ブルネイの旅   モスク 

ブルネイには100以上のモスクがあるそうですがその中の特別なモスクをご紹介します。

オマール・アリ・サイフディン・モスク(オールドモスク)前国王、オマール・アリ・サイフディンが総工費US$500万をかけ建設,1958年に完成しました。イタリアの大理石、ベルギーやアラビアのカーペット、英国製のステンドグラスやシャンデリアなど世界各地から集めた最高級の建材やインテリアが使われています。
三方を囲むラグーンには、ブレネイの国力が最大となった16世紀の王室の御座船を模した石船が鎮座しています。

高さ約77メートル。ミナレット(尖塔)にはエレベーターまで設けられた、巨大なモスクです。
        

        

        
真っ黒のケープを着て中へ入ります。中は撮影禁止。ステンドグラスがありました。
        
ライトアップされたオールドモスクの姿は、夢のような美しさです。
        

ジャミヤシル・ハサニル・ボルキア・モスク(ニューモスク)第29代スルタンである現ボルキア国王の即位25周年に合わせて、8年の歳月をかけて建設。1994年に完成したモスクです。優美なオールドモスクに対して、こちらは壮大かつ豪奢な雰囲気。サラセン調の大理石造りの建物、本堂とドームは純金で出来ています。約5000人が一度に礼拝できる巨大な礼拝堂などは圧倒されます。

ここでも女性は真っ黒のケープを着て中へ入ります。残念ながら内部は写真撮影禁止です。
オールドモスクと同じく、こちらも一般の観光客にも礼拝時間を除いて公開されています。このモスクは主礼拝堂と副礼拝堂の二つの礼拝堂があり、副礼拝堂は女性専用になっています。
中の装飾はイスラムの教えに則りながらも、どこかモダンアートを思わせます。29代目国王にちなんだ29段の階段、29本の柱が奇妙なバランスで並んでいました。
        

        

        
ドームはすべて純金製
        
王族専用の入り口
        
                
        
ライトアップされたニューモスク
        
無造作に置かれたいくつかの大理石のベンチ。これらは一枚の大理石からできたもので継ぎ目がありません。1つ1000万円だそうです