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2014-01-15

何度観ても面白い「ターミネーター」

題名ターミネーター(2回目)
劇場TOHOシネマズ ららぽーと横浜

雑感

一週間の限定公開だが二度目の鑑賞ができてよかった。

1月10日の記事でも書いたが、サラが(それと知らずに)ターミネーターを呼び寄せてしまうシーンが2箇所ある。これは観客からすると地団太を踏む場面だが、サラは状況をわかっていないので致し方ないところでもある。

それに比べると、ロス警察に保護された時の刑事の対応は呆れるばかりだ。

カイルの説明が荒唐無稽なものだとして信じられなかったのは無理もない。が、今大事なことは、カイルが本当に未来からきたのか? あの乱暴者はサイボーグなのか、武装した人間なのか? ということではなく、何はともあれ、サラの安全を確保することだろう。既に二人のサラ・コナーが無残に殺され、ジンジャーが身代わりで殺され、サラ自身もクラブで発砲されている。理由はともあれ命を狙われているのは確かだし、相手は重火器を持っていて、防弾チョッキを着ていて、麻薬で神経が麻痺しているとするならば、通常の拳銃では歯が立たない。

それなのに、「ここには警官が30人いるから安全だよ」と嘯き、警護を怠った。30人いるといっても通常業務を行なっている人がそれだけ詰めているというだけで、全員がサラの安全に気を配っているわけではない。というかサラの身をガードする人は一人もいない。そして怪しい男がサラに面会を求めてきた時も、怪しいとも思わず、受付の男はサラに来訪者があったことを誰にも報告しなかった。この能天気さはどこからくるのか!

トラクスラー刑事が、サラに「少し眠りなさい、お母さんが迎えにくるまで」と声をかけているから、警察での保護は一時的なもので、家に帰すつもりだったのだろう。二人のサラ・コナーも、ジンジャーも、みな自宅で殺されているのに、なぜ家へ帰してしまうのか? 警察署にずっと置いておくわけにいかないのはわかるが、こうした時に一時的に放り込むセキュリティ・ハウスみたいな場所はないのだろうか?

カイルは、サラや警察への説明の中で「スカイネット」という言葉を2回使っている。が、字幕ではこの言葉は一度も出てこなかった。字幕にはいろいろな制約があるのだろうが、この固有名詞は一度は出すべきだった。

今日の英語

  • モーテルでのカイルとサラの会話。

"You must be xxx disapointed."(xxxの部分が聞き取れず。pで始まる単語だと思うが)

"No, I'm not."

"Kyle, the women in your time, what they like?"

"Good fighters."

"It's not what I meant. Was someone special?"

"Someone?"

"A girl, you know."

"No. Never"

"Never? Sorry. I'm so sorry. So much pain."

"Pain can be controlled which disconnect."

"So you feel nothing?"

過去記事

2014-01-10

名作はいつまでたっても名作「ターミネーター」

ふと気づいたら、いくつかの映画館で「ターミネーター」が上映されている! 「大脱走」の公開に合わせた復習上映か? 一度劇場で観たいと思っていた。このような企画は大歓迎だ。ついでに「ランボー」も上映してほしい。

題名ターミネーター(The Terminator)
監督ジェームズ・キャメロン
出演アーノルド・シュワルツェネッガー(ターミネーター(T-800))、マイケル・ビーン(カイル・リース)、リンダ・ハミルトン(サラ・コナー)、ポール・ウィンフィールド(トラクスラー)、アール・ボーエン(ピーター・シルバーマン、精神科医)、他
制作USA(1985年5月25日日本公開)
時間108分
劇場TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

内容紹介

1984年5月12日、ロスにターミネーターとカイル・リースがやってくる……

雑感

テレビの地上波放映やビデオのレンタルでは既に何度も見ていて、DVDも買って持っているが、やはり劇場で観るのは違う。最初から最後まで全く飽きることなく、ハラハラしながら観ていた。

SF映画であり、サスペンス映画なんであるが、なんといっても恋愛映画なんだよな。サラ・コナーの命を守るため、カイル・リースは文字通り裸で、単身過去の世界にやってくる。元の世界に戻ることは二度とできないのに! ろくな武器もなく、ターミネーターに勝てる保証はどこにもないのに! この人のためなら命を捨ててもいい、と若い時は簡単に考えるが、実際には、他人のために自分の人生を賭けるということはそうそう簡単にできることではない。カイルはそれをしたのだ。

ストーリーの構築が絶妙。ターミネーターはサラ・コナーの名前とおよその居住地しか知らないから、同じ名前の人間を片端から殺していく。われらがサラの部屋も訪れるのだが、部屋を占領していた友人のジンジャー(およびその彼氏)をサラと勘違いし、彼らを殺して次に行こうとする。そこにサラから電話があり、留守電に吹き込まれる――変な男につけられている、迎えに来てほしい。店の場所は……と。部屋を物色してパスポートを探し、サラの写真を入手するから、いずれにしても間違いに気づいただろうが、少なくともサラの居場所を探すのは苦労しただろうに。「あっ、バカ!」と観客が思わずため息をつくシーンである。

