ザ・ウォーカー

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すべてが荒廃したアメリカ、そんな中ひたすら歩く男イーライ(デンゼル・ワシントン)がいた。彼はある本を西へと運ぶことのみを目的とし、独りで生き延びていた…そんな折、彼が立ち寄った街では、その街の支配者カーネギーゲイリー・オールドマン)がある本を回収しようと躍起になっていた。彼らの出会いは一体どんな事態を引き起こすのだろうか…



観賞日2010年7月14日
【65点】


まさに終末世的な映画。古き良きB級映画のようでなんか懐かしい(笑)
空は灰色で、どこまでも続くような地平は希望に続いてるようには見えない…

世界観は、いわゆる世界は核の炎に包まれた!的な

そしてカプコンゲームor洋ゲー(fall outとか)みたいな雰囲気(笑)











主人公の男はデンゼル・ワシントン、街の支配者はゲイリー・オールドマンといぶし銀な感じの役者がそろっており、さすがの貫禄を感じました。

とくにデンゼルはアクションが非常にカッコいいという。


一匹狼ヒーロー像にカッチリハマり、使命のために犠牲も厭わない様は座頭市のようでもありました。
剣劇のシーンもそれっぽいし。












見どころはなんといってもオチ。最後の方は「あー」ってなる。

今までの物語が完璧に読み替えられるという点が素晴らしかった。このオチはシャッターアイランドよりよっぽど意外っていう

ズバリ本が全てのカギ。












問題は説明が少な過ぎることか…ある事実を匂わせる発言や行動などはあるけれども言及して無いからそれが本当かはわからないっていう。

まぁそういう想像が出来るのも楽しいんですけどねー
裏設定もかなり細かく出来てそうなんで、ここをゲームにして、もっと詳しくしたら面白いな〜とか考えながら観てました。








骨太な映画が好きな方はなかなかイケるんじゃないでしょーか。



でも日本人にはなじみがうすーい宗教色の強い作品なので、宗教系のネタがわからないとつらい。自分は高校で世界史が好きだったんでけっこう宗教による争いとかのネタはいけるんですが、嫌いだったりするとかなり厳しいのも確かかも。







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