丸善御茶ノ水店

御茶ノ水の聖橋口を降りてすぐにある丸善です。出版業界に籍を置いている人で、この店に立ち寄ったことのない人なんていないのではないでしょうか?というのは、ここが日販の本社ビルのほとんど真下に位置しているからでして、私もいつも日販に用事があるときに覗きにいくのが習慣となっています。

それにしてもいつもごちゃごちゃしてる店です。店頭はいつも文具とか洋書のバーゲンセールをやっています。寒空の下、ワゴンがずらずら並べられていて、大勢のお客さんがわらわら群がって品定めをしておりました。邪魔です。どいてください。なんで入口をふさぐような形でワゴンを置くんですか!この店で火災が発生したらかなり焼死する確率が高そうです。店の外に出ても安心できません。写真のように正面入口の目の前に思いっきりワゴンが鎮座していますので、避難導線がない分ある意味ドンキホーテより危険です。
中に入ってみましょう。坪数は195坪だそうで、御茶ノ水という土地柄を反映してかビジネスだけでなく医書も充実しています。ちなみに店内もごちゃごちゃしています。初心者が目的の本にたどり着くのは難しそうですので、店内の検索機に頼りましょう。いつも混んでますけどね。この店のごちゃごちゃは「活気がある」という意味ならいいのですが、そうではないごちゃごちゃ感なので、ちょと居心地が悪い店です。
商品の在庫量はさすがに豊富です。どの売れ筋タイトルも死ぬほど積んでいます。このへんは取次のプライドでしょう。お膝元で切らすわけにはいかないですからね。
コミック売場に来てみました。やたらに鶴田謙二をプッシュしてます。マニアな担当者の方がいるっぽいですね。丸善なのに珍しい光景です。大学生のバイトさんが作ったのでしょうか?さすが御茶ノ水という感じです。そういえばお隣の駅は秋葉原でしたね。忘れてました。
ところで丸善は文具も有名ですが、ここの文具売上は2000万円ぐらいあるらしいです。えー!あれだけで?というスペースしかないので驚きです。ひょっとすると店頭のワゴンで荒稼ぎをしているのかもしれません。私も店頭販売の秘密をさぐるべく、そこらへんの人に混じってワゴンを物色してみましたが、吹きさらしの店頭はものすごく寒く、風邪が悪化しただけでした。
結論。特に火と寒さに強い方におすすめしたい店舗です。火と寒さに弱い方は、はぐれメタルのよろいを着て行くと安心だと思います。総合評価60点。