ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

ライアーゲームとはプレイヤー達が互いを騙し合い、金を奪い合うゲーム。
そのゲームに巻き込まれたバカ正直な女子大生の神崎ナオは元天才詐欺師秋山の助けによってゲームに挑んでいく。そして彼女はファイナルステージに挑むことになる…


観賞日3月6日

【70点】※ただしドラマを観た人に限る
映画としては55点くらいかな?




まず、この映画はドラマからの完全な続き物です。

まぁ内容もあんまりドラマと変わらなかったって感じでしょうか…撮り方や演出も…変わんないし

なのでこれだけを観ても分からないところは多々あるでしょう。
ていうか色々無理です。ノリとか。





ただ、やはりテレビシリーズから続く、掛け合い・騙し合いは健在。相変わらず福永は面白い。
「ナオちゃんってほんとにバカだよ〜ね〜」みたいなセリフも健在(笑)


今回はゲームがデカい密室のみで展開するのでそれしかないとも言えますが(笑)






しかし
セットの少なさからいって、金が掛かって無い感まるだしなのが…
まぁ今流行のエコですね。


あとはカメラワーク、間が相変わらずクドイ…だがこのB級くささがライアーゲームの醍醐味なので外せない要素ではありますが。

これでCMがないとけっこうこの演出に飽きてきてしまう・・・テレビのときはあまり意識してなかったが、区切りが無い映画では否応なしにその欠点が浮き彫りに成ってしまう。








ここまで散々マイナス的な文章でしたが、やはりゲーム内容はよく練られていて、複雑な展開であっても登場人物たちが質問をしてくれたりフォローを入れてくれるので観客もついていきやすくなっています。





醍醐味といえば、Perfumeなどを手掛ける中田ヤスタカが担当しているBGMも外せない。スタイリッシュなテクノサウンドは未だドラマなどで無かった挑戦的な作品。だがこのBGMが無ければ挑戦的なドラマ作品としてのライアーゲームは成立し得なかっただろう。

彼がプロデュースしているcapslueの曲もいい感じで挿入されてきたんで思わず観賞後にはCDをレンタルしてしまいました。





言葉のバトルとしてのライアーゲームを今まで観てきた人なら観るべき作品、といえます。

良い意味でも悪い意味でも予想通りの作品でした