東京のエプロン屋

タブリエつくってます

映画のつづき


能登の揚げ浜塩と酒粕です。
昔ながらの製法を守りつくられている珠洲市を舞台にした
映画「ひとにぎりの塩」の監督さんからいただきました。
どちらもそのまま舐めてみると、しっかりとした旨み。
食べる前からもったいない、あぁもったいない。
シンプルに粕漬けと粕汁を作ってみました。

先ず皮をむき、切った大根に塩を中さじ1杯ずつ。
両手でもってすり込みます。
容器内に収まるお皿などで重しをしながら3〜4日間、冷蔵庫保管。
たっぷりの水が出てきますので一度軽く洗いましょう。
(しっかりと漬け込みたい場合は、もう一度塩じめを繰り返す)


適量の料理酒と10g程度のグラニュー糖を沸かし、
温かいウチに細かくした酒粕と密閉袋に入れ溶かします。
酒粕自体は火にかけず、溶かします。
酒粕のもつ力を殺さず引き出すようにしてください。


粕床の用意ができたら、大根を漬けます。
しっかりと空気を抜いて密閉し冷蔵で3〜5日間で美味しく漬かります。

大根と一緒にまろやかになった漬け汁を利用してもうひと品。
よく洗った生のタラコを3時間ほど塩じめします。
野菜は椎茸、人参、それと一皮むいたブロッコリーの芯を使いました。
小鍋で具材が浸かる高さのお湯で炊いてから酒粕漬けの汁とあわせます。
味をみながら酒粕またはお湯を足してお好みの味に仕上げてください。

昨日は東京も雪がふり積もりました。
家に帰るのが楽しみになる冬のリッチな食材です。

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