2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

SA:クラーエフ、ロシア側を非難

5月31日、法廷のクラーエフは「<大佐>は、ロシア側の交渉人がくれば、そのつど150人を釈放しようとしていた」と語り、ロシア側が意図的に交渉を避けていたという意味の発言をした。

MT:北オセチアのザソーホフ大統領、辞任か

5月31日、北オセチアのザソーホフ大統領は、昨年のベスラン事件への対応についての国内の批判が高まったため、辞任する意向であることが明らかになった。ザソーホフとの会談後、共同記者会見に臨んだロシア南部連邦管区のコザク大統領代表が記者に語った…

MN:クラーエフ裁判

「やつらには血も涙もない。最後の弾が尽きるまでやるしかないな」と<ポルコーフニク(大佐)>は言った。クラーエフの証言によると、ゲリラたちは事件以前、子どもを人質にとるか、警察署を占拠するかで意見が分かれていた。「子どもと女たちを学校の建物…

MT:クラーエフ裁判

5月31日に、ベスラン学校占拠事件に一人だけ生き残ったとされるヌルパシ・クラーエフ容疑者に対する裁判が始まった。クラーエフは証言の中で、連邦軍が突入した際、校舎内からの挑発は何もなかったと語った。また、連邦軍の先鋒が体育館に突入したさい、…

欧州議会、マスハドフ暗殺を非難

欧州議会外交委員会、EU−ロシア関係についての決議*1欧州議会は、(略) ロシアおよび国際NGOからの、多くの信頼できる情報から考えて、チェチェンでの人権侵害は続いており、2005年2月24日の欧州人権裁判所でのチェチェンに関連する6件の判決*…

バサーエフの「責任」

よくバサーエフの犯行声明は take the responsibility という表現で英訳されているが、ロシア語ではどうなのだろう。日本語では「責任を認める」と、「責任を取る」は違う。また、「自分が実行した、あるいは計画、監理した」という意味の、明確な声明でもな…

モスクワでの大停電と火事にテロの可能性はあるか?

バサーエフの二つの犯行声明を見ていて、いまのところこう考えています。モスクワの当局がテロの可能性を否定し、政権からにらまれている統一エネルギーシステムズのA・チュバイスが査問されているところからすると、今回の停電は、単に熱波による設備のオ…

KC:バサーエフ、大停電と劇場火災に犯行声明

カフカスセンターによると、モスクワ地域の大停電は、チェチェンのムジャヒディーンによるものだという。5月27日に届いた、アミール・アブドラ・シャミル・アブ・イドリス(バサーエフ)による短いメールの声明によれば、24日から25日にかけて、破壊…

あのへんのムフティは何者?

5月26日、チェチェンのムフティ(宗教指導者)アフメドハッジ・シャマーエフが辞任の意向を明らかにした。理由は明らかにしていない。また同じ日、カバルディノ・バルカル共和国の首都ナルチクの交通警察が、イングーシの副ムフティ、ワリド・キスチエフ…

RFE/RL:チェチェン・ダゲスタン友好協定

5月26日、チェチェン共和国の親ロシア派大統領アル・アルハノフと、ダゲスタン共和国の国家評議会議長マゴメダリ・マゴメドフが、マハチカラで友好協力協定を締結した。南部連邦管区大統領代表のドミトリー・コザクが同席。「モスクワはできるだけ多くの…

RFE/RL:プーチン、ラムザンを評価

5月25日、ロシア南部・ロストフ州のヴェシェンスカヤでのコサックとのミーティングの場で、ロシアのプーチン大統領は「大胆だが効果的だ」として、ラムザン・カドィロフ指揮下のチェチェン特別警察を評価した。ロシアの人権団体は、ラムザンの部隊がチェ…

寺沢潤世上人からの手紙

(ワルシャワの寺沢上人からとどいたファックスです) PDF版を作りました。縦書きなので読みやすいと思います: http://chechennews.org/dl/20050527terasawa.pdf南無妙法蓮華経 平成十七年 五月満月祭 新ワルシャワ道場 合掌 若葉かおる五月晴れのポーラン…

今日、バサーエフが25日のモスクワでの大停電の犯行声明を出した。

IC-RCFS: ロシア・チェチェン友好協会情報センタープレスリリース

PRESS-RELEASE #1293 FROM MAY 23, 2005 グロズヌイの農業地域、スタール・アタギ村での特別作戦により、非合法武装勢力に参加したとされる人々が検挙された。 5月18日午後2時ごろ、ロシア連邦軍、グロズヌイ警察、チェチェン(親ロシア派)内務省軍特別…

