成瀬は天下を取りにいく

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、宮島未奈著、「成瀬は天下を取りにいく」です。

 

本書、書店で1年ぐらい目立つところに置いてあって気になっていました。

 

先日、本屋大賞を受賞したことを知り、手に取りました。

 

読み始めると、もう一気に読んでしまいました。

 

主人公の成瀬が、ユニークな存在なので、彼女が出てくる描写が面白くて引き込まれてしまいます。

 

そして、滋賀大津の地元を通じた様々な描写も面白いです。

 

行ったことはありませんが、ああ、こんな街なのかという、なんとなくイメージができるのも楽しい部分です。

 

何事にも秀でているけど、一つのことに執着するのではなく、何でもトライしてしまう成瀬という主人公が、羨ましいです。

 

できるのに、それをひけらかすことなくサラッとしているところが良いのかもしれません。

 

久々に読んでスカッとする青春モノでした。

 

読んでいて、自分の中学、高校時代を振り返ってみるのもいいかもしれません。

 

一読をお奨めします。

 

 

日本保守党

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、百田尚樹、有本香共著、「日本保守党 日本を豊かに、強く。」です。

 

2023年9月に著者の百田尚樹氏が政党を立ち上げたの知っていました。

 

その後、Youtubeなどで街頭演説の様子など少し見ることはありました。まだ議員もいないのに、すごい盛り上がりを見せています。

 

しかし、このようなことを地上波テレビなどでは、取り上げていません。

 

前回、紹介した森本卓郎氏の「書いてはいけない」のように、知られてはいけない不都合があるのでしょうか・・・

 

そんな気持ちも持ちながら、本書を手に取りました。

 

読んでみると、至極まっとうなことが書かれています。

 

個人的には、何の不都合なこともないように感じます。

 

X(旧ツイッター)のフォロワー数は、既存政党の中ではトップになっているらしいです。

 

静かなる期待に満ちた政党なのかもしれません。

 

まだ、告示されていない東京都江東区衆議院補選でも、候補者を挙げていますが、それも地上波では取り上げていません。

 

ここが起爆剤になって、どのような快進撃を見せるのか、はたまた鳴かず飛ばずになってしまうのか・・・成り行きを見るというより、自分の選択をどうしようかと立ち止まる機会を与えてくれたと思います。

 

 

書いてはいけない

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、森永卓郎著、「書いてはいけない 日本経済墜落の真相」です。

 

書いてはいけない

書いてはいけない

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著者は、2023年12月、私はステージ4のがん告知を受け、本書は、著者の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、遺書でもあると述べている本です。

 

取り上げられている内容は、

(1)ジャニーズの性加害
(2)財務省のカルト的財政緊縮主義
(3)日本航空123便の墜落事件

の3つです。

 

特に、問題として深いと感じたのは、日本航空123便の墜落事件です。

 

ここに書いてある内容で、真実が隠されているとしたら、そして、そのことで日本がアメリカに対して負い目を背負っているとしたら・・・

 

そう考えると、この問題は掘り起こさなくてはいけないことなのかなと思いました。

 

本書でも紹介されている青山透子さんの著書を読んでみようという気にもなりました。

 

森永氏自身がこの事件について語っているYoutubeも見ました。

 

本書を読み、Youtubeを見ると、より関心も高まるものと思います。

 

ベストセラーなようですが、マスコミ等に取り上げられないのも、やはり書いてはいけない内容だからでしょうか・・・

 

一読をお奨めします。

韓国カルチャー

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、伊東順子著、「韓国カルチャー 隣人の素顔と現在」です。

 

本書は、「愛の不時着」や「梨泰院クラス」など、日本でも人気のある韓流ドラマ・映画から垣間見える現代韓国のお国柄を解説しています。

 

ウェブサイトの「カルチャーから見る、韓国社会の素顔」(2020年11月~21年9月分)を元に加筆・修正を加えたものだそうです。

 

個人的には、何年か韓国で暮らしていたこともあり、向こうの方々のあるある的部分も記載されていると確かにそうだようなあと思うところもありました。

 

また、まだ見ていないドラマや映画で、じゃあ何を見ようかなという候補を考えるのにも良い本です。

 

日本では、韓国に書かれた本が何冊もあるが、向こうではそんな本があるのかなと、ふと思いました。

 

向こうの本屋に行っても、それらしいものは目につきませんでした。

 

それに、本を読んでいる人が少ないなあとも感じたので、きっとネット記事をスマフォとかで読んでいるんだろうなとも、この本を読んで思ってしまいました。

 

個人的には面白い本でした。

ニッポンが壊れる

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、ビートたけし著、「ニッポンが壊れる」です。

 

本書のタイトル、大げさだなと捉える人は少ないのではないだろうか。

 

今の日本の状況に対して、不安を感じない人はいないと思う。

 

何かが心配、このままでいいのだろうかという気持ちの方は多いと思う。

 

本書は、そんなコロナ禍が一段落してから明らかになったことについて、ビートたけしの見立てで、痛烈なアイロニーを込めたエッセイである。

 

これまで“見て見ぬフリ”をしてきたあらゆる世界の「ヤバさ」が際立ってきたことを取り上げている。

 

例えば、政治家と宗教団体の癒着、メディアの芸能事務所への忖度、ネットへの急激な依存等々である。

 

気晴らしに読むのも良いし、大いに共感しても良い。

 

そして、このような感覚を持って、世の中を見ていくことの大事さを我々自身も感じなくてはいけないのだと思う。

 

大常識

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、百田尚樹著、「大常識」です。

 

本書は、ニコ生「百田尚樹チャンネル」で発行しているメルマガ「ニュースに一言」から、「今一度、常識を見直してはどうか」というテーマで、記事を選び出して再編集したものです。

 

以下の6部構成になっています。

1 政治屋たちの醜態

2 横暴な「リベラル」

3  罪を憎んで犯罪者も憎む

4  平和ボケは不治の病

5  コロナワクチンへの異常な愛

6  道徳崩壊

 

このシリーズ、ウィットとユーモアに包まれた著者の文章で、クスッと思わず微笑んでしまう感じが、今までのシリーズでありました。

 

今回取り上げている内容は、そんな笑いの要素を感じられないものが多く、読んでいて、(これからの日本は大丈夫なのか?・・・)と思わず心配になってしまいました。

 

国際化とか世界標準などと言われ、そういうものに合わせなくっちゃという感覚が、本来の日本人の良さをどこかに消し去ってすまったのでしょうか?

 

憂いてしまいます。

 

ご一読ください。

警視庁公安部外事課

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、勝丸円覚著、「警視庁公安部外事課」です。

本書、Youtubeで『VIVANT』の監修をした元公安の人を見たのがきっかけです。

 

話が面白かったので、本書を購入しました。

 

スパイ天国と言われている日本ですが、本書には、普段のニュース等では流れないような様々なことが書かれています。

 

本書の内容としては大きく二部構成になっており、一つは公安警察とは、どのような組織で、どのような活動をしているところなのかを解説しています。

 

もう一つは著者が在籍していた、公安外事課の中で、どのようなことがあったのかを著者の体験を通した内容が書かれています。

 

VIVANTでも語られていましたが、いろいろなことが、未然に防止されているようです。

 

普段知り得ないことが書かれていますので、興味のある方は一読をお奨めします。