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2017-09-15

TV「ハロー張りネズミ」最終話「眠る埋蔵金」

出演(ゲスト)

粗筋

  • スナック輝のマスターが弁護士同伴で事務所に来訪。ついに今月中の立ち退きを命じられる。
  • そんな矢先にやってきた権田の依頼は、敷地内にあるはずの徳川埋蔵金を見つけてほしいということ。
  • 埋蔵金の資産価値はざっと3000億円。すべてが権田のものにはならないが、報労金を20%とすれば600億円、あかつか探偵事務所の取り分を成功報酬5%として30億円
  • 30億円! ヒャッハー!! というわけで受任。事務所総動員体制でことに当たることになる。要は蘭子もかおるも、みんなで出張ということ。頑張るのは主にゴローなんだけど。

粗筋(ネタバレ)

  • 苦労の果てに埋蔵金は発掘された。金塊に大量の大判小判、それに光り物各種。中身を改めていた時、突如、洞窟の天井が崩れ出す。かろうじて逃げのび、無事だったが、埋蔵金は再び地面の底に埋まってしまった。権田からわずかばかりの謝礼をもらって、すごすごと帰って来るるはめになる……

今日のゴロー

  • 「TBSが30年も掘っているのにいまだに出てこないんだぜ。そんなものないよ」

今日のかおる

  • 「守りたいものは守りたいじゃん。この国がどんなふうになろうとも」

再び今日のかおる

  • 「ほら若い衆、地獄の底まで私についてきな!」

雑感

  • この話こそ前後編でいくべきではないかと思ったが、あっさり一回で終わる。通常ドラマは1クール11回が基本ではないかと思うが、10回で終わりというのも物足りない。もともとそういう予定だったのか、視聴率が低迷したらしいことが微妙に影響しているのか。これで終わりは残念。
  • 謎はそれなりに工夫が凝らされていたし、テンポよく進み、話としては悪くなかった。
  • 結局カネにならなかった、と嘆くかおるに、くすねてきた大判小判を見せるゴローとグレ。いかにも彼ららしく、また事務所も畳まずに済んだことが明示されたわけで、よいオチだった。
  • 野田洋次郎が演じる「謎の依頼人」がいつ登場するのか、ずっと気にしていて最後まで待たされたが、待った甲斐があった。最後に登場し、「歌を歌いに来ました」といって(エンディング・テーマ曲である)ユメマカセを歌い出す。そのまま番組終了。このラストシーンは秀逸。
  • いつか続編をやってほしい。

(2018/02/01 記)

2017-09-08

TV「ハロー張りネズミ」第九話「下赤塚戦士レッドマン」

出演(ゲスト)

  • 樋井明日香(岸本杏里、あかつか幼稚園の先生)
  • 後藤洋央紀(五十嵐圭吾、元プロレスラー)

粗筋

冒頭、身体じゅう痣だらけの女性が部屋に閉じ込められている。どうやら暴力を受け、監禁されている様子。

われらがあかつか探偵事務所は万年金欠病だが、事務所の家賃を5ヵ月も溜めてしまい、大家から矢の催促を受けている。そこで宣伝のためのビラを作り、手分けして街中で配る。その時、ゴローが人ごみの中に元プロレスラーの五十嵐を見つける。外道番長というあだ名の悪役レスラーで、ファンだったのだ。ゴローが話しかけると、ガラの悪い顔つきとは裏腹に、愛想がよく、気さくにサインもしてくれた。ゴローはますますファンになる。そこへ幼稚園の教諭・岸本が通りかかる。彼女を見かけた五十嵐の目が怪しく光る。

事務所の権利を持っているのは、なんと階下のスナック輝のマスターだった。彼は萌美を引き連れて事務所に乗り込み、家賃が払えないなら事務所を出て行けと迫る。そこへ岸本がやってくる。依頼内容は、子供たちのためにヒーローショーをしてほしい、と。探偵業と何の関係もない、と文句を言うグレとゴローだが、この際お金になるならなんでもよいと、かおるは仕事を受ける。

その場に居合わせたマスターと萌美も巻き込まれ、結局、ゴローがレッド、蘭子がピンク、グレがブルー、萌美がイエロー。悪役のデビルデビルとデビルウーマンはマスターとかおる、という役割分担となる。まっ、安物の衣裳の中で蘭子だけが可愛いのはお約束。

