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2015-10-24

「ミッフィー」の贈り物

| 02:09 | 「ミッフィー」の贈り物 - m é l a n c o l i q u e を含むブックマーク 「ミッフィー」の贈り物 - m é l a n c o l i q u e のブックマークコメント

何か贈り物を選ぼうと想い、新幹線に乗る前に東京駅のキャラクターストリートを歩く。いつもなら、「いないいないばあっ!」か「しまじろう」のグッズを探すのだけれど、殆ど主要なものは買ってしまっていたので、今回は「ミッフィー」のグッズを選びに行く。プラスチックのコップとハンカチタオル、そして髪留めのゴムを2本選ぶ。「うさぎ」も娘の好きなもの。「うさぎ」の髪形(左右両方の髪を結ぶ)のも好きなこと。好きなものも増えていて、それらを叶えてやりたいと想ったのだ。――ディック・ブルーナの世界、そのアートにも触れさせたい、と想った。その気持ちが沸いたとき、娘の成長を強く強く感じた。今までは「好き」の気持ちを満たし、純粋に喜ばせることを目的に贈り物を選んでいたけれど、今日は、「成長を促し、将来の可能性を育む」ために贈り物を選んだ。彼女が人として一人前になれるよう、親として考えた結果。――それを受容できるくらいに、成長したのだ。様々な親からのギフトが、彼女の人生を変えていく。初めて、彼女のこれからの人生を強く意識した日だった。

そして、その翌日は、彼女の人生初めての「運動会」。その勇姿を眺めるために、今回は帰省したのだ。2歳と4カ月。沢山のことができるようになったことを知った。名前を呼ばれれば、「はい!」と大きな声で返事が出来る。かけっこも出来る。音楽に合わせてダンスも出来る。親子競技の障害物競争にも出れる。最初の運動会――入場途中に僕らの姿を見つけて、急に心細くなり、泣きそうになっていた君。でも、友だちに慰められ、気持ちを建て直し、そこからは「運動会」を楽しんでいた君。誰よりもダンスが上手だった君。障害物競争で、「とても上手。速ーい」とアナウンスで紹介された君。――君が、日毎様々なことが出来るようになっていることに、心から感動した。

家に帰ってからも、それは続いた。「きらきら星」を歌えたり、「ひらがな」が少し読めるようになっていたり、「物語」を自分で作って読み聞かせてやれるようになっていたり――ただ、ただ、その聡い姿に感じ入るものがあった。そこには豊かな可能性があり、より愛情と思いやりを持って彼女に接していかなければならない、という責任感が沸き出る何かもあった。――自分の人生において、こんな素晴らしい女の子が娘であったことが、何より幸せなのだと。そんなことを想った。自分の子どもの頃の姿を想うと、彼女はとても素直で賢く、そして眩しい。

2015-04-19

苺と兎

| 03:45 | 苺と兎 - m é l a n c o l i q u e を含むブックマーク 苺と兎 - m é l a n c o l i q u e のブックマークコメント

「いちご」「うさぎ」「どうぞ」「ちち(父) 」「じーたん」「ばーたん」「あーしゃん(お母さん)」など、娘が口にする言葉が増えていた。ただ、それ以上に、言葉が出ずとも、「好き」「ありがとうございます」「ごめんなさい」などの感情や意思の伝達をしようとする姿も見られ、その姿がより愛しく思えた。月に1度程度しか会えない分、変化については敏感に感じられる。少しずつ、少しずつ、でも、ちゃんと健やかに育っている。その実感が、胸に広がった。

「怒鳴らなくて良い分、この子の子育てはきっと楽なんだと思う」。妻が、そう言った。確かに、感情的に怒ったり、怒鳴らなくてはいけない場面になったことは生まれてから一度もないし、我が儘も可愛らしいと思える。話せば素直に聞き、理解してくれるし。子どもながらに、確り分別もあるよう。そして、適度に自己主張もある。娘を見ていて、自分が子どもの頃は、こんなに素直じゃなかったよなあ、と思う。素直で愛らしい我が子を、素直にそう思える幸せもある。――この子が、自分の子で良かったと思う。特段甘いわけでなく、人として、娘の美点を誇りに思える自分がいる。この子に替わるものなど、比べられるものなど、この世の何処にもない。大切だと、改めて身に染みて想う。

