One day/The ROOTLESS

「真っ直ぐ」という爽快感

One day(ジャケットA)

One day(ジャケットA)


The ROOTLESSは今作でメジャーデビューした、4人組バンド。

しかもメジャーデビューがいきなりアニメ「ONEPIECE」主題歌。







実はアニメのONEPIECEでは、この前のOPを担当したのが矢口真理を中心とするヘキサゴンファミリーだった。そして問題が起きた。

物語の展開を無視したような、その時期のOPとしてはふさわしくないような歌詞。

人気漫画であり、日曜9時ながら視聴率の高い人気アニメである故に、この曲はネットで非常に話題となった。


ネットの批判性と蔓延性が重なって、瞬く間にこのOPのひどさが伝わり、各地質問系サイトではこのOPの是非を問う質問が乱発し、フジテレビHPでは掲示板が休止になるというところまで発展した。(ヘキサゴン・島田に対する不満がある人間がただ単に批判したいというのもあっただろうが…)




そして、本来は1年間は同じ歌手だが、半年でこのThe ROOTLESSに変更された。


個人的にも作品の現状に合わない曲を流すというのは正直信じがたい自体であった。

















話を戻すと、


この「One day」はROOTLESSが20回以上も作り直して出来たというナンバー。

ここからも今作に対する気合の入れようがわかる。




その甲斐あってか、非常に今現在のONEPIECEの展開にマッチした、メディアムテンポなロックに仕上がっている。

UKロックチックとでもいえようか、シンプルだが、力強い。



また新人らしさ・すこしの青臭さが、また「白ひげVS海軍」という歴史的な大戦場に居ながらにして、真っ直ぐエースを目指そうとする、がむしゃらなルフィを想起させる。



がむしゃらな真っ直ぐさというのは「爽快感」を持っている。


前作のモヤモヤ感も含めて、爽快感があった。「よくやった」という爽快感。











アニメのキャラクターがバラエティー番組の特番で登場するのはたまにあることだが、

正直自分はついにバラエティー番組によって、主題歌すらも侵食されたしまったのかと心配していた。

だが、今作を聴けばこれからそういうことは無いのではと感じる。


テレビ局側もその主題歌の重要性を思い知っただろうから。




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