岸本は言う。昔付き合っていた彼氏から部屋に閉じ込められてDVを受け、思いつめて自殺も考えたが、なんとか部屋から脱出。下赤塚まで逃げてきた時、幼稚園児の笑顔に救われたのだと。ちょうどそこの幼稚園で人を募集していたため、働くことになったのだと。ここの子たちは自分の命の恩人なのだ、だから今度は私がヒーローショーで子供たちを笑顔にする番なのだ。それを聞いてゴローや蘭子らは、こんな仕事だけど頑張ろうと決意する。

当日。観客の父兄の中に、なぜか霊媒師の河合がいる。

順調に出し物が進む中、突然五十嵐が乱入してくる。岸本が昔付き合っていたのは五十嵐だった。彼は逃げ出した岸本を探していたが、見つけたので奪い返しにきたのだ。ゴローやグレが止めようとするが、プロレスラー相手に素人が束になってかかったところで敵うはずがない。おまけに子供たちが見ている……

最後。謝礼はもらったが経費もかかり、結局、家賃を払うことはできなかった。今度こそ出て行けと言われているところへ、徳川の埋蔵金を探してほしいという依頼者がやってくる……

今日のゴロー

  • 「いくらなんでもやり過ぎでしょ。これじゃあまるで便利屋じゃないっすか」(もちろん、瑛太が「まほろ駅前多田便利軒」で便利屋の役をやっていたことを踏まえたものであろう)

雑感

  • 今回は本当に意味がわからない。悪役レスラーほど、リングを離れれば善人が多いとはよく言われること。五十嵐が愛想のいい人だったのはわかるが、それでは岸本に乱暴を働いたのはなぜか。おまけに監禁までしたとなると、単なるDVではなく重犯罪である。岸本に暴力を振るったのは五十嵐であるようにミスリードしておいて、実は……というオチかとも思ったが、そうではなかった。
  • あるいは、五十嵐がゴローたちに協力するつもりで、昔取った杵柄で自分が悪役となって乱入し、さんざん暴れまわった挙句、最後にやられる、という筋書きかとも思ったけど、そういうわけでもない。
  • もし単なる暴力野郎で、本当に岸本を奪い返しにきたのだとしても、家族やら他の教師たちやらゴローたちやら大勢の人の前で誘拐なんぞしたら、たちまち手が後ろに回るだろう。普通はショーが終わるのを待ち、一人になったところを襲うだろう。なんだって衆人環視の中で襲おうとしたのか? さっぱりわからないのである。

(2018/01/26 記)

2017-09-01

TV「ハロー張りネズミ」第八話「残された時間」

出演(ゲスト)

  • 國村隼(栗田精二、中華料理屋「八宝菜館」の料理人)
  • 松本若菜(栗田朋美、精二の娘)
  • 山中崇(栗田伸一、精二の息子)
  • 根岸季衣(鈴木和子、看護学校の元寮母)

粗筋

下赤塚の中華料理店で働く料理人・栗田精二からの依頼は、生き別れになった娘と息子を探してほしいというものだった。妻と死別したあと訳あって離れて暮らすことになり、以後25年会っていないと。が、手掛かりは10年前に娘からもらった手紙だけ。別れた理由は聞かないでくれというばかりで、取りつく島がない。ゴローは気が進まない上に腹を下してしまい、かおるはグレに調査を命じる……

栗田は人を殺して服役していた過去があった。グレも傷害で少年院に入っていた過去があった。

今日のかおる

  • 「で、あんたたちどこまで行ってるの? A? B? それとも〜?」

今日のグレさん

  • グレ「黄色いハンカチがいっぱいあったよ! よかったな!」
  • 栗田「不器用だなぁ、兄さんも……。息子には会えなかったけど、兄さんに会えてよかったよ……」

もひとつ今日のかおる

  • 蘭子「お葬式にも顔を出さないなんて、ひどいと思います」
  • かおる「奴は奴なりの弔いをしようとしているんでしょ」

雑感

  • 大根仁による、山田洋次へのオマージュ作品か。まさかと思ったが最後で泣かされた。話はベタでベタでベタな展開で、特に前半は突っ込みどころ満載なのだが、森田剛の演技がすごい。この文章を書くために思い出しただけで、また泣けてきたよ。
  • 「オッサン、見えるか!?」と叫んだあと、どこかで見ているに違いない栗田を本当に探す、その視線が素晴らしい。
  • 今回はグレさん回。ドラマ的にはいつもゴローではなく変化をつけようということなんだろうけど、中の話としては、この案件はゴローよりもグレに担当させた方がいいとしたかおるの判断が光る。
ハロー張りネズミ(8)