同じようなシーンはもう一回ある。ターミネーターを大破させ、治療(修理)している間に少し遠くへ逃げ延びて、モーテルに腰を落ち着ける。ここでしばし休息を取り、武器を製作し、ターミネーターや未来の世界の情報をカイルがサラに伝える。そしてもちろんここで、一度だけ愛の交歓を行なう重要な時間だが、またしてもサラが、よりによってターミネーターに直接、自分たちの居場所を伝えてしまうのだ。せめてもう一日あれば、もう少し状況を有利に持ってこれたかも知れないのだが……

しかし、このターミネーターが人間の、しかも女性の声をコピーできる能力があるとは、サラは(観客も)思わなかったし、こんなに短期間に母親のところに達しているとも思わなかったわけで、もちろんサラを責めることはできない。むしろ、ターミネーターってそんなにすごい奴だったのか! と観ている側が驚愕するシーンだ。

もともと彼我の力量の差は歴然としており、他人の助けはあてにできない。逃げても逃げてもすぐ見つかる。そして感情移入していたカイルもあっさり殺されてしまう。この畳みかける展開が素晴らしい。当初は何が何やらわからず戸惑っていたサラが、事情を理解し、闘う決意を固めていく変化も見応えがある。結局、最後はサラがやっつけるわけだから。

ラスト、ガソリンスタンドで子供がサラの写真を勝手に取り、売りつけるシーンも秀逸。その写真は未来のカイルがずっと大事に身につけていたもので、(わかっていても)その絵を見ると涙が出てくる。

画質も、30年近く前の作品とは思えないほどクリアだ。一週間しか上映されていないが、もう一回観られないものか。

配役

  • シュワルツェネッガー若い。眉毛を剃った能面のような顔は異様な迫力がある。表情の変化がないのもいかにもロボットらしく、こうして性格づけられたターミネーターが何十年も人の心を捉えているということだろう。見事なキャラだ。
  • マイケル・ビーンは28歳。本作では主人公ともいえるが、死んでしまったため以後のシリーズで出演はなく、その後もパッとしない(ように見えるが穿ち過ぎか)。
  • リンダ・ハミルトンもマイケル・ビーンと同じ28歳だがもう少し年上に見える。アルバイト先のレストランの制服は似合っていない!

今日の英語

  1. My turn.(おれの番だぞ/冒頭で不良が望遠鏡の取り合いをしていて)
  2. Terminator is out there!(ターミネーターが狙っているんだ/カイルがサラに)
  3. I'll be back.(また来る/シュワルツネッガーの決め台詞とも言われる有名なセリフだが、本作では、警察に保護されたサラに面会を申し出たターミネーターが、断わられた時の返事で、さほど印象的な場面ではない)
  4. "Your first name?" "Kyle"(「下の名前は?」「カイルだ」)
  5. Tell me about my son.
  6. Keep this.(持ってて/カイルがサラに拳銃を渡して)

2010-01-12

サラ・コナー クロニクルズ、第九話「誕生日(What He Beheld)」

出演

  • ギャレット・ディラハント(ケスター、FBI捜査官に扮するターミネーター)

雑感

これまでの話にどう収集をつけるつもりか、期待半分、不安半分だったが、いろいろと予期しない話だった。

第一シーズン最終話だが、これといった終わりらしい話があるわけではなく、むしろさらに話が広がったところで、あとは第二シーズンへ……というわけで、いわゆる「クリフ・ハンガー」ってことなんだろうが、消化不良の感は否めない。

ストーリーの進行に無口なインド人? の女性が大きく絡んでいる。以前の回に登場した人物らしかったが、どんな人だったか全く記憶になく、そのため話の展開がさっぱり理解できなかった。(そもそも、最初に見た時は初登場の人かと思った。再度見返していて、これまでのあらすじに登場することに気付いた。製作者の解説で「チョーラ」と呼んでいたが……)

それとは別に、印象的なエピソードもあった。

ジョンは事件に取り紛れてサラが自分の誕生日を忘れているらしいことが不満。ところがデレクが誕生日を祝おうといってくる。なぜ知っているのか? と訊くと「30歳の誕生日を一緒に祝った」。ジョンを連れ出し、アイスクリームを食べながら公園へ。暖かな日差しの中、平和に暮らす人たちが映る。目の前には野球に興じる幼い少年が。

その子はカイル・リースだ、とデレクは告げる。君の父親だ、と。知っていたの? と驚くジョンに、君にはカイルの面影がある。それにサラはカイルの好みだ、と。これは堪らないシーンだ。

エリソンがチャーリーを訪ね、サラの言っていたことは真実なのではないかと考えるようになったと伝え、サラの居所を教えてほしいと頼む。前に来たFBIの捜査官にも言ったが、知らないと答える。前に来た? ケスラーですよ。ケスラーって誰だ! と、ここでエリソンは、ケスラーが偽の捜査官であり、実は殺人犯であることを知る。

