窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「タイムスクープハンター」シーズン6 第6話「鎌倉 不都合な真実」

出演(レギュラー)

  • 要潤(沢嶋雄一)
  • 杏(古橋ミナミ)

出演(ゲスト)

  • 加藤英雄(落合将監)
  • 山端零(青砥三郎)
  • 高橋佑一郎(市河左近太夫
  • 土屋舞(若竹)

雑感

テレビ編がまだ続いているとは知らなかった。映画を観て興味があって、機会があればテレビ編を見たいと思っていた。映画はいろいろひねってあったが、テレビは短くまとめてあって、こちらの方が後味がいい気がする。

1253年4月17日。ストーリーは架空だが、お勉強臭なくお勉強になっている。今回の主眼は

  • 鎌倉は三方が山、一方が海に囲まれた自然の要塞。それ幕府開設の地としたひとつの理由。出入りはいくつかの狭くて険しい切り通しを通るしかない(テレビでは6ヵ所と言われていたが、鎌倉は「七切り通し」では?)
  • 1232年に制定された御成敗式目武家社会での初めての成文法。これまでは慣例や判例を元にその都度判断していたため、人によって判断が食い違うこともあり、また被告の身分によって判決を変える裁判官もいた
  • 御成敗式目には人妻が不倫した場合の処分も定められている。従来は寝取られた夫は間男を殺していい風潮があったが、式目では財産没収となっている
  • 当時は酒の売買も禁止されていた(これは1252年の沽酒の禁のことと思われる)

沢嶋はジャーナリストを名乗っているが、番組内では黒子に徹しており、存在感は希薄。インタビューアだから、むしろそれでいいのだ。一方古橋は、沢嶋が疑問に感じた点をサポートする役割で、かなり重要な役どころである。

御成敗式目で不倫は財産没収だと古橋から説明を聞いた沢嶋が「不倫ぐらいで厳し過ぎじゃないですか」とうっかり漏らしてしまい、「不倫……ぐらい?」とジロリと睨まれてビビるところがオカシかった。

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