アマルフィ-女神の報酬-

イタリアを旅行中の日本人少女が誘拐された。

ローマで開かれるG8の警護のために派遣された外交官黒田(織田裕二)は、犯人からの電話を受けた際、身分を父親と偽り事件に巻き込まれていく。

そしてイタリア堪能な黒田は犯人グループとの交渉役に当たり、身代金を持った紗江子(天海祐希)とともにローマ市内を走り回ることになるのだが…


観賞日

2009年9月11日  

【63点】





内容は、「そこそこ」面白かったです。ですが、期待し過ぎたせいか少しラストがスッキリし過ぎていたと感じました…

それでも中盤はかなりスリリングで面白い。

犯人グループを追う黒田と犯人の攻防は観ていてワクワクもの。

追い詰めるスピーディーさと謎めいた犯人の行動など、要素は多い。



ストーリーは起承転結がハッキリしており、人物関係も明確で、無駄を省いたものだったと。









織田裕二の新たなキャラクター、黒田外交官。


外交官っていう新しいジャンルを上手く生かしていたとは思います

だけど、なんかもうちょっと展開があればな、と



後、登場人物に関して言えば、 戸田恵梨香の役どころなんて、今となっては何やったんだと
いうくらい薄い。







勿論次回作も作れそうな「拡がり」の期待できる素材でもあります。

だからこそもっと拡がりの期待を持たせるような終わり方してほしかったなぁと。

この終わり方では…









オールイタリアロケということで、背景・空気感は素晴らしいです。でもイタリアみたいにロケに寛容な国じゃないと次回作は無理か…

ストーリーの厚みが無かったのは、イタリアロケという点に終始しすぎて見失っていたので
はないのかとも感じてしまった。

まず、イタリアという舞台ありきで考えた結果、ストーリーに少し甘さが見えたのではないかということだ。


だがイタリアの力はやはり凄い。

全編にわたって息を呑むような景色。空気。

それが全てなのか。まあタイトルもアマルフィだし。









今作に限っては、

見逃した方はレンタルで借りて二時間ドラマと思って気楽に観るのもアリです

まあ完全にテレビものの延長。いつものお決まりのパターンである、ドラマ→映画のパターンではなくオリジナル作品ということでもっと深みのある作品を期待したが、結局はそこに落ち着いてしまったと。