北欧の旅  ソグネフィヨルド遊覧観光ースタルハイム

4日目後半
切り立った断崖の下に位置するフロム港
        
15時10分いよいよフロム港を出港。
約2時間の遊覧で,グドヴァンゲンまで行きます。
              事前に添乗員さんが作って下さった資料
                   
        
ソグネフィョルド
ノルウェー西部にある全長204km、最深部1308mのソグネフィヨルドは、世界一長く深いフィヨルドです。
入口はベルゲンから約72km北のノルウェー海にあり、そこから東に切り込み、内陸部に進むにつれて
何本ものフィヨルドに枝分かれしています。
        

        

        
オッテエルネスの村が見えてきました。
        

        

        
サーグ滝
1962年に日本画の巨匠・東山魁夷が描いたネーロイフィヨルド最大の滝。
サーグとはノコギリという意味で、日本ではノコギリ滝と呼ばれています。付近の最大水深は230m。
        
ネーロイフィョルド
フェリーはソグネフィヨルドの分岐点から、ネーロイフィヨルドに入りました。狭いフィヨルドを意味する全長17kmのネーロイフィヨルドは、ソグネフィヨルドの支流で、幅が250mと、名前の通り世界で最も狭いフィヨルドです。2005年ガイランゲルフィヨルドと共に世界自然遺産に登録されました。
        
        
                     
いよいよネーロイフィヨルド最奥部にあるグドヴァンゲンです。グドヴァンゲンの語源は「神と草原」。
ここは1800年代から観光客が来ていて、多い時には350代もの馬車が待っていました。右の崖1200mの地点からはシェル滝が流れ落ちます。
        
グドヴァンゲンに到着
港近くのお土産屋さん
ノルウェーでは屋根の上に草が生えている家が沢山建っていました。
添乗員さんがドライバーさんに質問すると、昔流行った方法で綺麗に見えるから植えているだけ、と言う事でした。が、1100年頃にロシアから入ってきた手法で白樺の樹皮の白い方を上にして屋根の上におき,枠を作って土を盛り種を蒔く、断熱効果を得るための物と聞いたことがあります。
        
グドヴァンゲンを出発したバスは、ネーロイフィヨルドの奥地に続くスタルハイム渓谷に入りました。
そこから、つづら折りの登山道路を登りはじめます。
        

スタルハイムは「馬車の宿」という意味で、昔峠には王立伝令便の早馬のための宿があったそうです。

美しい渓谷に囲まれて建つ山頂のホテル スタルハイムホテルは1885年から4回建て替えられていて、
現在の建物は1960年に建てられたもの。戦前、高松宮殿下が滞在されたことがあるそうです。
        
ホテルに到着。荷物を置いただけでチェックインもせず、すぐに私達ツアー一行は現地案内人と共にミニハイキングに出発。

宿泊のホテルの全貌が見える所まで案内して頂きました。本当に断崖絶壁に建っている!
        
周囲には高山植物が咲いています。そして見たこともない大きな黒いナメクジ
               
太いマジックペン位の大きさのナメクジ。もう少し早い時期だとこの地方には沢山いるそうです。
                 
少しの間ミニハイキングを楽しんだ後、引き返してホテル併設のスタルハイム民俗博物館に立ち寄りました。
        
          
ここには野生のブルーベリーが沢山生えています。北欧では森の中のベリーやキノコは、誰が採ってもいいのだそうです。少し前に皆が摘みに来たそうで、殆ど残っていませんでしたが、見つけて食べて見ると粒は小さいですが、甘味が凝縮された野生独特のお味でした。

夕食はホテルでスモーガスボード(ビュッフェ)
                  

部屋に入って嬉しい驚き! 
ベランダ、シーティングエリアが備わっている2部屋続き。これってスイート?
明らかに他の部屋と形状が違います。他の人に内緒にしなくては!

(でも御安心ください。次の日のホテルは豪華ホテルと言う事でしたが、私の部屋は窓を開けると通りの人が丸見え、ポットの用意もないあまり良くない部屋でした。添乗員さんは部屋の割振りにも苦労が絶えない事を実感)
        
         
   
          
ベランダからの眺め 
        
スタルハイムホテルの中はアンティークな調度品が所々におかれていました。
        
                 
ホテルの裏庭は、広いテラスとなっていて、その縁辺から壮大なスタルハイム渓谷を眺めることが出来ます。
翌朝 早く起きて裏庭にある 手摺のついた展望台に行きました。 

断崖絶壁なので高所恐怖症の私は足がすくんでしまいましたが、やっとの事覗き込むと、眼下にスタルハイム滝からスタルハイム渓谷に流れおちて行く水の勢いと雄大な自然を見ることが出来ました。

展望台からの景色は手摺につかまって眺めるだけで、怖くて写真を撮る余裕はありませんでした。
        
展望台の少し下から見た景色。
        
スタルハイムホテルからの絶景は一生の思い出になる事でしょう。