2012-05-01

職業柄、どこの書店が面白いですか?どこを見に行ったらいいですか?とよく聞かれるのですが、読書と同じで、書店にも人の好みというのがありまして、店に行って何を面白いと思うかは人それぞれなのであります。
まあ普通の本好きの方は、自分の好きなジャンルの品揃えだけを見て、その店のことを
「この店はわかっている」「この店は全然ダメだ」などと評価するものです。
それ以外に興味がないからです。
こういう方は岩波文庫置いてないようじゃダメだね、とか、最近Amazonでしか本買わないなーとか言ってたりします。
これが本屋好きになると、店の品揃えのセレクションだけでなく、空間づくりも含めた商品のプレゼンテーションが、上手かどうかが判断基準に加わります。
別にほしい本があるわけでもないのに好きな本屋をぷらぷらと歩きまわり
「この店は個性的」「POPがとっても面白い」「すごい棚の並べ方だね」とか言ってブルータスの本屋の特集を喜んで買ったりします。
とんがった店が大好きです。
さて、さらに好きが高じてくると、本屋好きをどうこじらせるか、が人によって変わってしまうのですが、
本の世界の深い海にズブズブと潜っていかれる方が一番多いように思います。
「もう、新刊書店じゃ欲しい本が見つからないんだ」ってなってしまった方の行き着く先は古書ハンターしかありません。
神保町界隈に棲息されてたりします。
本屋好きをこじらせてしまった結果、本好き仲間を集めて何か面白いことやろうぜ、と思いつく方もいらっしゃるようです。
イベントをやってみたり、フリーペーパーを作ってみたり、ツイッターやフェイスブックで発信してオフ会したり、
と活発に世の中を動かされてたりします。楽しそうですね。私のような非コミュのひきこもりからすると眩しいかぎりです。
なお、このタイプでさらに重度にこじらせてしまうと、「自分で本屋やっちまおう」と独立開店されてしまう方もいらっしゃるようです。
さて私は、と言いますと、変な方向にこじらせてしまったようでして、
「この店の通路幅の取り方はうまい」
「この什器設計したの誰?天才的!」
「このレイアウトたまらん」
「この在庫管理はどうやってるんだ」と、書店を見る目が商業技術的な側面に異常に偏ってしまっております。
すごい少数派なんじゃないかと自分でも呆れております。
2012-04-03

- 作者: デイビッドセイン,中野きゆ美
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2012/01/30
- メディア: 単行本
- クリック: 67回
- この商品を含むブログを見る
ちょっと固めのあの本も、一手間かけてコミックエッセイにしてみるだけで、何ということでしょう、売れに売れてしまうではありませんか、といういかにもこのご時世らしいベストセラーです。
僕は英語がさっぱりでして、この本に紹介されている「日本人がよく間違う英語フレーズ」そのものを、そもそも理解してないので、「ええーっ!そうだったのか!」という感動はいまひとつなかったんですが、そんな僕でもわかるレベルの英語ですら、結構まずいらしいのです。
「How are you?」「Goodbye」 は死語で、
「ごきげんいかがでござる」「あばよ」みたいに聞こえる。
「What time is it now?」「 What's your name? 」は、失礼な言い方で、
それぞれ「ところで今何時なんだ?」「あんたの名前は?」みたいに聞こえる。
「 Thank you very much.」「 No thank you.」「 You're welcome.」は、
「どうもどうも、ありがとうございましたね」「もう、結構!」「あたり前ですよ」みたいに皮肉っぽく高飛車に聞こえる。
僕が中学生のころはNHKの基礎英語とかでも、こんな風に喋ってた気がするんですけど、それならそうで教科書にもそう書いてほしかったですよね。いまどきの教科書の例文はもう変わっているのかもしれませんが。
この本には他にも、英語の慣用句的な言い回しにひっかかってヘンに聞こえる事例や、実は短縮形で話した方が丁寧に聞こえる、とか、冠詞や複数形の違い一つで大きく意味が違ってしまう例など取り上げられています。
英語難しい…。
2012-04-02

- 作者: アルコ,河原和音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/03/23
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 50回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
マーガレットコミックスなんて、買うの何年ぶりだろ、ということで、全国の書店で盛り上がっているらしい『俺物語』を読んでみました。表紙の真ん中にいる少女マンガの登場人物らしからぬごつい彼が主人公の猛男くん。猛男くんはその風貌ゆえか、好きになった女子からことごとくふられてきた悲しい過去を持つ。しかし、そんな猛男くんがひょんなことがきっかけで……という話。
素直に面白いんです、このマンガ。
ただね、ちょっと言わせてもらいたいんですが、この話、モテない男が慣れない恋愛をして……、という電車男みたいな話では断じてないと思うんですね。
はっきり言って猛男くん、かっこいいんですよ。性格もいいやつだし。っていうか普通にモテるだろ、お前。
俺は今までもてなかったとか言ってるけど、高校1年生でしょ?今まで彼女いませんでした、ってモテないうちに入るんですか、それ?
男子校で中高六年間そういう世界と無縁に生きてきた自分はどうなるわけ?とか言いたくなるわけですよ。高校一年生にして早くも女子と交際しているお前が非モテだと?ちゃんちゃらおかしいぜ。
えーと、折角の面白いマンガなのに世の中には、こんなひねくれた読み方しかできず、一人憤慨している残念な読者もいるみたいです。可哀相ですね。