実用Perlプログラミング第2版

先月末に出たばかりの全面改訂版。睡眠導入剤がわりにちょろっと読んでみた印象では「実用」というより、救命病棟が言うところのレベル8+くらいの人がふだんあまり意識していない/なかなか使う機会のないモジュール(の、場合によっては裏側)を覗いてみる本というところ。Cookbookほどレシピレシピはしていませんし、章によってはそれなりに濃いことも書いてあるのですが、網羅的でもなければ系統立っているわけでもないのでかなり読む時期を選ぶ本かもしれない。少なくとも紹介文にあるように「『初めてのPerl』や『プログラミングPerl』を読んでこれからどうしたらよいのか悩んでいる人のための本」ではないと思います。

個人的にはoverloadを駆使してPerlコードをRuby風にしてみる話や、HTML::Template、HTML::Mason、Template(-Toolkit)それぞれを使って簡単なRSSアグリゲータのビューを実装してみる話(それってPl...)、それから自然言語処理(テキスト解析)まわりの話が印象に残りましたが、これがあれば初版はいらない、ということにはなりそうもないですね。

実用 Perlプログラミング 第2版

実用 Perlプログラミング 第2版