ワンピース ストロングワールド

グランドラインを順調にすすんでいたと思われていたルフィたち。
しかしそんな彼らに<故郷の海、東の海(イーストブルー)が壊滅の恐れがある>というニュースが飛び込んでくる。

冒険を中断し、故郷へ戻ろうとする彼らだが、その時空飛ぶ船が現れた。

そこにいたのはかつて海賊王ゴールドロジャーと覇権を争いあった伝説の海賊、”金獅子の”シキだった。

そして彼は有能な航海士としてナミを連れ去ってしまうのだった…

観賞日




2009年12月17日  

【68点】  







ワンピースです!






今回の映画は原作者が「泣ける」より「ワクワク」を優先したっていう通り、王道の感じでした

バンプが主題歌だった『デットエンドの冒険』に近い感じです。

『デッドエンドの冒険』はワンピースに存在する要素が短時間で全てがうまく融合されてました。あの漫画でワンピースをみている時の様なワクワクする感じ。









今作は一言で言えば…


惜しかった。






まず映画館配布の、原作0巻の内容。

素晴らしい。


漫画が週間少年ジャンプ掲載のと同じ内容というのは少しがっかりしたが、その内容はこれまでのシリーズをみてきた者ならワクワクするものであることは間違いない。







映画自体は

最後の5分位までは非常にワクワクしたよ

ツッコミどころは沢山あったけど、

なかなか激しいアクション・インパクトのあるシーンが盛り沢山でイケイケだった。








ギャグの入れ方が原作っぽくて(シリアスな部分でもギャグを思いっ切り入れたり)そのへんは原作ファンとしては良かったですね…

アニメオリジナルだと毎度のごとくスベる傾向にあるので






あと最後の盛り上がりの部分である、ヤクザ映画=Vシネ的な殴り込みシーンもかなり演出的にイケてたりと、演出面も良かった








だが


終わり方が…











ていうか消化不良…










原作者が書いた映画の設定などをみるとひじょーに細かく面白い設定がなされているのに尺の関係か、反映されていない


明らかになんか裏とかがあったのに伏線回収されないまま終わってる







原作者尾田栄一郎が描こうとした世界、展開は序盤ではほぼ完璧に描けていた…

あと少しだったのに、何故削ったし。



やはり尺というもので作品は大きく変わってしまうことを実感させられる。

長ければテンポは悪くなるし、短ければ短縮しすぎて?な部分が出来てしまう。











だが今までのワンピースの中でもトップ2に入る(残りはあんまり面白くない)


ワンピース好きなら観て損は無い筈











…ていうか今のワンピースヤバいよね

ここまで攻めを続ける漫画というのも珍しい。