マイケルジャクソン This is It




観賞日


2009年11月19日  

【80点】(今までの知らなかった凄さを観れた点で)  





今回は話題になったマイケル映画…彼のライブリハーサルを編集したものです。


まぁそういう訳なんでメイキング感はありますが、実際のライブの様に曲はフルで流します。

間にインタビューなどを挟みますが、それはあくまでライブの合間の様相。




つまり結局は、擬似ライブですね。





むしろドキュメンタリーが中心かと思っていたのでこの展開は予想外でした。









うちらの世代にとってマイケルは奇行を繰り返すイメージが多いですが…


やはりキングオブポップと呼ばれた男は違う音楽に対する愛と情熱が滲み出ていて、サウンドひとつとっても、めんどいくらいクソ細かい指定をしてました。

リハーサルから手は全く抜かない。だからこそ映画やDVD化出来るほどのクオリティなんでしょうけど。



ていうか天才だわ


そんな中でもホントに驚いたのは踊りと歌。






…上手い ←失礼



いやこれはそんなもんじゃなくてスゴい




個人的にはギタリストのオリアンティを捲くし立てて、このギターソロはキミが主役だから思いっきりやるんだという場面にはおもわず胸が熱くなりました。



それぞれの曲の演出も見事。エンターティンメントとして観ているだけで面白い。

個人的は映画のようなつくりの「スムースクリミナル」がお気に入り。




兎にも角にもこのライブが実現してたら極上のエンターテイメントになっていたことは間違ない!





マイケルジャクソンが死んだ事によって、日の目をみることになったリハーサルですが、皮肉なものですね。

あらためていかにデカい人間を失ったかを気付かされてしまう。

まあ、そういうことを狙った映画の「つくり」にイライラされる方はいるでしょうが、タイムリーに彼の凄さを知らなかった自分にとっては貴重な体験になりました。