そして武装したFBIの一団がケスラーを捕らえるべく襲撃するが、エリソンを除く全員が殺されてしまう……。なぜエリソンだけ助かったのかは不明。戦闘シーンを描かず、FBIの人間が次々とプールに投げ込まれ、プールが赤く染まっていくところから起きたであろう惨劇を想像させるやり方は、撮影方法としては秀逸なんだろう。しかし、事実を知らないまま片っ端から殺されたFBIの捜査官が哀れだ。知っていたところで対抗はできなかったかも知れないが……。一人生き残って放心するエリソン、現場に駆けつけてやはり放心するチャーリー。

製作者の解説によれば、チャーリーがエリソンに事実を語っていればこの惨劇は防げたはずだと、激しく後悔する場面だというが、それはどうだろう。たとえ知っている限りの事実を語ったとしても、何も変わらなかったと思う。

さて、このケスラーはなぜかサラたちの居場所を嗅ぎつける。そしてキャメロンが自動車に乗ろうとキーをひねった途端、自動車が爆発……という場面で話が終わる。キャメロンがこの程度の爆発でそう簡単にやられるとは思わないが、無事というわけにもいかないだろう。どうなるのか?

2010-01-11

サラ・コナー クロニクルズ、第八話「チップの記憶(Vick's Chip)」

雑感

これまでサラ、ジョン、キャメロンの3人組だったが、デレクが加わって4人組になった。もっともキャメロンはデレクに全く信用されておらず、サラからも……と、最近はサラからはあまりキツイことは言われなくなったけど、チームワークがいいとは言い難い状態。それでも指令を守って必死でジョンを守ろうとするキャメロンがけなげだ。

消滅させたT-888のメモリをキャメロンが残してあり、ジョンがそれを解析する。このターミネーターはなんと人間世界の中に入って結婚までしていた。その相手はナントカの研究所に勤める女性科学者で、彼がけしかけてナントカというすごいシステムを完成させる。これもスカイネットにつながるものらしく(タークがスカイネットの頭脳なら、このシステムは神経系統に当たる)、それを知ったジョンたちはそのシステムを破壊する。

これまでたびたび捜査に顔を出していたFBI捜査官(ケスター)は、当初はエリソンと別働隊かと思ったが、だんだん捜査に協力しない相手を殴ったり無茶な捜査を始めたりするので、ジョンを追う者だと気付く。そしてついにジョンの通う学校まで調査にくるが、キャメロンは彼をクロマティと同型のターミネーターと見破り、替え玉を立ててジョンを匿う。捜査の手を逃れたため、二度とこの学校にくることはないだろう、と。

タークの所有者から買う話をサラが取りつける。デレクとともに交渉に向かうことになる……。

あと一話で終わりなのだが、どのように収束するのだろうか? タークの話はずいぶん長く引っ張っているが、どういう結末になるのか。ケスターとの闘いはあるのか。

2010-01-09

サラ・コナー クロニクルズ、第七話「神の手(The Demon Hand)」

出演

  • ブルース・デイヴィソン(シルバーマン医師、サラを精神鑑定した医師)

雑感

鍵を握るのはチェスの大会で準優勝したコンピュータ「ターク」だ。開発者のアンディは何者かに殺される。アンディの協力者だったディミートリを探そうと、バレエ教室を開く妹マリアにキャメロンが接近。警察には兄の行方は知らないと言い張っていた妹だが、やはり兄の居場所を知っていた。借金返済のため、タークを売ったと。売り先をキャメロンに教えた直後に何者かに襲われるがキャメロンは無視。兄・妹ともに殺される。「お兄さんを助けてあげる」といわれたから紹介したのに、必要な情報を渡した後見殺しにされた妹が哀れだ。

デレクは何とか回復し、普通に動き回るようになる(しかし、シャツの胸からは血がにじんでいる)。ターミネーターをキャメロンと名前で呼ぶジョンを嗤い、機械を信用するなとうるさく言う。

ジェームズ・エリソンは引退生活を送っているシルバーマンに会いに行く。T-888の手首を手に入れたことで、サラの言う終末だとか未来からきた殺し屋だとかの話がまんざら嘘ではないのかも知れないと考え、話を聞きに行ったのだ。ところがシルバーマンはどうやらサラの話を信じていたようで、最初はエリソンをターミネーターと見做し、薬入りの紅茶で気を失わせて拘束し、ナイフで腿を切り裂く。

機械は存在せずエリソンがターミネーターという嫌疑は晴れたが、なぜかエリソンを解放しようとしない。エリソンがT-888の手首を見せると、シルバーマンはエリソンを拘束したまま部屋にガソリンを撒き火をつけ、その手首を持って逃げだす。――が、そこへサラがやってきて、シルバーマンから手首を奪い返し、エリソンを救出。その後、自宅で奪還した手首を燃やし、隠滅を図る。

シルバーマンは(恐らく殺人未遂で)逮捕される。「やつらはいるんだー!」と叫ぶ姿は、T2におけるサラの姿を彷彿させる。

シルバーマンがなぜエリソンを殺そうとしたのかは謎。エリソンは結局、「未来から来た殺し屋」の存在を、信じたのか?