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chalcedonyの外部記憶装置・出張版 RSSフィード

2009-06-13

DTP Booster Vol.2に行ってきた

アップルストア銀座で開催のセミナーに行ってきました。

定員が84名で立ち見がだいぶいたので、少なくとも120人以上は入ってたと思います。

以下、適当に感想など。まとまらないままだらだら書くのであしからず……


Illustratorスペシャル

今回のセミナーIllustratorが中心、というかそれしかありませんでした。最初に使っているIllustratorのバージョンについて聞いていて、

CS3>>>>>CS4>CS2>CS1>>10>>8

CS3>>>>>CS4>CS2>10>8>CS1

という感じだったようです。*1具体的に言えば、CS3が6割くらい、CS4が25人くらい、CS2が15人ぐらい、と以下バージョンが下がるとだんだん減っていった模様。ちなみに、私はCSを持ってる10使いです。

大嘘書いてたので訂正。CSより10のが多かったそうです>< http://twitter.com/dtpbooster/status/2159622452

1.JavaScriptを使ってIllustratorを遊んでみよう(三村 克巳氏)

個人的にはこれを聞きに行った感じです。ただ、おそらく使ったことのない人向けになるんだろうなーと予想はしていて、実際そうでした。

最初に自動処理の導入状況についてアンケートがあって、アクションはかなりの人が使っているけどスクリプトとなるとがくっと数が減り、データ駆動型グラフィックスは使ってる人がいたのかどうか(私も最後のは使ってない)。スクリプト使ってる人の中でも、おそらく自分で作ってる人はもっと少ないんだろうなと思います。

Extendscript ToolKitはあまり使ったことがなかった(CS2から付属だったっけ?)ですが、直接実行できるのが便利そうでした。構文ハイライトもあるし。スクリプトの読み込みでいちいち再起動、を意識しないで作れるのは楽ですね。

同じことの繰り返しをしてる部分で1クリックでも減らすために、というのが何度も強調されてました。しかしいまいち会場の反応が鈍かった……。やっぱり難しそうに感じるのだろうか。デモでエラーが出たりしてたし。*2

思ったのは、やっぱりいきなりコードを貼り付けて実行……っていうのは敷居が高いんだということ。講演後に鷹野氏(「自分で作るのは面倒だからイヤ」って言い切ってたw)がメニューからスクリプトファイルを選んで実行したときはちょっと反応よかった感じでした。たくさんの人が使いやすくするんならファイルをダウンロードできるように配布するのがいいんでしょうね。私は怖くてできない。まだ。

最後に私も大好きな「イラレでべんり」さんが紹介されていて嬉しかったりしました。シンプルで便利なものがまとまっていて、全部入れておけば日常業務のちょっとしたところが楽になりますよね。このくらいシンプルなものの方が汎用性高くて使いやすいんだろうなーと思います。

時間切れでぱぱぱーっと過ぎ去ってしまったスライドを見るに、DOMについてなども触れる予定だったのかもしれません。あとはアプリケーション間の連携あたりの話をもう少し聞きたかったな。今の私の業務じゃ出番はなさそうだけど、知っておきたいと思っているのです。半分以上は興味本位ですけど。


2.Illustratorで光の表現(川端 亜衣氏)

マスカットのイラストとワイングラスのイラストに光の効果を、という実演でした。

光の表現は描画モードを使いこなすのが基本なのですが、実はいまいち苦手だったり。そのあたりの解説はほとんどなし。まあ、自分で調べればわかることですしね。

  • 「光の表現なのでRGBです」
  • ハイライトや影は、オブジェクトを直接グラデーションで塗るより、別にグラデーションのオブジェクトを作って透明効果で重ねた方が自然な立体感に仕上がる。
  • オブジェクトアピアランスパレットで塗りを増やして別々の描画モードを指定することができる。
  • ひとつオブジェクトを作ったら、グラフィックスタイルに登録して再利用。
  • 「わりと勘で」
  • 「こういう細かいところがそれっぽく見せるコツです」
  • 小さい光の粒などはシンボルを作ってスプレーで散らす。シンボルリサイズでサイズを変更できる。
  • 画像の色を調整したいときなどでも、イラレに配置した上にグレーのオブジェクトを乗せて透明効果で重ねてやることでできる。もちろんその後ラスタライズなどするのが前提。
  • 「このまま印刷に持っていくと色が化けます」×2

その他細かい手順が大変参考になりました。目の前で出来上がっていくキラキラ表現に( ゚д゚)ポカーン状態でしたよ! 楽しかった!

