突然地方ニュース番組をクビになったプロデューサーのベッキー(レイチェル・マクアダムス)。彼女がやっとありついた仕事は、なんとニューヨークの局のプロデューサー。しかしそれは低視聴率の朝番組「デイブレイク」だった。
ベッキーは華々しい経歴を持つ伝説的なニュースキャスター、マイク・ポメロイ(ハリソン・フォード)を新たなキャスターにしようと画策するが、プライドの高いマイクは朝の番組の目玉となるゴシップを拒否する。
だが、ベッキーは知恵を絞りなんとかマイクを引き入れるが、マイクと一緒に番組を仕切るベテランキャスター、コリーン・ペック(ダイアン・キートン)と対立する。しかも視聴率はいっこうに伸びをみせようとしない。
さらに同じ局のプロデューサー、アダムとも恋が始まる。恋に仕事に忙しいベッキーは持ち前の元気の良さで乗り切れるのだろうか!?
観賞日
2011年3月6日
【68点】
まず、言いたい。
邦題「恋とニュースの作り方」よりも原題「Morning Glory」の方が絶対良い。これは確実。まあこの手の女性の恋愛だったり仕事観を表現する作品は「プラダを着た悪魔」とかみたいな流れの中で、こういったタイトルがつけられてしまうみたいなのである意味しょうがないんですけど…
「モーニンググローリー」の方が、なんかテレビのプロデューサーの話としては面白いし、シュッとしたイメージになるのではないのかな、と思ったりはしています。
では、本編の話に入ります。
話自体はかなり明瞭で、入り組んだところもない作品。
だからこそ軽い気持ちで観れます。かなりライトな映画でしょうね。
そのへんはすごく期待通りです。
しかも、ユーモアに溢れる場面が多く、かなり笑えます。
マイクとコリーン、両キャスターによる険悪な雰囲気はすごくコミカルに描かれていて
、「あっちが挨拶に来い」の応酬だとか、もうこの2人が最高に楽しい。
でも、そこまで深くも突き刺さるような作品でもなかったというのが実際。
というわけで68点という微妙なところに落ち着きました。
でも、ライトな映画観たいんならオススメします。
なんでかって言えば、レイチェル・マクアダムス(『ぼくを見つけた日』、『シャーロックホームズ』)演じるベッキーが優秀すぎたのかなと。
最初からそうなんですが、彼女は人一倍バイタリティがあっていかにも最後には成功しますよみたいなタイプ。
まあテレビマンとして当たり前の人間性なんでしょうが、人間性もさることながら彼女は非常に仕事を上手くこなせてしまうわけなんです。指示もすごく早い。
そうなると、こちらとしては意外と障壁が少ないなと感じてしまう。
まあ実際、直近で『英国王のスピーチ』を観たせいもありますが…
もうワンポイントくらい伏線として用いられる苦悩のエピソードがあったらかなーり評価は上がっていたのかなぁと思います。
で、気になる人もいるでしょう。
輝かしい経歴のキャスター、マイクを演じたのはハン・ソロ、インディ・ジョーンズことハリソン・フォードです。
というか個人的には彼が出てたから観にいった感も否めません(笑)
いわゆる頑固親父のようなマイクは演技がすごいというよりも、
ただただしかめっ面をしているだけで画になる。
要は、いるだけで良いんです(笑)
私としては、お局キャスターのコリーン(ダイアン・キートン)のブラックユーモアやハジケ方が最高で、今作でMVPは彼女ではないのでしょうか?
すごくイキイキとしてました。
↓予告編はコチラから↓
http://www.youtube.com/watch?v=WoaNsNvTU5g
、