今週のモーニング(04/22)

今週は画期的な号である。「誰も寝てはならぬ」の作者、「サラ イネス」さんは正体不明で、そもそも男なのか女なのかもわからなかったが、今回、はからずも作者自身がバラしていたのである。

ヤーマダ「40前後の女が読む本にだな、ボーイフレンドデニムはねえだろ?」
ト書き:オバちゃん(ワタシ)もちょっとそう思う

「僕はビートルズ」、ビートルズを演れば必ず受けると思ったのに、1曲でストップがかかってしまったことを、彼らは「なぜ?」と自問自答する。理由ははっきりしているだろう、彼らがジョンでもポールでもなかったからだ。ビートルズの歌を歌えば誰もがビートルズになれるというもんじゃないだろう。

宇宙兄弟」(小山宙哉)、今週はすごくいいことが書いている。主人公のチームが600ドル渡されてあるものを作れと指示される。設計図を書いて材料費をざっと計算したら500ドル弱。コスト的にも問題ないという話になりかけたら、主人公のムッちゃんが、それではダメだというのだ。

これだと一機作るのが予算の限度だ。失敗できない。失敗して壊れるの前提で最低でも二機作れるくらいの余裕があった方がいいよ。

これは物作りの極意である。素晴らしい。

誰も寝てはならぬ(1) (ワイドKC モーニング)

誰も寝てはならぬ(1) (ワイドKC モーニング)

今週の少年マガジン(04/21)

「はじめの一歩」、今週も18ページ。最近はペースが守られるようになった。一歩は伝家の宝刀を抜いたようだし、あとはスカッと勝ってほしい。

「我間乱」(中丸洋介)、時は江戸時代か? 武芸者が殺し合いを続けて行くという、アクションものの一種だが、実際に武芸の技を披露するより、理屈をこねている時間の方が長い。それにしても今週は、丸々20ページ、互いに能書きを垂れるばかりで試合が一向に始まらないのだが、こんなの描いていて楽しいのかな?

スポーツ漫画では今「ベイビーステップ」(勝木光)が面白い。

ベイビーステップ(1) (講談社コミックス)

ベイビーステップ(1) (講談社コミックス)