ハロー張りネズミ(8)

(2018/01/18 記)

2017-08-25

TV「ハロー張りネズミ」第七話「下赤塚ロマンス」

出演(ゲスト)

  • 橋本マナミ(中村七菜子、OL)
  • 宇野祥平(星野健太、八百屋の店員)

粗筋

星野がある女性について調べてほしいと依頼に来る。その女性は閉店間際になって店に来てはネギを買っていくとのこと。彼女は美人で、質素で、慎ましやかな女性だ、連絡先がわかったら彼女をデートに誘いたい、と写真を見せる。確かに美人だが、それに比べて星野は……なので、ゴローとグレは「無理だろ」と冷たい。

カップルを装う方が目立たなくていいだろうと、かおるは今回の調査をゴローと蘭子に命じる。すぐに相手の名前や勤め先が判明。さらに恋人の存在も確認できる。と思いきや、別の男とも付き合っている様子。いや、さらに別の男とも……。一体何股かけているんだ、純情可憐どころかとんでもないビッチだ、とゴローは怒り出すが……

今日のゴロちゃん

  • 「おれのネギ坊主がさ……」とちんちんを見せようとして蘭子に殴られる。

雑感

  • 今回の話の運びはとても納得のいくものではない。
  • 複数の男と付き合っているといっても、判で押したように、高級レストランで食事をして、プレゼントの買い物をして、そのあとホテル、となれば、二股三股ではなく、「商売」を疑うのは当然だ。誰でもやっているとは言わないが、今どきそう珍しい話でもなかろう。その真相にたどり着くのが遅過ぎる。
  • 真相が判明したあとも、何か事情があるはず、と調査を続けると、七菜子がお金が必要だった理由がわかる。だから男の前では豪勢でも(相手のお金なのだが)、私生活は質素だったのだ。そこに星野が惚れたわけだ。
  • しかし風俗業に従事する人のほとんどはお金が目的のはずで、そんなのは事情でも何でもない。うしろに誰かがいて、薬を覚えさせられて無理やり、とでもいうなら同情するが、自分の意志で、てっとり早くお金がほしい、じゃ風俗、としたわけだから、そういう人間なんだろう。まともな人は、お金が必要でも短絡的に風俗には走らない。若い以外に何の取柄もなければ選択肢は限られるが、七菜子の場合はかなりいいところに勤めているようで、もっと別の選択肢があっただろうと思うがな……
  • ゴローはついに蘭子に告白、キスをする!

(2018/01/17 記)

2017-08-18

TV「ハロー張りネズミ」第六話「死者からの手紙」

出演(ゲスト)

  • 玄理(浅田玲奈、依頼人)
  • ムロツヨシ(伊佐川良二、県会議員候補)
  • 前野朋哉(郵便局員)
  • 岩谷健司(刑事)

粗筋

ゴロー宛てに浅田玲奈から手紙が届く。「この手紙が届いたらすぐに来てください。私は死んでいるはずです……」。駆けつけると確かに死んでおり、犯人は伊佐川良二だという置手紙が。伊佐川は地元で非常に評判のよい人格者で、ちょうど県会議員に立候補していたが……

今日の蘭子

  • 「玲奈さんは、ゴローさんの、頼まれたら断らない性格を見抜いていたんですよ」
  • あれ? 蘭子はゴロちゃんのことが好きなのかな

雑感

  • ミステリーとしては、謎がようやく解けたかと思ったらさらにひねりがあり、よくできていた。
  • ラストでゴローが、自分の推理を犯人にペラペラとしゃべるところがリアリティがなく、それを聞いた犯人が真相をペラペラ話し出すところがさらにリアリティがないが、ほとんどすべてのミステリーのお約束でもあるからな……
  • 所長が窓から少し乗り出しているシーンは、「ロングバケーション」(山口智子主演のドラマ、1996年)の有名シーン(のパロディ)なんだそうだ。本作はいろいろなネタが説明抜きに仕込まれており、今のもきっとなんかなんだろうな、と感じることもあるが、気づいていないものがたくさんあると思う。誰かリストを作ってくれないだろうか。

(2018/01/14 記)