ワイングラスの方はすでにブログで書かれた記事に近いものでした。あとで今日のセミナーの資料もネットに上げてくれるとのことですが*3、とりあえずここで復習できます。

イラレラボ illustrator-labo - Tutorial_イラレで光の表現

ご本人がおっしゃってたとおり「Photoshopでやればいいじゃんってのもある」作業ですが、ベクターデータにできること、オブジェクトごとに効果がつけられること、アピアランスを重ねられることなどがIllustratorの利点とのこと。私は凝ったものを描くことはほとんどないですが、ベクターデータの方が使いまわしが利くのでIllustratorの技を身につけたいなあと思います。


3.DTPにおけるオンラインストレージの活用(山口 和宏氏)

事前告知のなかった講演。といっても予定は5分だけ。

オンラインストレージサービスを使う利点について軽く触れたあと実演……のはずが、ログイン失敗により時間切れ。ううむ。カタログに載ってそうなこと以上の話はなかったかな……。


4.Illustratorでの文字組版(鷹野 雅弘氏)

だいぶ時間が押していたので、かなり巻いていました。

Illustratorにはバージョン間で大きな溝がいくつかあって、8から10の間に透明効果やアピアランスが追加され、10からCSではテキスト関連のエンジンが一新され、CS3とCS4では複数アートボードが新規追加されたという話が最初にありました。

今回の講演ではもちろんCS以降が前提ということで、10をメインに使ってる私が涙目に……。いつか移行はするでしょうけどね。

「以前のバージョンで手作業でやっていたことをアプリケーションの機能で」という事例などをいくつか説明していました。

  • 文字のグラデーションはアウトライン化せずにアピアランス
  • 文字揃えがデフォルトだと中央揃えになってるので注意
  • OTFの字形機能で作字を減らす(■に白抜きの文字とか)
  • レイヤー全体にアピアランスを適用することができる!
  • 段落スタイルを使えばいっぺんに修正が可能(ただし多用すると重くなる)
  • テキスト配置のときに空白行(改行文字だけの行)を削除することができる

などなど。うちではスタイルを作るほど文字の多いものはInDesignでやってますが、Illustratorでも同じ感覚でやれるらしいとわかりました。でも重いのかー。

CS4で追加された複数アートボードについても軽く触れられていました。スタイルやスウォッチなどを同期できる(というか、同じものを使える)のでいろいろ便利とのこと。ただ今のところ実用に堪えるかどうかは……*4ってとこらしい。溝は深いな。


InDesignスペシャル?

最後に、Illustratorスペシャルだった今回のセミナーに続いて、東京InDesignスペシャル的なセミナーを行う予定との告知が!

時期もまだ未定ですが、7月か8月頃だとのこと。個人的にも業務的にも興味があるのでぜひ参加したいなーと思っています。*5


というわけで

いろいろ聞けてとても参考になりました。もちろんすでに知ってることもたくさんあったんですが、実演や会場の反応が見られたのがかなりの収穫です。

実は仕事始めて何年にもなるのに、こういうセミナーって初めてだったんですよね。どんな雰囲気かなーと内心緊張していました。講義っぽく聞くスタイルだったのは個人的には助かったかも。いつかは少人数のセミナーに出てみたい。今回質問とかできなかったしね。

あとは……30分前に着くのを目指していたのに、いつもどおりしっかり道に迷ってギリギリ10分くらい前に到着したとか。なんとか席に座れてよかったですが、肝を冷やしました……。でっかいリンゴのロゴ入ったビル見たときどれだけほっとしたことか。iPhone3GSほしい(方位磁石的な意味で)。

いろいろ疲れたけど楽しかったな。今度からもう少し積極的にセミナーを探してみることにしようと思います。

さて、おみやげにいただいた『PDF/X-1a 入稿マニュアル』をじっくり読みましょうかね。

*1このへんの結果とはずいぶん違うなー。

*2Extendscript ToolKitからの送信先にイラレを選んでなかったのが原因だったのかな、あれは

*3:鷹野氏との
「今日の素材はダウンロードできるんでしょうか!」
「……できるようにしておきます!」
「いつから」
「……帰ったらすぐ!」ってやりとりに吹きましたw

*4:マイク外していろいろ言ってたw

*5:夏の高校野球の決勝に被らないことを祈るばかり……