はてな年間100冊読書クラブ 二期目 3冊目〜6冊目
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/15
- メディア: 単行本
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自分の両親も喧嘩しない日の方が珍しいぐらいに喧嘩ばかりしている夫婦で、怒鳴り合いは日常茶飯事、生身の体への暴力とかはないものの、物が飛んできたり家具が壊れたりと、暴力的なシーンを見るのは当たり前の思春期だった。どこかに逃げ出したくなっても行くところなんてどこにもない10代の頃、家にいる時間のほとんどを自室に閉じこもって過ごしていた気がする。
今は年とって両親もだいぶ落ち着いてそれなりに仲良くやっていますけれどもね。でも何か決定的なことをしてしまわなくってよかったと今になってそう思う。この話の主人公は家に火を放って逃げてしまうのだけれど。
「父のボール」は、全国のお父さんがたにぜひとも読んで頂きたいお話だわ。特に子供のことで妻ともめることが多いなんて方は、これを読んで一度自分を省みた方がいいですよ。
表題作「ロック母」。身ごもっちゃって久しぶりに実家に戻ったら、母が自分が置いていったロックのCD(ニルヴァーナ)を大音量で聴いていたという話。このお母さんは更年期障害なんだと思うのよ。ちなみにうちの母は、更年期障害のピークを越えた頃から、ビュルデサボンの常連になって「SOUP」とか読むようになりました。なんかちょっと通じるもんない?ないか…??
全体的に、普通の範囲内なんだけどちょっと困った人というか、問題行動の多い人が多く出てくる。
- 作者: 川上未映子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/02/22
- メディア: 単行本
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巻子の豊胸手術への思い入れとかが妙におかしくなってみたり、特に笑かそうっていう文章ではないと思うんだけれども、ところどころの細かい描写でおもしろい気持ちになってニヤニヤしてしまった。なんか体温とか体臭とかが漂ってきそうな生々しさがあった。
乳と卵というタイトルはやはり読了後になるほど!だった。わたくし率イン歯ーのときもそう思ったんだった。タイトルつけるのが上手な人だなー。
- 作者: 野中柊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/21
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- 作者: 大槻ケンヂ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/11
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まるきりB級映画なんだけれども、いい話風にまとまっているところがまた。しかし大槻さん、これ書いてるときにアドレナリン出てたでしょー。私も読みながらアドレナリン出てたもの。映画化すればいいと思う。特撮希望かな?でも個人的にはアニメがいいです。
オーケンワールドが楽しすぎたので、図書館にこいつら返すついでにロッキンホースバレリーナ借りてきちゃったよ。