事件メモ。

連れ去り事件のネットの意見を読むと「ロリコンって宗教?」というほど、加害者擁護の声がある。
ロリコン、というよりはペドフィリアといったほうが正しい事件でも「神聖なる犯罪」と言わんばかりなのがなんとも。
で、この度の不幸な佐世保の事件では、加害者の父親擁護の意見がチラホラとある。
母親が生きていたら、ネットで親擁護の意見は全くなかっただろうに。なんとネットは現実社会と同じく男尊女卑であることか。
でも、この事件の本当の加害者は加害者の父親だから。
この事件で死んだのは密室に閉じ込められたふたりの子供だと私は思う。
以前、大阪で、幼児を閉じ込めて餓死させた事件があったが、それと同じ、
育児放棄」をした父親が自分の子供も、他人の子供も、殺してしまった。
母親が生きていた時期からこんなにも問題行動が目立つ不安定な年頃の娘を、母親が亡くなって1年も立たないのに再婚し、
家の外に放り出すような父親が擁護されるべき人間か、もっと言えば、妻が死んで1年も立たないのに男と結婚したがる女ってどうよ?
病気の女から男を取るような行為は世界的ベストセラーを翻訳するくらいのことでもしなければ拭いきれない罪のように思うが、
まあ、それはご本人たちも思っているようで、今朝の朝日新聞では加害者少女の弁護士が「少女は再婚に反対していなかった」と、
いやー、もう「語るに落ちた」って感じ、流石に新聞には書いていないが、少女の父親は弁護士だから、なんでもできるだろう。
そしてまた、適切な指導を受けなければいけない少女は「無罪放免」という名前で「放置」されるのかな。
実の父親が明らかに子供を捨てている、これが成人であれば仕方がないと思わないでもないが、まだ未成年、「まだ未成年」
不安定で要保護観察の「少女」に父親が何を言わせようと、父親の責任と重い罪は免れない。
ネットの情報では、妻がなくなって1年も経たずに再婚した少女の「新しい母親」は妊娠中だとか。
もしそれが本当だとしたら、生まれる前から両親の身勝手を一身に浴びなければならない子供に心から同情する。
少女が何を言ったとしても(父親の都合のいいことを父親が言わせたのだと思うが)せめて母親が死んでから再婚を1年待ってやっていたら
少なくとも、心優しい同級生の少女は死なずに済んだだろうに。
この加害者の父親は深刻な虐待者で殺人者だ。