なんかジムとかで鍛えてるの?」「焼けたね。どっか行ったの?」これで相手が「実は最近水泳を始めて・・・」などと言い出すとタモリは「クロール?平泳ぎ?」などさらに質問、そして自分は平泳ぎ専門だと話を広げていく。ついでに初対面の女優さんなどは「スタイルいいですねー。何かやってるの?」とか「肌きれいだよねえー。(会場に同意を求める)どういうケアしてるの?」などとにかく相手を褒めつつも話を広げる。

・相手の持ってきたネタにちゃんと反応、質問。

「笑っていいとも」はたいていゲストが今度出るドラマや映画、出すCDの宣伝目的なのだがそれに対してちゃんと質問もする。「どんなドラマなの?誰が出るの?」など共演者がタモリと知り合いならそこから話を広げる。タモリには1ミリも興味ない内容のドラマ、映画であってもとりあえず相手が話している間は黙って聞いている。完璧に聞き手に回り話のリズムを崩さないところで「へえ」などと相槌を打つ聞きっぱなしではないのだ。そして質問を入れるところも決して相手の話のリズムを崩さない。このタイミングを見抜くタモリの会話術はすごい。

・それでも話が途切れたときは

相手が番宣などいいたいことが終わったとき、もうこれ以上話題がない、そんな時タモリはどうするか。彼の体験した話、聴いた話から無理やりでも今まで話していたことにこじつけて「昔俺の友達にね・・・」などと自分のほうからネタを披露するのだ。今度はゲストがそれに対して聞き手になり質問したり笑ったりで間が持つ。これはかなり高度な技術である。まったく関係のないネタの話ではなくあくまでも今まで話していた内容から「つなげていく」ことが大事なのだ。そうでないとただの一人ネタ語りになってしまう。

・最大公約数が興味があることへの知識を嫌味なく話す

そしてこれはタモリオリジナル、伝家の宝刀「食べ物ネタ」である。料理はプロ級の腕前のタモさん。相手が食べ物の話を何かちょっとでも出すとそこに食いつく。「ああ、あれのおいしい食べ方知ってる?こうしてこれとあわせると美味いんだよ。」「えー、そうなんですか。」「今度試してごらん。」とりあえず食べ物という誰しもが関わるネタで知識を披露し話を広げる。私はタモリの「困ったときの食べ物ネタ語り」を今まで幾度となく見てきた。


以上の話をまとめると

・相手の見た目の変化を褒める。そしてその変化から話を広げる。

・相手が話しているときは完全に聞き手になる。ただ聞くだけでなく相手の話のテンポをくずさないところで相槌、質問。

・相手の話から連想ゲームのように今度はこちらの持ちネタを出してさらに時間を稼ぐ

・最大公約数が好きなネタ(食べ物、酒。話せる空気だったら下ネタでも)を相手に振るなり自分の知識から話すなりして会話を広げる。

以上がタモリの会話術である。相手がお笑い芸人だと顔の不細工さをイジったり失敗談を会場、視聴者に向けて話したりするがこれは日常会話には活用できないので「タモリから学ぶ会話術」からは外させていただきました。



さあ、みんな明日から実行だ!!

「あれ?髪切った?」

*1:ちなみに個人的司会者といわれる人たちの印象だが、みのもんたが司会だとゲストに説教が入る。徹子はゲストの話を思いっきりぶった切って次の話に行ったりする。紳助は頭の回転はいいがどことなく上から目線で司会する。