今日、モスクワのスタニスラフスキー劇場で火事があった。

今日、モスクワで大規模な停電があった。

IC-RCFS: ロシア・チェチェン友好協会情報センタープレスリリース

PRESS-RELEASE #1284 FROM MAY 16, 2005 南部ヴェデノ地区で4人の若者が誘拐された 5月14日午前2時頃、ドゥシニ・ユルト村に迷彩してマスクをかぶった所属不明の兵士たちが現れ、16歳から17歳の少年たち4人をいずこかに連れ去った。今のところロシ…

RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 97, Part I, 23 May 2005

ウルマン事件、親ロシア派大統領「違法な判決だ」と非難 ラジオリバティーによると、5月19日にロストフの裁判所で下ったウルマン事件の無罪判決について、チェチェンの親ロシア派大統領アルハノフは、「違法な判決だ。この判決はロシアの司法に対するチェ…

RFE/RL:ウルマン事件追記

判決の後でウルマン大尉は、「この評決を歓迎します。事件に関わった将校は今後も全員が軍役を続けます」と語り、親ロシア派のジャブライロフ議会議長は、「殺されたのは、仕事から帰る途中の、完全に罪のない市民でした。殺されるだけでなく、焼かれようと…

兄弟たちの空転

CP:アルサノフ殺害についてのザカーエフ声明(抄)

(要旨:アルサノフ殺害についての正確な情報は何もない。ただ、アルサノフが欧州評議会議員総会(PACE)の準備していた「ラウンド・テーブル」、つまりチェチェン独立派の参加できない「円卓会議」に、親ロシア派チェチェンの代表としての出席を強要されて…

AFP:グロズヌイで数千人規模の抗議集会(追加)

ウルマン事件についての5月21日のAFP報道によれば、グロズヌイのデモ参加者人数は3千人だった。多くの若者と、親ロシア政権の関係者までもデモに参加していた。プラカードには、「ウルマンは人殺しだ」、「ファシスト」などと書かれていた。「評決は不公…

IHF:ウルマン事件−民間人殺害の無罪判決は殺人の承認

2002年1月にチェチェンの市民6人を殺害したロシア軍将校4人は、ロシアの法廷で、「単に命令に従った」だけだとして、無罪を言い渡された。が、将校たちの上官はこの命令を出していないと主張している。

Interfax: ベラルーシ、ゲリラ容疑者をロシアに引き渡し

5月20日のインターファックス通信によると、ベラルーシ当局は、ナルマンサムド・ハツーエフを、チェチェンのバサーエフ野戦司令官の部下だとして、ロシアに引き渡した。「このグロズヌイの住民は、1993年の<ミンスク引き渡し協定>に従ってロシアに…

Mosnews: グロズヌイで数千人規模の抗議集会

5月20日のモスクワニュースによると、この日チェチェンの首都グロズヌイで、数千人規模の抗議集会があった。この集会は、02年1月に6人の民間人を殺害したロシア軍将校、エドゥワルド・ウルマン大尉が、先週になって無罪判決を受けたことに対するもの…

Vol.05 No.15 2005.05.21

発行部数:1703部 サドゥラーエフ時代への展望 マスハードフ死後2ヶ月を検討する(2) 2005.05.18. 岡田一男(承前 http://chechennews.org/chn/0514.htm ) 親ロシア派の思惑と国際社会 一方、「チェチェンに平和をアメリカ委員会」の声明と、ブレジンス…

RFE/RL NEWSLINE Vol. 9, No. 96, Part I, 20 May 2005

親ロシア派、11月に議会選挙を予定 19日、チェチェン親ロシア派のアルハノフ大統領は、新しいチェチェンの二院制議会の選挙を、11月10日から30日の間に行いたい意向をロシア政府当局に伝えると、モスクワでの記者会見で語った。 3月4日のコメル…

ChechenWatch:ウクライナ政府、寺澤潤世師にビザ発給

日本山妙法寺僧侶、寺澤潤世師の弟子からのジャーナリスト常岡浩介氏への電話連絡によると、ウクライナ政府は先にポーランドとの国境において同国治安機関が行った同師への入国不許可と有効査証に対する無効処置を撤回した。ワルシャワにおいて行われる記者…

記録の必要性

思い返してみるとチェチェン問題をここ5年間追ってきた。いくつも集会を企画し、本を書き、それ以外に長い時間を、現地からのニュースを訳したり、インターネット上のニュースレターを書くことに費やした。この仕事が、チェチェンで殺されていく人々のため…

CCNS:チェチェン民族救済委員会プレスリリースNo.750 2005.05.16

http://savechechnya.narod.ru/eng.news/press_750.htm スタール・アタギでの交通事故、軍関係[続報] ロシア軍戦闘車両GAZ−3110が、スタール・アタギの路上で対行車線にはみ出し、チェチェンの民間人の運転する自動車に衝突した事件(既報・IC-RCFS #…