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餞驟窟誌

2017-08-05

【こよみ 平成29年08月03日(木) 旧暦六月十二日(大安)中潮 晩夏 大暑】青森ねぶた祭り(〜7) 36候 大雨時行 大暑末候 秋田竿燈まつり(→6日)五所川原虫おくりと火まつり(〜7) はちみつの日 ハサミの日  ハモの日 

2017.08.03(木)七十二候 大暑末候 36候 大雨時行 大雨(たいう)時にふる
 時として大雨が降る 08月02日(水)〜08月06日(日)

はちみつの日
8月3日の語呂合せから、日本養蜂はちみつ協会1985年昭和60年)に提唱した日。

ハサミの日

8月3日をハサミと読んで、日頃からハサミを使う職業に携わっている美容、理容、洋裁などの関係者がこの日に「ハサミ供養」を行う。提唱者は美容家の山野愛子さん。

ハモの日
大辰水産が制定。 鱧の関西での呼び方「は(8)み(3)」の語呂合せ。

破産の日

「は(8)さん(3)」の語呂合せ。

[諸外国の記念日]
事務職労働者の日

(エルサルバドル)

大宝律令、完成(701)
鑑真唐招提寺建立(759)
北条時頼道元を招く(1247)
コロンブス第一回探検に出発。アメリカ本土への上陸はその2年後(1492)
フランス7月革命終わる(1830)
パナマ運河、完成(1914)
第一回全国都市対抗野球大会開催(1927)
公害対策基本法、発布(1967)

誕生:伊達政宗(織豊、江戸前期の武将1567) 豊臣秀頼(織豊時代の大名1593)
   徳川家綱(江戸幕府4代将軍1641) 新渡戸稲造(教育者1862) 観世栄夫(1927) 
   西山登志雄(東武動物公園園長1929) マーティン・シーン(俳優1940)
   黒鉄ヒロシ(漫画家1945) 藤田朋子(女優1965) 志賀泰伸(1968)

誕生花:ぎんせんか (Flower of Hour)     花言葉:乙女の美しい姿



季語刻々 <坪内稔典>  2017.08.03(木) 大暑


竿燈の男同士の声揃ふ


 
毎日新聞 2017年8月3日 東京朝刊


 ◆昔


  竿燈(かんとう)の男同士の声揃(そろ)ふ 久保田月鈴子(げつれいし)    

解題



 青森県ねぷたねぶた)の真っ最中だが、隣の秋田県秋田市では今日から竿燈まつりだ。ねぷたも竿燈も、労働の妨げになる睡魔を流す行事だったという。つまり、意味的に共通する。今日の句の「男同士」が示しているように、祭りの主役はもっぱら男だったが、これからは女や子ども、そして老人たちも主役になるといいなあ。<坪内稔典


語釈・晦渋語 &出典

青森県ねぷたねぶた)の真っ最中だが、隣の秋田県秋田市では今日から竿燈まつりだ。ねぷたも竿燈も、労働の妨げになる睡魔を流す行事だったという。つまり、意味的に共通する。

鑑賞

今日の句の「男同士」が示しているように、祭りの主役はもっぱら男だったが、これからは女や子ども、そして老人たちも主役になるといいなあ。<坪内稔典

俳人

久保田月鈴子(くぼたげつれいし)


昭和期の俳人 現代俳句協会副会長;「富士ばら」主宰。
生年大正5(1916)年5月27日
没年平成4(1992)年9月3日
出生地東京
本名久保田 正英(クボタ マサヒデ)
学歴〔年〕東京帝大経済学部〔昭和16年〕卒
経歴静岡高校時代より俳句をはじめ、東大に在学中「馬酔木」に投句、加藤楸邨を知り、俳句に人間を生かすという楸邨の主張に共鳴、「寒雷」創刊と同時に入会。また職場俳句に力を入れ、昭和25年「石油人俳句会」を起す。26年より「寒雷」同人。49年から小檜山繁子・石寒太と共に「寒雷」の編集を担当、編集長を務めた。現代俳句協会幹事長、「富士ばら」「現代俳句」主宰。句風は「寒雷」生え抜き人間主義の上に、優しさをたたえる。句集に「月鈴児」「天井棧敷」「敗戦忌饒舌ならぬ若者ら」。



