少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1708 WBC考2

ようやくテレビ主導によるWBCバカお祭り騒ぎが終わったけど、本当の胸騒ぎを覚えるのが、本日、これから始まる準決勝、ドミニカ共和国VSオランダ戦と、その勝者と対戦するプエルトリコとの決勝戦。わくわくします。


野球好きの安藤総理がWBCに「少数派日記」にて言及するのは、今回でわずか二度目。なぜか?マスコミのバカ騒ぎに辟易としていたからです。
そもそも日本軍はマスコミがバカ騒ぎするほど、WBCに重きを置いていません。それは監督、コーチ、選手の人選を見れば一目瞭然でしょう。それを「三連覇」とは笑止。


自慢するわけではありませんが、02/22の 本ブログ NO 1609「WBC考」で安藤総理は以下のように書きました。
「これで韓国軍や米軍に勝てたらめっけもの・・・。ようやく夢から覚める時が来たのかも知れません。」
予想に反して、韓国軍、アメリカ軍と対戦することは、ありませんでしたが、決勝ラウンドに行けたことが、ラッキーと言える今回のチームです。本来なら、台湾戦で敗れていたチームですからね。
九回二死からの鳥谷の盗塁、そして2ストライクからの井端のタイムリーなど、確率論から言えば、実に低い数字(確率)の競技において「奇跡」に近い出来事でした。


スポーツであるが故「柔よく剛を制す」「小が大を制す」「窮鼠猫を噛む」逆に「弱肉強食」。
安藤総理は、極端に前者論で、圧倒的に不利な条件の方に肩入れします。
例えばブラジル戦。ブラジルの四番打者がヤクルトの松元ユウイチ、一軍半の選手。あとはノンプロと読売とソフトバンクの二軍の投手。日本軍の四番の阿部は年俸4億5000万円ですよ。同じ土俵とは思えません。10点くらいのハンデマッチが妥当でしょう。
そして台湾戦。屈指のメジャーリーガー王建民から得点したならともかく、一か八かで得た勝利。もう、真剣に台湾軍を応援しましたね、あたしゃァ。
安藤総理がドラゴンズの監督に就任した際には、ぜひ王建民と、外野手の陽岱鋼(ヨウ・ダイカン=日本ハム所属・26歳。彼をスイッチヒッターに改造する)、それに遊撃手で四番を打っていたアニキをまず引き抜きます。
本当に、台湾軍のモチベーションは日本軍を上回っていましたね。台湾側守備でボール一個分、届かなかったプレーが、少なくとも3度ありましたが、そのうちどれかひとつでも、グラブをはじかなければ、流れは完全に台湾だったでしょうね。
(も少しつづく)



素晴らしい動画ですね・・・。
本当に、あの時だけは井端選手に打ってほしくなかったなあ・・・、中日ファンの安藤総理だけど。
台湾軍の背番号「1」が陽岱鋼選手。礼儀正しいね・・・。元中日の郭源治と同じアミ族の出身、全身がバネ。
台湾軍の監督のコメントもいい。
安藤総理からも、謝謝台湾軍とお礼を述べたい。


そして日本のバカマスコミどもに向けて言う。
日本軍の勝利をバカ騒ぎするばかりで、どこも台湾軍の大健闘を放映しないのは何故か?
中国、韓国と違い、日本と台湾はいろんな意味、つまり、政治や軍事、あるいはビジネスを含め、友好的な同盟の絆を深めなければならない。台湾料理と中華料理は根本から違うように、中国人と台湾人は違う。日本人は台湾人に学ぶことがたくさんある。特に中国でビジネスを展開する人には、その意味が実感としてわかるでしょう。


また、王監督をはじめ、古くは郭源治郭泰源、今なら陽岱鋼など日本球界において台湾出身のプレーヤーの存在は大きい。さらに、西武の渡辺久信監督ら、多くのの日本人プレーヤーが、台湾球界へ渡り、日本ではできなかった多くを経験し、それを日本球界で生かしている事実もあります。賢者はどんなことからも知識を吸収します。


3・11の時、多大な義捐金や、各種援助を真っ先に行ってくれた国・台湾に対して、マスコミ各社のあまりにも露骨すぎる、日本軍贔屓には、一日本国民として正直、恥ずかしくなりました。
マスコミはもっともっと、冷静に、そして公平に台湾軍の健闘を称賛し、その脅威を認めなければなりません。元プロ選手の解説者が、まるで外野スタンドの応援団と同じレベルで、打て、とか、やった、とか、感動した・・とか、そんなのは中居くんの仕事で、解説者の仕事ではありません。バカ丸出しとはこのことです。そしてテレビ局は、台湾国民に対し、このWBC報道を通じ、3・11の感謝を伝え、その一方で、実はまだまだ、31万人もの避難者がいて、引き続き援助が必要なことを、うったえるべきではなかったのですか?


マスコミは本来の目的をすでに見失っている。まず、マスコミが島国根性から抜け出し、そして尖閣問題、竹島問題、TPP問題と取り組むように指針しなければ、はっきり言うが、愚かな大衆は、WBC報道で踊らされたように、先頭の羊が崖から落ちると、悲しいかな、みんながみんな、奈落の底に落下する仕組みになっています。それは全員右へ倣えという金太郎飴式義務教育の弊害によるものでもありますが、それ故に、日本国民の行く末を確実にミスリードしているマスコミの愚が許せないのです。(怒)