2014-09-15

1歳3カ月

| 22:07 | 1歳3カ月 - m é l a n c o l i q u e を含むブックマーク 1歳3カ月 - m é l a n c o l i q u e のブックマークコメント

1歳3カ月になった君は、既に歩き始めていて、最近は歩くことが好きなようだった。父と母と一緒に近くの公園まで散歩に出かけ、歩く練習をする。犬や猫の写真に反応して、嬉しそうに指差す君。時が経つにつれ、健やかに成長している君の姿を見る。――そして、何より嬉しかったのは、君が食べていた好きなお菓子を、父にも母にも一枚ずつ自分から分けてくれたことだ。君の優しい一面を見れて、僕は少し感動した。僕らの前では、もっと我儘にしてもいいのに、君の大好きなお菓子を少し分けてくれるその自然な心遣いを、僕たちは愛おしいと思った。ありがとう。

――東京に戻る道程で、僕は僕の身に起きていることを色々と考えた。Twitterをやめたことは英断だったと思う。色んな人に関わり過ぎて、色んなことを考え過ぎていたのだと思う。今は、当分の間は大事な人を選別し、その人たちとだけ付き合うようにしようと思う。色んなことを考える余裕はない。仕事に打ち込まねばならないし、何より「自分」のことを考えたい。目標、夢、生き方。そして、大事なもの。自分にとって何が大切なのか――それを見極めるために、大事なものを持つキャパシティを狭めようと思う。敢えて数を減らして、大事なものを丁寧に慈しみたい。大事なものが増え過ぎると、それはそれで辛くなる――そんな経験をした。もう少し、「自分」のことを考えようと思う。そして、辛くなったら、また走ろうと思う。折角先輩に教えてもらったことだもの。無駄にはしない。

――東京に着いた後、妻からメールが入っていた。「僕が去った後も、君はエレベーターの方をずっと眺めていた」と。子供心に感じるもの、考えるものがあったのだろう、と話した。本当なら一緒にいられるはずだけれど、それでも敢えて僕たちは別々の場所で暮らすことに決めたのは、やはり君の健康のことを考えてのことだ。数年一緒にいなかったことを後悔するより、君に何かあったときに後悔する方が、僕らにとっては嫌なことだ。君の将来を駄目にしてしまいたくない。君の夢を叶えてやるために――僕らは、別々に暮さねばならない。そしていつか、一緒に暮らす日を夢見る。この週末、僕と妻と君と三人で、家を見に行った。いつか家族で暮らせる家を。再来年までには、何かしらの「形」にはしたい。君が健やかに生涯を全うし、幸せに暮らしていくことを心から願う。

2014-06-21

1歳

| 20:30 | 1歳 - m é l a n c o l i q u e を含むブックマーク 1歳 - m é l a n c o l i q u e のブックマークコメント

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里都へ。今日は、君の1歳の誕生日。君が生まれた日。母が、君をこの世に送り出すために頑張った日。少し早めに生まれ出てきた君だけど、この一年幾度か病気をしてしまったけれど、それでも健やかに、そしてのびのびと育ってきた君の姿を見られたことは、何にも替えることはできない幸せなこと。初めての誕生日は、母手作りの人生初のバースデイ・ケーキと、父と母が選んだ贈り物で祝う。父と母は、絵本の「はらぺこあおむし」が良いんじゃないか、と話し合い、それにした。そして、他に幾つか1歳の君にぴったりの玩具を選ぶ。