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=========晩夏 2017.08.03(木)大暑 (近頃の世情)) ===========
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木語 党が鉄砲を指揮する=坂東賢治
毎日新聞 2017年8月3日 東京朝刊
 <moku−go>

 中国軍の記章は赤い星の中に「八一」の漢字を配したデザインだ。八一は1927年8月1日に江西省南昌市で周恩来(しゅうおんらい)らが起こした武装蜂起「南昌起義(きぎ)」を指す。中国軍の建軍記念日だ。

 今年は90年の節目だ。習近平(しゅうきんぺい)国家主席中央軍事委員会主席)は7月30日、内モンゴル自治区のジュルフ基地で軍事パレードを観閲したのに続き、8月1日には北京の祝賀大会で重要演説を行った。

 中国語で「朱日和」と書くジュルフはモンゴル語で心臓の意味という。アジア最大規模の演習場で総面積は1000平方キロを超える。

 今どき、軍事力の誇示に金と時間を割くのは北朝鮮中国ぐらいと思えるが、エンタメ風の味付けがしてあるところが北朝鮮との違いだ。

 日曜の朝に生中継した中国中央テレビ女性アナウンサーの現場リポートや専門家の解説をはさみ、視聴者の関心を呼ぼうとしていた。軍系サイトはラップ調の祝賀ミュージックビデオまで作った。

 5年に1度の第19回党大会を控え、軍の記念日を最大限、政治運営に利用しようとしているのだ。しかも異例ずくめの行事で、習主席の突出した権威を示す狙いが色濃い。

 北京では節目の年の建国記念日などに軍事パレードが行われてきた。しかし、基地でのパレードは81年9月にトウ小平(とうしょうへい)が実施して以来だ。

 トウは閲兵時に「首長」と呼ばれたが、習氏は「主席」の呼称で兵らのあいさつを受けた。香港返還20周年に合わせた香港駐留部隊の観閲式で初めて「主席」の呼称が使われており、従来のやり方を変えたことになる。

 主席の権威が弱く、憲法が定める軍事委の「主席責任制」が有名無実化した胡錦濤(こきんとう)前政権反面教師にしているのだろう。制服組トップだった前軍事副主席2人を失脚させ、建国以来の軍改革も実現させて制服組を完全に指揮下に置こうとしている。

 祝賀大会で習氏は「党が鉄砲(軍)を指揮することが原則で、決して鉄砲が党を指揮することを許さない」という毛沢東の言葉を引用した。中国メディアは毛、トウ以来、使われていなかった「最高統帥(最高司令官)」という呼称も使い始めている。

 日米などには、中国指導部が軍をきちんと統制下に置いているかを懸念する声があった。習氏の指揮が貫かれるならむしろ望ましい面もあるかもしれない。もちろん、それは今後の中国軍の行動については習氏が最終的な責任を負うということでもある。(専門編集委員

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経済観測  ディストピア小説を読む若者たち東洋大学国際学部教授・横江公美
毎日新聞 2017年8月3日 東京朝刊

 米国ヤングアダルト小説で、ディストピアと呼ばれるジャンルが圧倒的な強さを見せている。ディストピア小説になじみがなくても、映画「ハンガー・ゲーム」は知っている人が多いだろう。2008年に出版され、その後、映画化され、大ヒットした。

 ディストピアとはユートピアの反意語で、悪意と憎悪に満ちた世界観を持つ社会のこと。ディストピア小説と言うと、ビッグ・ブラザーに監視される社会を描いたジョージ・オーウェルの「一九八四年」が有名だ。

 米国の若者向け小説では、その世界観を倒す主役が成長し、世界を変えていくパターンが多く、今回のディストピア小説の流行の背景には、2001年同時多発テロ事件以後の高まるテロへの不安感があると言われている。

 ブレグジットテロで苦悩するイギリスでも、若者向けディストピアは大人気である。日本でも「スレーテッド」が最近、翻訳発売された。この分野の小説がどうなるかは社会不安を基礎にしているだけに日本での動向は気になるところである。

