Laura Marling ローラ・マーリング


カジ君のセレブリティ・プレイリストにも入っている「New Romantic」


最近熱心に聴いているのは、イギリスのオルタナティヴ・フォークロック界のスター、Laura Marling(ローラ・マーリング)。
去年「Alas I Cannot Swim」というアルバムを出していて、今年のNMEアワードでは、最優秀ソロアーティストにノミネートされている。
作詞作曲はすべて彼女自信が手がけていて、まだお酒も飲めないほど若いのに突出した才能を感じさせる曲ばかり。
ポップで、独特の疾走感を感じさせる曲あり、ノスタルジック&メランコリックな曲ありで、ローラの瑞々しくも力強い歌声の奏でる世界に引き込まれてしまいます。

シングル「Ghosts」

「パリ、恋人たちの2日間」”2 days in Paris"  ジュリー・デルピー


ジュリー・デルピーアメリカに行ってから、「何でこんな作品に?」と首をかしげたくなるようなB級映画にも出演してる。十代の頃から、ゴダールやキェシロフスキ、ベルトラン・タヴェルニエなどのヨーロッパの巨匠監督の映画で印象的な役を次々と演じていたのに。
と思っていたら、こんな面白い映画を作っていたなんて!しかも、監督・主演・脚本・音楽、編集なんかも自分でやってしまっている。出演者だって、両親役は、本当の両親(2人とも俳優)だし、相手役は元彼のアダム・ゴールドバーグ。とにかく好きなように作りたかったんだろうな。自分の映画を撮るために、俳優業で稼いでいたそう。ジョン・カサヴェテスみたいに。

とにかく笑えて、何度も身悶えしてしまった。アダム・ゴールドバーグは、ちょっとずるい、その存在感がすでにもう可笑しい。あと、こんな家族本当にいやだ(笑)。シニカルというよりは、デリカシーの欠如によるユーモア。妹役のビッチさ加減もすごく大好き(笑)この女優が、ナイススパイスになってたと思う。

ウッディ・アレンって言われたみたいだけど、冒頭の、列に並んでいる人を皮肉るスキットなんてもうそのもの。しかもそのときジュリーは、黒縁眼鏡にアーミー風のカーキジャケットを着ていて、女ウッディ・アレンにしか見えない。

ヨーロッパ映画では美しきファムファタル役が多かったので、いかにもフランス女優ぽかったけど、本当は外向的な性格みたいで、脚本にも参加している「ビフォア・サンセット」からもそのことは感じられた。でもこの作品でさらにイメージが一新されたと思う。インタビューでも、セックスに関するジョークを考えるのが好きなの、とあっけらかんと言っていた。
そんなジュリー・デルピーの次の作品は、16世紀に実在した女性の物語で、こちらも監督・主演をするそうです。コメディじゃない、よね。

「After Tonight」 Justin Nozuka

本屋さんでまこちゃんの本を読んでいたら、聞き覚えのある曲が鳴り響いた。多分着うたとかいうやつ?(よく知らないの 笑)
引き込まれる声の持ち主、Justin Nozukaの「After Tonight」だった。
ひと月ぐらい前にiTunesでダウンロードしてた曲。
もう少しで、「私もその歌好きです。」と言いそうになった。

秋の夜にぴったりで、PVも温もりがあってロマンティック。
あと、えーとハンサムだし。


これは、Rihannaのヒット曲「Umbrella」のカバーをYouTubeにのせてブレイクした同じく日本人とのハーフMarie Digbyと歌ってる。
「My Girl」のキュートなカバー。



まこちゃんは、なんと英語の本を出した!
ガンダムで英語を身に付ける本」というのを平積みで見たときもびっくりしたけど。
どっちもとってもニッチ。

Radiohead In Rainbows Tour in さいたまアリーナ


ライブに行った後に、セットリストを調べていそいそとiTunesのプレイリストを作るのは楽しい。あるものはできるだけライブ盤から選んだり。
ひと月経つけどぞくぞくとライブの熱を思い出すことができる。

「15 step」って本当にライブの始まりにぴったりの曲で、最初から有無を言わさず盛り上がれる。踊り出さずにいられなくなる曲。トムのくねくねダンスも、ついに見られたー。中盤の盛り上がりどころ、「Jigsaw Falling Into Place」から「Idioteque」の流れでは、会場は完全に沸点を超えてた。太古の昔から人類が感じてきた音楽の喜びに身を委ねる。
かなり緩急おりまぜた演奏順序で、ヒートアップ、クールダウンが繰り返されてたと思う。「Talk Show Host」では、トム・ヨークというカリスマがくっきりと浮き彫りにされてたし、ラストの「Reckoner」、「Everything In Its Right Place」(この曲を最初に聴いたときの衝撃!)は、もうひどく崇高で美しくて、涙がでた。Everything In 〜のリフレインの中、ひとりひとりメンバーが去っていく演出もぐっときた。

WOWOWのサイトでは、10/5のさいたまアリーナでの「15 step 」の自分editionのライブ映像が作れるスペシャルコンテンツが公開されてる。
すごくレディオヘッドっぽい、インタラクティブな企画。
http://www.wowow.co.jp/music/radiohead/special/



さいたまアリーナにはジョン・レノンミュージアムがあって、友人が「今度来るときは、早く来てライブの前にこれを見ようよ」ともっともなことを言った。多分そういう目的でこの場所に作られてる。

ヴィルヘルム・ハンマースホイの部屋

白と黒と光の織りなす静謐なモノトーン。
妻のイーダ・ハンマースホイの肖像に釘付けになる。こういうものに出会いたくて、上野くんだりまで出かけたりするんです。彼女はこの作品を見たときどう思っただろうか?
何時間もグレイの空間を見つめて、静寂に耳を傾けていたいけど、休日の上野はそれを許してくれない。でもこのヴィルヘルム・ハンマースホイ展は比較的空いているほうだったと思う。

家族になったふたり

本殿の前で並んで待っていると、神主、巫女、雅楽の演奏隊に導かれて新郎新婦がゆっくりとやってくる。薄暮のなか、雅楽の調べにのせてやってくる一行の美しいこと。式は完璧に厳かで、外人みたいに好奇心をくすぐられた。神前式とは聞いていたけど、こんなに本格的なものだとは!原宿の真ん中でこのような古式ゆかしい儀式が行われていたなんて。

ちえむのいつにも増して最高の笑顔と、照れを押さえて意外と堂々としていたしげるさん。シンプルだけど、ふたりの人柄がにじみ出るような披露宴。90年代の私たちの思い出の曲の一つリサ・ローブの「Stay」やら、あまりに2人らしいBob Sinclarの「Love Generation」が宴を温めてた。あと最後の90年代渋谷なストレート選曲もおもしろ懐かしで、楽しかった。

おめでとう!Love Generationを感じましたよ。

Bjork 「Nattura」iTunes storeでリリース

20日にリリースされたBjorkの「Nattura」をitunes storeでダウンロード。わくわくするBjorkの新譜!

トム・ヨークの声は、「確かにこれはトムの声の気がする」って感じで、feat. Thom Yorkeにしては、控えめな登場のように思える。でも今回は自然環境保護のチャリティだし、そこらへんでトム・ヨークの名前を登場させたかったというのがあったのかも。

いつにもましてBjorkの声がパワフルで冴え渡っていて、「自然の精」みたいって思った。そしてそして血わき肉躍るこのドラム。火の国アイスランドの沸きり立つマグマを表現しています。多分。