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2011-11-01 SPA!富野記事

SPA!14年9月2日号 エッジな人々 富野由悠季 72歳にして“脱ガンダム”に成功した! メモ 21:23 SPA!14年9月2日号 エッジな人々 富野由悠季 72歳にして“脱ガンダム”に成功した! メモを含むブックマーク SPA!14年9月2日号 エッジな人々 富野由悠季 72歳にして“脱ガンダム”に成功した! メモのブックマークコメント

  • 今の20代~40代以降には期待できない。最近のニュースを観ていてもわかるんじゃない? あれで政治家だって言うんだから(笑)。あの人たちの年収が200万~300万円なら許せる。でも、そうじゃない。そこにお金を払うことを許しているのは我々納税者だから、これは皆アホてことです。そこを変えることができるのは、子供たちをおいてほかにありません。
  • (東北大震災と福島原発事故の)影響はあります。福島の事故で大人たちに期待できないことが、はっきりしました。事故を起こしても後処理ひとつできない。そんなことは最初はからわかっていたはずのなのに。この間も地元住民が大反対しているにもかかわらず、どこかの知事が「(中間貯蔵施設の件は)何とか説得したい」とか平気で言っていました。僕に言わせれば「バカなんじゃないの?」って話です。
  • (ターンAの頃から言っていた持続可能型エネルギー政策への切り替えの話は事故後しやすくなったのでは?)それも1年程度のことでしたね。今では原発に関する言葉は死語に逆戻りしています。街灯を点けないと犯罪率が上がるなんて言うバカもいるけど、江戸時代の犯罪率が今よりも高いとは思えない。それでも20世紀の暮らしに慣れてしまった我々大人は街灯を消すことができないでいる。僕にしても今では自粛という概念を持てずにいます。それくらい僕たちはだらしがないんです。
  • (「風立ちぬ」からの)影響は受けていません。ただ、今回も「同じ年の先輩に一手先んじられた」という感覚はあります。というのも、宮崎さんが描いた技術と社会の関係性というテーマは、僕が「G-レコ」で描こうとしているテーマと重複している部分があって、その点では徹底的に負けています。完全に負けです。あの映画で宮崎監督はスピルバーグもなし得なかった仕事をしています。その点を劇場公開から1年が経過した今現在も誰一人評価していない。そこに僕は腹立たしさを感じています。これは現代の教育の甘さだと思いますよ。その部分は「G-レコ」を通して補完していきたいと思っています。
  • リップサービスでも引退という言葉を口にする気はありません。僕みたいな人間は仕事を辞めた途端にアルツハイマーになるだろうから。
  • (ファーストガンダム当時よりも)間違いなく楽しいです。脱ガンダムを果せたと思いますから。
  • (「元気」という言葉を使うことで、芸能性を享受されない、つまり大衆性を欠いているという従来のガンダムの弱点を克服したのが「G-レコ」だと?)手応えはあります。「G-レコ」では、AKB48やももクロレベルの大衆性をも射程に捉えたアニメを提示できると思います。職業人として「子供に観てもらうにはどうしたらいいか?」という事を考えたら、そのような面白さは意識せざるを得ない。僕が目指しているのは究極のエンターテインメントとしてのアニメなんだから。最近のアニメ業界を見ていると「アニメが好きなだけで、アニメを作れると思うなよ!」という気持ちになります。
  • (ファーストの頃はアニメってもっとパンクなものだった印象があります)そうなんです! あの頃は圧倒的にパンクな存在だったんです。今の若い人たちが考えているアニメというフレームに囚われていない作り手たちが、方法論から模索して作品を作り上げていた。僕自身も高畑勲監督の作品を観た時に「こんなにインテリジェンスの高い人がアニメを作っているのか……、これは参ったな」と困惑したものです。それが今ではアニメ制作を学校で教わることができる。そういう現場を何度か見るチャンスがあったんだけど「これじゃダメだぞ!」ということしか見えてこない。
  • 僕はパンクって100万人を熱狂させるエクスタシーだと思うんです。これは芸能の本質にも通じる話です。僕自身は芸能のルーツは宗教的な生贄の儀式だと考えています。村で一番の綺麗なお姉さんを神に捧げる。そこに生まれる宗教的な熱狂が芸能の原点なのではないかなと。そういう熱狂が今のアニメにありますか? 僕なんかは「それはテメーの好きなセクシュアリティーでしかなくって、オレの好きなのは違うんだ!」と感じるものが多すぎます。
  • (人生の残り時間の使い道は)芸能人としてアニメを作りたい。その先で芸能としてのアニメの道筋をつけたい。「好きなアニメって何ですか?」と質問される機会が増えたのですが、最近はビートルズの「イエロー・サブマリン」と答えています。今では皆さん忘れている作品かもしれませんが、あの作品を観ていると「アニメとは、ここまで強力なものなのか」という事を実感できる。そして、異能の人間でなくては作れない。ビートルズくらいのレベルでないと、あれだけの力を持った作品はつkる得ないでしょうね。そして、今のアニメしか観ていない人間のなかからビートルズが生まれるとは思えない。そういう状況ではジジイがやってみせるしかないじゃないですか。ただ、実際に作り始めてみると、自分でもびっくりするくらい地獄でね。言いたかないけど、パンクなんてのはジジイのやるものではない(笑)。そう、(年寄りに)やらせるな(笑)。
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