――そして、まだ物語の内容を理解できるのはずっとずっと先の話だと思ったけれど、ビアトリクス・ポターの挿絵が美しい「ピーターラビット」の作品集を贈り物の中に入れておいた。いつか君が物心ついたとき、ちゃんと「美しいことば」を理解できる人になれるように、との願いを込めて。そして、「ピーターラビット」の作品は、父も母も大好きで、新婚旅行に、その素晴らしい物語が生まれた「湖水地方」を旅したという縁があったから。僕たちは、君がちゃんとした大人になるまで生きていたいし、君が立派に嫁ぐ日まで君を育て上げるのが親としての務めだと思っている。でも、これから先、その保証はない。そんなとき、たとえ何かあったとしても、父と母と君は確かな家族であり、君が確かな絆とともに愛情を注がれていたことに確信が持てるよう、誕生日には何かしら一つずつ父や母と縁のあるものを贈っておきたい。父が見た世界を、君にシェアしたい。いつか同じ世界を見れるようになったとき、君が確かに僕の愛情が注がれた子だと実感できるよう、僕は絶え間なく努力していきたいと思う。

里都、1歳の誕生日おめでとう。そして、生まれてきてくれてありがとう。これからも、健やかに育ってね。

2013-12-21

ハーフバースデー

| 23:08 | ハーフバースデー - m é l a n c o l i q u e を含むブックマーク ハーフバースデー - m é l a n c o l i q u e のブックマークコメント

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今日で、里都が誕生してから半年になる。ハーフバースデーを無事に迎えた。妻から写真を撮ってもらい、送ってもらう。健やかに育ってくれていることを、心から幸せに想う。――まだ、里帰り中なんですね。長くないですか。職場で里都のことを聞かれたとき、まだ里帰り中だと伝えたら、そう言われた。寂しくないか、とも。――寂しいか寂しくないかで言われると、わからない。寂しいというより、一緒にいたいという気持ちは強い。でも、現在のまま東京に戻してしまっても、妻や里都への負担を考えると、いつも誰かが一緒にいてくれる今の方が、里都としても安心だし、きっと成長にも良いと思う。妻から「ぐずるよ」とは言われるものの、僕の中の里都は、笑っていることの方が多い。本当に、笑顔が素敵な子。真っ直ぐで、健やかで、澄んでいて。とても無邪気。そして、少しお話が好きな子なんだと思う――それって、きっと受け止めてくれる誰かがいるからで、誰かが受け止めてくれていることに安心しているから、きっとお話が好きなのだと思う。だから、きっとこっちに戻ってくるより、まだそっちにいる方がいいと、僕は思うのだ。でも、来週は会いに行く。そして、君が生まれて初めて迎えるお正月を、父と母、祖父母、そして君と過ごそう。君の健やかな成長に、今日は心から乾杯したい。

――それと、今日は年末も近いこともあり、今通っている合唱団の二つともが練習納めだった。オペラの方は、練習後、軽い忘年会を行う。来年の本公演が「椿姫」なので、忘年会の締めに「乾杯の歌」を全員で歌う。そして、そのソロに担ぎ出されて、恥ずかしながら、団員のみなさんの前でアルフレードのパートを歌い上げた。相手は、来春から音大の院に通うことになったという、同じ団の子。上手いと思っていたけれど、普通の大学に通いながら、音大の院に突き進んでいくなんて、とその話を聞いてすごい、と思った。そんなすごい子と二重唱を演らせていただいたことが、少し嬉しかった。――いつか、演りたかったから。そして、最初は何も考えずに始めた声楽が、4年過ぎてみて、こうやって人前で歌わせていただけるくらいにはなるなんて、と思って感慨深くなった。上手い下手、というより、人前で歌えるくらいにはなったんだなあ、と思った。

――明日は、先生の粋な計らいもあって、初めてプロの公演の舞台に上がらせていただくことになる。この縁と、そして今年一年の自分の頑張りに、心から「よく頑張った」と言いたい。明日は、精一杯頑張ろう。