 興味深いことに、トランプ米大統領の存在もディストピアが注目を集める理由になっている。トランプ氏が共和党の党大会で立候補演説をした際、コメディアンのセス・マイヤーズは「私たちはディストピアの世の中にいるらしい」とコメントした。この時、ディストピアの検索回数は20倍に膨らんだと言われている。

 トランプ氏の支持者にとっては、映画「ハンガー・ゲーム」「ザ・ギバー」「オズの伝説」といった現政府を悪として描く映画の中で、政府に対抗して一人戦うヒーローがトランプ大統領なのである。一方、トランプ大統領を支持しない65%にとっては、現在のアメリカこそがディストピアである。


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メディア時評  「残業代ゼロ」か否か、多面的にみる視点=野村浩子・淑徳大教授
毎日新聞 2017年8月3日 東京朝刊

 メディアリテラシーを育む授業で、必ず教材に取り上げる記事がある。「残業代ゼロ」「脱時間給」「成果型賃金」と各紙で見出しが異なり、それによって受ける印象が大きく変わる「高度プロフェッショナル制度」をめぐる記事である。この7月、政労使が合意に向けて動いたものの、連合が容認を撤回したことが各紙で大きく報じられた。

 朝日新聞東京新聞は「残業代ゼロ法案」と銘打ち、導入反対の旗を掲げる。毎日新聞は「成果型労働」「残業代ゼロ」「高プロ」と見出しが揺れるなか、7月15日と28日の社説では反対を唱えている。一方、読売新聞日本経済新聞は「脱時間給制度」を見出しに立て、日経は今後のあるべき方向だと賛成の意を表明する。

 新聞各紙を授業で読み比べると、「残業代ゼロ法案」とする新聞を日ごろ読んでいた学生は驚いた表情を浮かべる。「ひどい法案だと思いこんでいたが、違う角度からみるとそうとも言えないことが分かった」と言う。

 各紙で是非がここまで分かれるのはなぜか。労働者を守る立場から論じるか、経営効率を上げることを考えるか、新聞各紙が持つ物差しの違いによる。ここまで解説すると、学生は大きくうなずく。そこで「新聞1紙の記事をうのみにせず、各紙を読み比べて両論を踏まえた上で自分なりの意見を持とう」と結ぶ。

 とはいえ、これから新聞を読む習慣をつけようという若者が「常日ごろから各紙を読み比べる」のはハードルが高い。一つの新聞に「残業代ゼロ」か「脱時間給」か、仕事の価値を何で測るか、さらには日本型雇用をどう見直していくかについてじっくり考えさせる解説記事があればありがたいだろう。その際に、制度が是か非か、印象を大きく左右するような見出しが妥当かも検討する必要があるのではないか。

 両論併記ジャーナリズムの基本とはいえ、すべての記事でそれを実現すべしと、原理原則をふりかざすつもりはない。しかし、若者が物事多面的にみる「複眼」を養える紙面づくりを期待する。(東京本社発行紙面を基に論評)


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憂楽帳 桶職人

毎日新聞 2017年8月3日 大阪夕刊 【土居和弘】

 京都の伝統的な木桶(きおけ)作りを受け継ぎ、制作活動をする中川周士さん(48)=大津市=は、表現の形にこだわらない。「残したいのは、桶の技術や精神です」と、かみ締めるように話す。

 祖父創業した桶屋に生まれ、人間国宝の父の下で修業後、14年前に独立して琵琶湖畔に工房を構えた。

 料亭や旅館からお櫃(ひつ)や花器などの注文に応じる一方、シャンパンクーラーやピッチャーといったモダンなデザインの桶も手がけた。デンマークデザイナーと制作したスツールは、英国などの博物館の永久収蔵品に選ばれている。

 桶の美しさは、優美な曲線に宿ると思う。その美を創り出すため、工房に備える200丁以上あるかんなの中から最適なものを選び、形を整える。数々の技法に、先人が受け継いできた「知恵の結晶」が息づいている。

 長く人々の暮らしとともにあった木桶は、1960年代以降、姿を消しつつある。祖父の頃、二百数十軒を数えた京都の桶屋もわずか数軒という。「生き残るため、自らが進化する」。その決意は、揺るぎない。【土居和弘】

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